SQL
SQLは、ISO(国際標準化機構)で規格化されたデータベース言語です。SQLは、データベース内のデータのクエリや更新、管理などのタスクを実行するために使用されます。
- ~目次~
- 1.データベース言語とは
- 2.SQLの種類
- 3.SQLを使えるデータベース
1.データベース言語とは
まず、データベースとは集めたデータを整理し、操作できるようにしたものです。データベース言語はデータベースを扱うための言語であり、コンピュータ自体に処理を行うプログラミング言語とは異なります。そのため、構成はプログラミング言語と比べてシンプルであり、データの取得、更新、削除、挿入、データベーススキーマの定義を主な目的としています。
2.SQLの種類
SQLには大きく分けて3つの種類があります。
データ定義言語(DDL: Data Definition Language)
データベースオブジェクト(テーブル、ビュー、インデックスなど)を作成、変更、削除するためのコマンドを定義します。
データ操作言語(DML: Data Manipulation Language)
データの検索、挿入、更新、削除など、データベース内の実際のデータを操作するためのコマンドを提供します。
データ制御言語(DCL: Data Control Language)
データベースへのアクセス権や権限の管理を行います。
3.SQLを使えるデータベース
上記にあるように、SQLは規格化されているため、1つのデータベース用SQLを覚えたらほとんどのRDBで利用可能です。以下は、主なデータベースで使用されるSQL対応データベース管理システムの例です。
MySQL
オープンソースかつ広く使用されているリレーショナルデータベース管理システム。多くのWebアプリケーションで使用されています。
PostgreSQL
オープンソースで高度な拡張性を持つデータベース管理システム。豊富な機能とACID準拠のトランザクションを利用できます。
Microsoft SQL Server
Microsoftが提供するデータベース管理システム。Windowsプラットフォーム向けに開発されていますが、Linuxにも対応しています。
SQLite
サーバーレスでシンプルなデータベースエンジン。軽量かつ埋め込み型で、アプリケーションやモバイルデバイスでよく利用されます。
Oracle Database
産業用途でよく使用されるデータベース管理システム。高度な機能とスケーラビリティを利用できます。
MariaDB
MySQLの派生で、オープンソースかつコミュニティによってサポートされているデータベース管理システム。