DX GLOSSARY DX用語集

デジタルやAI、ロボットに関する技術用語集

CRMとは

CRMとは

CRMとは、Customer Relationship Management の略で、日本語では顧客関係管理や顧客関係性マネジメントと訳されます。近年では、CRMというとデジタルソフトをイメージするかもしれませんが、本来、CRMは顧客の情報を収集・分析して一元管理し、最適かつ効率的なアプローチを行うことで顧客との良好な関係を築いていくマネジメントのことをさします。
顧客情報をデータベースに格納し、一元管理システムとして構築されたものが「CRMシステム」です。システム化することにより、顧客情報を効率的に管理・視覚化することができます。

CRMシステム機能

CRMの代表的な機能としては下記の通りです。

・顧客管理
:各顧客の顧客の氏名・会社名や年齢、性別、電話番号、メールアドレスなどの基本情報や購入・対応履歴などの一括管理が可能です。
・顧客解析
:リアルタイムの顧客データベースをもとに多角的な分析が可能で、分析データをもとにしたマーケティング活動が可能です。
・プロモーション管理
:最適な顧客をデータから抽出し、メルマガやDMなどの配信が可能です。

そのほかにも下記のような機能があります。

  • 問い合わせ管理
  • MA(マーケティングオートメーション)
  • SFA(営業支援システム)など

導入メリット

・受注確度の向上・適切な在庫管理
顧客情報を一元管理しているため、情報共有が容易になります。これによって顧客に対しての需要予測の精度が上がるようになり、受注確度が向上するほか、在庫管理も適切に行えるようになります
・正しい顧客理解
一元管理システムとして顧客情報を管理することで、分析が容易になります。これによって顧客に対する最適な製品・価値を提供することができるようになります。
・営業管理業務のプロセスが体系化される
顧客情報が一元管理されることで社内での業務プロセスが明確化され、属人化を防ぐことができます。これにより、その業務に対する評価が適切に行えるようになる他、業務の継承が容易になります。

Microsoft Dynamics 365 について

数多く存在するCRMシステムのうちの一つである、Microsoft Dynamics 365 をご紹介させていただきます。
Microsoft Dynamics 365は、Microsoft社が提供しているCRMシステムです。豊富な機能やカスタマイズの幅が広いことから多くのユーザーを獲得しています。その特徴をご紹介させていただきます。

・Microsoft Officeとの連携
Microsoft製品であることから、メジャーであるWordやExcelといったOfficeソフトとの連携が得意です。また、UIも見慣れたものとなっているため、操作も簡単です。すでに在庫管理等でOffice製品を使用している場合は導入が比較的容易です。
・導入コストが安い
他の製品と比べて、月々の価格が安いこともDynamics 365の売りです。また、利用機能を絞ったエディションもあるため、社内の目的に合わせてコストを削減できます。

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