モーターローラ

～目次～

1.モーターローラの概要

2.モーターローラの革新性

1.モーターローラの概要

ローラの内部に駆動装置が入っているモーターローラは、産業界における搬送装置の進化形として注目を浴びています。
この機器の最大の特徴は、「ローラが小型でコンパクトである点」にあります。
この特徴は、従来のコンベアやローラでは実現することができない革新性を持っています。

2.モーターローラの革新性

革新ポイント①：レイアウト設計の柔軟性
モーターローラは、レイアウト設計において非常に柔軟性があります。
従来は大型の搬送装置が主流であったため、手狭な工場では導入が困難でした。
モーターローラは非常にコンパクトな構成単位からなるため、狭い工場や、複雑なレイアウトの工場において柔軟な搬送経路の確立を行うことができます。
また、比較的手軽に装置の移動が行えるため、生産ラインの変更にも柔軟に対応することができます。

革新ポイント②：省エネルギー
モーターローラは、従来の搬送装置と比較して省エネルギー性を備えています。
コンベア等の従来の搬送装置は、一括で制御管理されているため、駆動させた場合全てのコンベアが作動します。
少量の製品を搬送したい場合でも全てのコンベアが作動するため、エネルギーの無駄が存在しました。
これに対して、モーターローラは必要な場所でのみローラを動かす仕組みを持っています。
このため、無駄なエネルギー消費を削減することができ、環境的にも経済的にも良い効果をもたらします。
上記の様な革新性から、モーターローラは製造業や物流分野で大きな注目を浴びています。

近年では、IoT（Internet of Things）センサを利用した予知保全やトラブル場所の検知を行うことも可能になっており、さらに導入が進むと考えられます。

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