記事公開日:2022.07.08
最終更新日:2023.01.20

AIを導入するならまずは自社のITインフラを確認しよう

AIシステムの市場規模が急成長する一方で、そのプロジェクトの多くが消滅しています。その背景の1つに、従来のITインフラと、AIを実装するためのITインフラの違いがあると考えられています。

1.ITインフラがAIプロジェクトの成功を左右する

新型コロナウイルスの影響でDXへの取り組みは大きく加速しました。AIシステムへの投資意欲や投資金額も増加し、すでにAIは多くの業界において競争に勝ち抜く上での必須要素だと考え始められています。
AIプロジェクトの多くはPoC(概念検証)を実施し、そこで実現可否を判断します。しかしその段階で躓き、本番稼働に行きつけずに消滅してしまっているプロジェクトも多く存在します。米調査会社ガートナーによると、その割合は47%であり、約半数が本番稼働前に頓挫している現状となっています。また、同調査からは、全回答者の30%が「従来型のITインフラにAIソリューションを統合する際の複雑さがAIプロジェクト最大の障壁」だと考えていることも公表されています。つまり、ITインフラがAIプロジェクトの成功を左右する重要な要素となっているのです。

2.従来のITインフラとAIに対応できるインフラの違い

従来のITインフラとAIに対応できるインフラの最大の違いは「AI技術が発展途中であること」です。具体的には従来のITインフラにはない、「保守」と「拡張」の難しさの観点からご紹介します。

・保守の難しさ
AI分野は現在、世界中の大学・企業などが取り組む研究対象であり、その成果として日々さまざまなソフトウェアが公表されています。それらの多くはOSS(オープンソースソフトウェア)を組み合わせて構築されており、要は、ノウハウが整理されていないままの公開情報を組み合わせているため、その分不具合が生じる可能性も高いのです。企業がAIを導入する際も、この無償のOSSを使用することが多いのですが、セキュリティ面では企業のIT部門が求めるレベルの保守が無償のOSSでは提供されないのが一般的です。この点においてIT部門としては保守が受けられないことが大きなリスクとして捉え、保守ができないものは導入できないと考える企業も多くあります。
・拡張の難しさ
従来のITインフラはAIプロジェクトによって拡張できることを想定しておらず、そもそも拡張できない状態である企業は多い現状です。それにより機会損失が発生する可能性もあります。

AIプロジェクトを始動する前に社内のITインフラをどのような基準で整備しているかを一度確認いただき、いざAIプロジェクトを始める際に上記のポイントについて問題がないかを確認してみてはいかがでしょうか。

 
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