ロボットエンドエフェクター
- ~目次~
- 1.ロボットエンドエフェクターとは?
- 2.ロボットエンドエフェクターの用途
- 3.ロボットエンドエフェクターを選ぶ際の注意点
1.ロボットエンドエフェクターとは?
ロボットのエンドエフェクターとは、ロボットアームの先端に取り付けられ、ワークに対して作業を直接行う部品です。
マニピュレーター等にも取り付けられ、物体をつかんだり、持ち上げたり、操作したりする役割を持っています。
2.ロボットエンドエフェクターの用途
エンドエフェクターは、さまざまな目的で使用されますが、主に次の2つの用途に分類することができます。
持つ:
先端に爪や吸盤がついているエンドエフェクターは、物体をつかんだり保持したりすることができます。
爪のついたエンドエフェクターは、微妙な動きをプログラミングすることで、さまざまな形状やサイズの物体を確実につかむことができます。
吸盤は、真空吸着を利用して平滑な表面の物体を保持することができます。
溶接する/切断する:
先端に溶接トーチやレーザーがついているエンドエフェクターは、溶接や材料の切断などに使用することができます。
溶接電極を備えた溶接トーチは単純な溶接作業を行うことができ、またレーザーは正確な切断や彫刻作業を行うことができます。
3.ロボットエンドエフェクターを選ぶ際の注意点
工場で適切なロボットのエンドエフェクターを選ぶ際には、いくつか注意すべき項目があります。
物体の特性を考慮すること:
作製したいワークのサイズ、形状、重さ、材料などを考慮すべきです。
エンドエフェクターの種類によっては、可搬重量を超えてしまっていたり、つかむことができない形状等もありますので、確認する必要があります。
導入目的を明確にすること:
エンドエフェクターが行う必要のあるタスクを明確にします。
先述の通り、具体的にどのようにつかみたい/溶接したい/切断したいを明確にし、要件に適したエンドエフェクターを選ぶことが重要です。
ロボットとの互換性を考慮すること:
エンドエフェクターが取り付けるロボットへの制御システムと互換性を考慮すべきです。
ものによっては、エンドエフェクターとロボットをつなぐためのソフトを作成する必要があるため、注意が必要です。
これらの要素を考慮することで、工場で効率的で生産性の高い、かつ安全性を確保するための適切なロボットエンドエフェクターを選択することができます。
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