Power BI
Power BIとは、Microsoft社が提供しているBIツールの製品・サービスの総称です。
BIツールの中でも「セルフサービスBI」と呼ばれるジャンルに属しています。
そもそもBIツールとは、企業が個々に保有している膨大なデータについて、収集・蓄積・分析・加工を行うことで、経営戦略の為の意思決定を支援することを目的としたツールのことです。※BIについて詳細(https://smart-factory.funaisoken.co.jp/glossary/210430/)
このBIツールの中でも注目されているのが「セルフサービスBI」で、ITに関する高度な知識やスキルを持たない現場のエンドユーザーでもある程度知識があれば簡単に操作することができます。通常、データ分析を行う場合にはプログラミングの知識が必要不可欠ですが、Power BIは、プログラミング知識がなくともデータ分析が行えるように設計されています。
Power BIの機能
下記のような機能を基本的にノンプログラミングで実行できます。
- 各種データ処理(抽出、変換、統合など)
- 視覚化された分かりやすいレポートを作成
- 作成したレポートを組織内の人と共有
- 作成したレポートを定期的に自動更新
特徴
Power BIの主な特徴は以下の通りです。
- ノンコーティングで、見栄えの良いレポート/ダッシュボードを作成できる
- モバイル対応(iOS、Android 端末にも対応可能)
- Google Analytics やSalesforce、Facebook にも対応(SaaS への接続も可能)
- オープンデータの取得が可能
- 統計予測、予測解析にも対応
- 機械学習にも対応
- リアルタイムレポートにも対応
- 様々なデータソースからのデータ取得が可能
- インタラクティブなグラフ操作が可能
- レポートの共有が可能
ライセンスについて
Power BIのライセンスには無料版、Pro、Premiumの3種類があります
価格 | Power BI Pro | ¥1,090(ユーザー/月単位) |
---|---|---|
Power BI Premium | ¥2,170(ユーザー/月単位) | |
¥543,030(容量/月単位) |
では、Power BI 無料版とPro、Premiumのどれを選ぶべきなのでしょうか。実際は、Power BIの無料版は機能的にほとんど有料版と変わりません。先ほどご紹介した各種データ処理やレポート作成など同じ分析・作業が可能となっています。では、なにが違うのか、有償版の特徴は以下の通りです。
- ・行レベルセキュリティ
- データの読み込み時にテーブルの行レベルでアクセスを制御する機能
例:複数人のメンバーにレポートを共有している場面で見せたい人に見せたいデータだけを見せることが可能。 - ・オンプレミスのデータソースにアクセスできる
- 組織のファイアウォールの内側でレポートを配布できる。「利用する情報の機密保持」という面で安全性が高い。
- ・データ更新の頻度
- 無料版1回/日Pro8回/日、Premiumu48回/日
- ・グループ機能
- 有償版ではグループを作成して、グループのダッシュボード/レポートの作成が可能。
以上の内容が有償版の主な特徴です。そのため組織でデータを共有したい場合は、セキュリティや機能面から有償版を選択するべきだと考えられます。
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