DX GLOSSARY DX用語集

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UI

普段使用しているソフトウェアやアプリ、サイトにはすべてUIというものが使用されており、ユーザー側が感覚的に使うことができるように様々な工夫がされています。
UIを向上させることでサイトの訪問数やアプリのダウンロード数、使用頻度が高くなるという効果が期待できます。
今回は、UIについての説明と向上させることのメリット、システムにおけるUIの考え方について説明いたします。

~目次~
1.UIとは
2.UIを向上させることのメリット
3.UI向上の具体例

1.UIとは

UIとは、ユーザーインターフェースの略であり、システムの画面の見え方や操作性を表しています。
普段使用しているシステムは、大きく分けてフロントエンドとバックエンドに分かれます。

フロントエンドはシステムの中で直接ユーザーの目に触れる部分のことを指します。文字を入力する部分、メニューを表示するボタン、スクロールさせるスライド等が該当し、バックエンドをユーザーを結ぶ役割を担います。
また、バックエンドはサーバーやデータベースなどのユーザーの目に見えない部分のことを指します。データ保存や加工、検索や計算などの処理を行い、フロントエンド側へ結果を受け渡す役割を担います。

今回説明するUIはフロントエンドのことを意味します。

ユーザーが操作しやすいようなボタン配置にすることや、メニュー表示、テキストボックス表示に変更することを、「UIを向上させる」とよく表現します。

2.UIを向上させることのメリット

a.操作性の向上
UIを向上させることにより、ユーザーはより感覚的に操作することが出来るようになります。
最近のアプリやソフトウェアは説明書なしで操作できていることがほとんどです。これらはすべてUIが向上されている恩恵です。
b.サイト訪問数やアプリの使用頻度の向上
感覚的に操作ができないと、欲しい情報を得るまでに時間がかかってしまい、利用者にとって負担がかかってしまいます。その結果、同じサイト、アプリから別の情報を得る、という行動がなくなってしまうため、訪問数や使用頻度は減少してしまいます。
UIを向上させることで、欲しい情報を得るまでのページ遷移の過程における負担を出来るだけ減らすことができるため、結果的に訪問数増、使用頻度増につながります。

3.メリットデメリット

では、どのようにUIを向上させるのが良いのか、本質は「ユーザーが使用しやすいようなデザイン」であることです。
この本質を達成するための具体的な手段として、具体例として以下が挙げられます。

【具体例】

  • ナビゲーションバーの配置を画面下部に配置する
    →使用頻度の高いものはスマホ操作の際、親指が届く位置に配置することでスマホの持ち替えが必要なくなり、負担が減る。
  • 「はい」「いいえ」のボタンの色を変更する。
    →文字情報のみでなく、色情報でも判断できるようにすることで、押し間違いを防ぐことが可能となる。
  • 入力されていないテキストボックスの色を変更する。
    →単に「入力されていません」のエラー表示だけではなく、どの項目が入力されていないのかを視覚的に判断できるようにすることで入力されていないテキストボックスを探す手間が省ける。

ほんの少し工夫を加えるだけで効果が大きく得られるため、普段使用しているサイトやアプリではどのような工夫が施されているのかをチェックすることが大切です。

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