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シャーリングマシン

板金素材のせん断にレーザー加工機が使われることが増える昨今、本日は高額なレーザー加工機の導入が難しい!という方必見の第二の選択肢と言えるシャーリングマシンのご紹介になります。

~目次~
1.シャーリングマシンとは
2.シャーリングマシンの種類
3.そのほかの加工機

1.シャーリングマシンとは

アルミやステンレスといった板金素材を切断する機械をシャーリングマシンと申します。板金切断機、せん断機とも呼ばれております。

構造といたしましては、まさにハサミのようなイメージとなっており、稼働刃と固定刃によって金属を切断いたします。

また、ダレやソリを防ぐためにサポートというものを活用いたします。サポートの中には磁力によるマグネットサポートやエア吸着によるエアサポートなどがございます。

2.シャーリングマシンの種類

シャーリングマシンの種類は主に2種類ございます。

機械式シャーリングマシン
せん断する刃を動かすための動力が機械のもののことになります。
加工スピードがはやくメンテナンスが簡単という一方で、6mmを超える厚板には向いていない、せん断時の振動・騒音が発生するといった面も見られます。
油圧式シャーリングマシン
せん断する刃を動かすための動力が油圧式のもののことになります。
スピードこそ機械式に劣るものの、圧力を一定に保ちやすいため6mm以上の板金素材も加工できるほか、騒音問題の解消や刃物も長持ちいたします。しかし、メンテナンスが欠かせないというデメリットもございます。

どちらとも、板金素材の幅が1m~6m程度のものが主流となっており、それを超えるものであればレーザー加工機を使用する場合がほとんどとなります。

3.そのほかの加工機

ここからはシャーリングマシン以外の加工機についてご紹介いたします。

レーザー加工機
こちらは導入の際に申し上げました、現代のトレンドとなっているレーザー加工機になります。
熱による金属の切断・加工となるためシャーリング機のように切断面にダレやバリが発生しないので人気があります。
しかし、ランニング費用はシャーリング機の何十倍にもなりますので費用面ではシャーリング機に軍配が上がります。
プラズマ加工機
プラズマを発生させて金属を切断いたします。25mm以上の厚板の切断も可能、コストを上記のレーザー加工機よりも抑えることができるといったメリットもございますが、板材は通電するものに限られるなどのデメリットもございます。

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