QC
QCとは「Quality Control(品質管理)」の略であり、製品やサービスの品質を確保し、維持・向上させるためのプロセスや活動の総称を指します。
品質管理は顧客満足度や信頼性の確保、原価改善につながる大きな要素です。
- ~目次~
- 1.「QCサークル」とは
- 2.QCサークルの目的とメリット
- 3.QCサークルのデメリット
- 4.まとめ
1.「QCサークル」とは
品質管理において、品質改善活動の小集団のことをQCサークルと呼びます。
QCサークルは、従業員が自発的に品質や効率を向上させるために共同で小さなチームを作り、結集したものです。
チーム内では具体的な品質改善のテーマや課題を選定し、課題の分析、改善活動とアクションを起こします。
2.QCサークルの目的とメリット
QCサークルでは、活動を通じて品質の向上が望めます。
これは、サークル活動で現場の問題点を明確化し、対策を考え、実施するからです。
また、従業員が自発的に品質管理の改善に向けた活動を行うため、従業員の問題意識の育成、課題解決能力の向上、PDCA サイクルの適用など組織全体の活性化にもつながります。
3.QCサークルのデメリット
これまでの話だと、QCサークルはいいことだらけの様に聞こえますが、デメリットや課題もあります。
QCサークルでは従業員同士が各々の現場の問題点を見つけ、チームに伝えるためにある程度のアウトプットが必要になります。
そのため、普段の業務のほかにアウトプットを作成する工数がかかります。
また、アウトプットを作り、発表することが目的となり、本来の目的である改善活動がおろそかになるケースが考えられます。
4.まとめ
QCサークルは適切な運用を行えば品質向上のほかに従業員の能力向上において非常に効果的な現場改善活動となります。
そのため、活動頻度を適正に保ち作業者の負担とならないように役割分担を社内で管理する必要があります。
▼レポート無料ダウンロード お申し込みはこちら▼