パレットチェンジャー
自動化を行う上で念頭に置かれるのが工程自体のロボット化ですが、今回は作業工程自体ではなく機械へ自動でワーク供給を行う為の「パレットチェンジャー」について紹介いたします。
- ~目次~
- 1.パレットチェンジャーとは
- 2.パレットチェンジャーのメリット
- 3.パレットチェンジャーの種類
1.パレットチェンジャーとは
パレットチェンジャーとは金属板(パレット)を工作機械へ供給・搬出するための機械になります。
固定させた状態で供給する為、セットする際にパレットがずれているということもありません。
主にマシニングセンタなどの加工機に併設されます。
重いパレットをいちいち供給・搬送するのではなく、時間があるときにパレットチェンジャーへパレットをセットしておくことで工作機械へのパレット供給におけるタイムロスを減らすことができます。
2.パレットチェンジャーのメリット
- パレットをストックできる
- 加工したいパレットをあらかじめ複数枚数準備しておくことできるほか、加工後のパレットも加工機から取り出してストックできる為、空間・時間を有効活用できます。
- 夜間稼働を助ける
-
自動設定を行うことでマシニングセンタがパレットの加工を終えた際に自動でパレットを搬出・搬入することができます。
そのため、加工に 30 分かかるパレットを10 枚分夜間稼働させたい場合であれば上記の自動供給設定を行うことで 5 時間分の無人稼働が可能です。 - パレットの交換が安全
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マシニングセンタの加工が終わってすぐにパレットを交換しようとすると機械の連続稼働時間が下がってしまうほか、早く交換を行わなければと焦ってしまい従業員に危険が及ぶ可能性があります。
手が空いた際にパレットをセットできるパレットチェンジャーは上記の危険性を排除できます。
3.パレットチェンジャーの種類
パレットチェンジャーにも向き不向きがあります。
今回はパレットチェンジャーの特徴を押さえて説明いたします。
- ループタイプ
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平面で多くのパレットをセットしておくタイプのパレットチェンジャーです。
大きければ俺だけ多くのものをセットできるので連続稼働の助けとなります。 - フォークタイプ
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垂直にパレットを収納するタイプです。
空間を有効活用できるほか、加工したパレットを取り出して追作業するためのスペースが設けられている為、パレットを交換してすぐに追作業にあたることが可能です。
重いパレットに対して有効なものが多いです。
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