中小企業 製造業がデジタル化・DXに取り組む必要性と推進に必要なマインド

  • 工場DX
公開日
更新日
執筆者船井総研 製造業・工場DX経営コンサルグループ
コラムテーマDX
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1.はじめに

本コラムでは、中小企業・零細企業の製造業企業が、昨今のデジタル化・DX化に対応する必要性とデジタル化・DX推進に必要なマインドについて説明をします。
現在押し寄せてきているデジタル化・DXの波の大きさは、過去のIT化の波と比べてもとても大きいものです。これまで、何とか波を乗り越えてきた企業にとってもこの波はやり過ごすことは難易度が高い状況です。それはなぜでしょうか?

その理由は2つあります。
1つ目は、今回のデジタル化・DXの大きな流れの背景にある社会的な原因。
2つ目は、デジタル化が一般生活の至る所に入り込み、現在の私たちの暮らしを土台から支えており、使えないとトラブルになる程、必要不可欠なツールになったためです。

上記の理由について詳細は後述するとして、今回の波に応じず、デジタル化・DXに取り組まずにそのままにすると、生産自体は続けられたとしても、最悪の場合、関係会社とのITレベル・リテラシーレベルに乖離が発生し、関係を継続出来なくなる可能性があります。
以下の章で、上記の詳細とデジタル化・DX推進に必要なマインドについて説明をします。

2.2つの理由

はじめに挙げた2つの理由について説明をします。

まず、1つ目の理由「今回のデジタル化・DXの大きな流れの背景にある社会的な原因」の中で、代表的な原因を下記します。
  • 少子化による国内労働力の奪い合い
  • SGDsによる環境資源保護取り組みを評価する高まり
  • ブラック企業問題の是正
  • 労働生産性の向上取り組み
以上のような、従来であれば意識していなかった事象が当たり前になってきており、それに対応するには、今までの当たり前から脱却する必要があります。人手に頼った対策では限界があり、それ以外の力・ツールを使用する必要があります。

次に2つ目の理由「デジタル化が一般生活の至る所に入り込み、現在の私たちの暮らしを土台から支えており、使えないと不便を感じる程、必要不可欠なツールになった」についてです。
デジタルネイティブ・Z世代と呼ばれる世代が誕生している事からも、デジタル技術は、私たちの生活の一部になっています。そのため、デジタル技術の活用前提で、物事を改善する必要があります。もちろん、従来の知恵・工夫で改善することは今後も必要ですが、デジタル技術・デジタルツールを使用することを同じレベルで最初から考えることが当たり前になってきています。
このように、今までの「数十年の間、当たり前に持っていた考え・価値観」が今後は、その前提から変わることから、当たり前ではなくなることが予想されます。

3.これからの当たり前

仕事で例えますと、今まで書面上で確認していた指示書や注文書等が、ペーパーレス化技術により、ディスプレイ上に表示されて、印刷は一切されないことが主流になります。紙に印刷して保管することが、最も安心とされていたことが、データ化して、クラウドに保存したほうが、偽造・紛失のリスクを無くせるからより安心と考える時代になってくるのです。そうなると、書類の郵送やFAXは、相対的に信頼性が低下し、使われなくなっていき、電子帳票やEDIが主流になります。そうすると、FAXしか使えない会社との取引は中止するといったことも考えられます。
若干飛躍した話になりますが、デジタル化が進むと、利便性を高めるため、色々なところで標準化・規格化が行われて行きます。そうすると、デジタル化を進めている企業間で情報のやり取りが共通化される一方、デジタル化に対応をしない企業は少数派になり、不便な企業とみなされ、淘汰されていくかもしれません。また、これからの若年層はデジタル化に取り組んでいない企業には応募しないといった情報があります。そうすると、人材の確保にも苦戦することになり、いくら良い製品を作っていたとしても、今後、生き残れない可能性が高まります。

4.デジタル化・DXに必要なマインド

では、自社でデジタル化・DXを推進するにはどうしたらよいでしょうか?
この点については、以下の必須ポイントがあります。

  1. 経営者自身がデジタル化・DXを自社がメインで推進することを決心する
  2. 将来の目的・目標を明確にする
  3. デジタルシステムは、目的・目標を達成するためのツールであり、導入がゴールではないことを認識する
  4. ベンダー等の協力会社に任せっきりしない

情報収集や相談に、ITコンサルタントやシステムベンダーを積極的に活用することはよいことですが、彼らが自社の業務を改善し、目的・目標を達成してくれるわけではありません。彼らと協力しながら、自社がメインとなって推進し、目的・目標を達成する覚悟が必要なマインドです。

5.まとめ

今回のコラムでは、製造業を生業とする、中小企業・零細企業がデジタル化・DXに取り組む必要性とその推進、達成に必要なマインドについて説明をさせていただきました。現在のデジタル化・Dの勢いは凄まじく、時流と呼べるほどの流れです。今回のデジタル化・DXに必要なマインドを覚えていただき、自社の業務改善、成長発展のお役に立てていただけたら、幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
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執筆者 : 船井総研 製造業・工場DX経営コンサルグループ

船井総研の製造業・工場DX経営コンサルグループは、中堅・中小製造業に特化した工場DXコンサルティングを提供しています。現場で培った「利益を生む自動化」の成功モデルを軸に、IoT活用、ロボット導入、基幹システム刷新など、生産性向上から人手不足解消まで幅広く対応。工場経営の課題をトータルに解決します。