PWA
スマホユーザーが会員サイトなどへアクセスする際、ブラウザを開いて対象URLへアクセスする必要があり、訪問までに手間がかかってしまうというデメリットがあります。
このデメリットを解決するためのPWAという技術について、説明していきます。
- ~目次~
- 1.PWAとは
- 2.PWA導入のメリット
- 3.PWAのデメリット
1.PWAとは
PWAとは、Progressive Web Appsの略で、モバイルブラウザの動作環境を用いながら、スマホアプリと同じ機能を使用することができる、という技術です。
アプリをインストールする場合、App StoreやGoogle Playストア等からインストールするのが一般的ですが、PWAという技術を使用すると、Webサイト経由でインストールすることが可能になります。
また、従来のアプリと同じようにプッシュ通知も可能となります。
2.PWA導入のメリット
PWAを導入することによって、得られるメリットは以下の3点となります。
- a)UX向上
- PWAによってスマホのホーム画面にインストールすることで、わざわざブラウザから対象URLへアクセスすることなくサイト訪問が出来るようになります。また、インストールすることによってブラウザ特有のアドレスバーやツールバーの表示も消えて全画面表示されるため、画面を広く使うことが可能となります。
- b)ローンチまでの工数削減
- アプリストアに掲載するためには、審査が必要となるのに対し、PWAではウェブサーバーへのアップロードのみで完了するため、審査が必要ありません。これにより、ローンチまでの時間が比較的短くすることができます。
- c)サイト訪問率向上の期待
- Webサイトとして訪問を待つだけでなく、PWAとしてホーム画面にインストールしておくことが可能であるため、サイトの訪問率向上を見込むことができます。
3.PWAのデメリット
これまでPWAについてメリットを述べてきましたが、デメリットももちろんあります。
- a)ネイティブアプリにはかなわない
- PWAは、現在はあくまでWebサイトをアプリ形式で表示させるものにすぎません。そのため、ネイティブアプリのようなアプリストアからインストールした複雑な構成のアプリはPWAでは実現できません。
- b)アプリ用のUIを別途設計する必要がある。
- 具体例として、Webサイト上にはブラウザの戻るボタンがありますが、PWAによってインストールした際には戻るボタンがありません。そのため、サイト上に戻るボタンを設置する必要があります。
このように、ブラウザのUIに依存していた部分をサイト上で実装する必要があるので、そのノウハウを蓄積していく必要があります。
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