サイロ化
- ~目次~
- 1.システムにおけるサイロ化とは
- 2.サイロ化してしまう原因
- 3.サイロ化による弊害
- 4.サイロ化の解決策
1.システムにおけるサイロ化とは
システムにおけるサイロ化(英:silos)とは、企業や組織内で構築された異なるシステムが連携しておらず、独立している状態を指します。
異なる部門や事業部門が、それぞれ独自のデータやプロセスを有し、これらが統合されないまま独立して運用されることで、情報共有や業務プロセスの統一が難しくなります。
2.サイロ化してしまう原因
サイロ化が発生する主な原因は下記の二点です。
一つ目は、組織的な連携不足です。
部分最適的に、部門ごとに独自のシステムやアプリケーションを構築してしまうと、部門間で連携を獲ることが難しくなります。
二つ目は、技術的な連携不足です。
異なるシステム間での情報の受け渡し連携が不十分であると、データが閉じられた状態で保持され、他の部門やプロセスとの効果的な情報共有が妨げられます。
3.サイロ化による弊害
サイロ化による弊害は、主に下記のような例が挙げられます。
一つ目は、データを効率的に活用できないことです。データ統合が難しいということは、活用できるデータが制限されることと同義です。データ活用の重要性が増している現代においては、非常に大きな弊害となります。
二つ目は、コストと作業効率が悪化することです。複数の独立したシステムを運用していると、言わずもがなライセンス費用や開発費用がかさみます。またデータが統合されていないと、作業者が二重入力や、転記をする必要性が出てきてしまい、作業効率の悪化を招きます。
結果としてコストや作業効率に多大な悪影響を及ぼします。
4.サイロ化の解決策
では、サイロ化はどのように解消すればよいのでしょうか。
サイロ化の解消のためには、会社全体を俯瞰し、全体最適的にシステム活用を進めていくこと求められます。部門ごとにサイロ化の解消に取り組むことは非常に困難です。
なぜなら、部門担当者はその部門の視点でしかシステム活用をすることができないからです。必ず、会社全体を俯瞰しながら、システム統合・活用をしていくべきです。
また、近年では、ローコード開発ツールや統合プラットフォームの導入により、異なるシステムを簡単かつ効果的に統合し、サイロ化を解消することができる様になっています。
これらの技術を使うことで、サイロ化を解決していくことができます。
▼レポート無料ダウンロード お申し込みはこちら▼