アーク溶接
近年注目されているDX化の中で、注目度の高いものが機械化による「省人化」になります。今回は「省人化」を担うものとして溶接ロボットの役割である「アーク溶接」についてご紹介いたします。
- ~目次~
- 1.アーク溶接とは
- 2.アーク溶接の種類について
- 3.メリットとデメリット
1.アーク溶接とは
アーク溶接とは空気中の放電現象を利用し、熱エネルギーによって金属同士をつなぎ合わせる溶接方法のことです。主に自動車や航空機などの大きいものに使われていることが多い技法になります。基本的には金属などの電気誘導体に使われます。
アーク溶接は半自動溶接を可能にするものであるため、省人化に向いております。一部では溶接部分をガスで覆う「ガスシールドアーク溶接」と呼ばれる方式をとることもございます。
2.アーク溶接の種類について
次に、アーク溶接の種類について紹介いたします。
炭酸ガスアーク溶接、CO2溶接ともいわれます。特徴としては炭酸ガスが反応してしまうためアルミニウムなどの非鉄金属の溶接には適しておりません。
3.メリットとデメリット
初めに申し上げましたように省人化というメリットをもたらす他、スパッタなどから人を守ることもできるということが特徴になります。
ただ一方で、使い方・選び方が複雑なためどのような溶接作業を行いたいのか、母材やワークとの干渉はないか。など、じっくりと知識のある方にご意見を伺いながら検討していくことが大切になります。
人にしかできないことを人に任せるために、機械化できるところは機械に任せてしまうということがDXの醍醐味となりますので、溶接の自動化にご興味を持っていただければ幸いでございます。
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