DX GLOSSARY DX用語集

デジタルやAI、ロボットに関する技術用語集

塗装ロボット様式

船井総研として昨年よりセミナーを開催し始めた「塗装業界」ですが、まだまだロボット化が進んでいないと感じたり、そもそも自動化についての選択肢が狭いと感じている方が多いように思えます。
そのために今回は塗装ロボットの様式についてご紹介いたします。

~目次~
1.自動化の可能性
2.スプレー様式

1.自動化の可能性

塗装工程の自動化には可能性が多く存在します。
その中でも特に塗装ならではのものをご紹介いたします。

スプレー工程の自動化:
塗装と言えば外せない塗装工程。
3K の代表とも思われる工程の為、職人不足が叫ばれています。
そんな中で「だれでも」「簡単に」「その場にいなくても」塗装を行えるロボットの導入・活用はまさに理想的です。
実際に現場に落とし込まれている事例も多く、展示会止まりの理想論ではありません。
検査工程の自動化:
塗装の中でラインすべてを自動化する場合、難易度がとても高い工程がこの検査工程になります。
吊っている・動いている状態での検査難易度は未だ高いですが、ワークを置く・止めることで確実に検査を実現したり、照明の使用方法によっては自動化が可能な傷もあります。

2.スプレー様式

続いて、スプレーの自動化を行うにあたり欠かせないスプレーガンの特徴をご紹介をいたします。

エアースプレーガン:
よくあるスプレーガンといえばこちら。
導入コストを抑えるためであれば間違いなく有効な選択肢となります。
ただ一方で塗装効率が思わしくないなどが課題です。
ベル塗装ガン:
塗装の品質など、全般的に高い水準を保つ様式です。
対応可能なワークなども多いのですが、導入コストがどうしてもネックになってしまいます。
エアミックスガン:
スプレー様式の中でここ数年の最新技術です。
塗装効率が良いため、環境にも配慮でき、まさに SDGs への試みとも言えます。
自動化の中でネックとなるティーチングも容易とされており、導入コストもベル塗装様式ほど高くない為、ある程度融通が利いて導入しやすい塗装ガンとされています。

今回は塗装業界の自動化についての可能性と各スプレー様式の特徴についてご紹介いたしました。
特にまだ新しいエアミックスガンについての知見が少ない方も多いのではないでしょうか。
これを機に、情報収集を始めてみてはいかがでしょう。

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