パラレルリンクロボット
パラレルリンクロボットとは、
天井や装置上部から吊り下がっている姿が特徴的な、複数のリンクを持つロボットの事です。
リンクと呼ばれる骨組みの部分を持ち、UFOキャッチャーのような形をしています。
パラレルリンクロボットは、
それ以外のスカラロボットや、六軸多関節ロボットなどのシリアルリンクロボットとは異なる分類に分けることもできます。
大きく異なる点としては、シリアルリンクロボットが1本のアームを持つのに対して、パラレルリンクロボットが、その名の通り並列(パラレル)に並んだ複数のリンクを持つ点があげられます。
構成要素としては、
- 天井から吊り下げられているベース部分
- ベースから伸びる骨組みのリンク部分
- リンクとリンクをつなぐジョイント部分
に大きく分けられます。
リンクは画像のように3箇所からそれぞれ2本ずつ計6本、ベース部分から伸びておりリンクのそれぞれについているモーターが駆動することで動く機工になっています。
特長としては、
- シンプルな機構のためメンテナンスが容易であること
- 3点のリンクが1点に集中するため、高精度かつ高出力の動作ができること
となっています。
具体的に活用のメリットが出る工場・製造工程の例としては
- 3対のアームを駆使したバリ取りや研磨工程
- 高速かつ高精度な動作を活かしたピッキング作業
があげられます。
パラレルリンクロボットは、一番動作の早いロボットともいわれています。
ライン工程におけるピッキング作業など単純な細かい部品のピッキングなどについては、大きく活躍が期待できるロボットです。
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自動化・ロボット化事例集 vol.2
本事例集は、全国の先進的な工場が取り組む「自動化・ロボット化」の事例をまとめたものとなります。
これから自動化・ロボット化に取組もうと考える皆さまに、
「工場にロボット・IoTを導入する」ための具体的なノウハウを、
事例を通して知っていただくことを目的に作成しました。
※こちらの事例集は、導入を検討している工場の担当者様限定となっております。
同業他社、メーカーや商社、SI事業者の方にはご送付をお断わりさせていただいております。
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