DX GLOSSARY DX用語集

デジタルやAI、ロボットに関する技術用語集

KPI

KPI(KeyperformanceIndicator)とは、プロジェクトのゴールまでの各プロセスの達成度を表す指標であり、重要業績評価指標と訳されます。

~目次~
1.KPIとは
2.製造業におけるKPI

1.KPIとは

KPIは、KGI(重要目標達成指標)の中間指標であり、KSF(重要成功要因)とともに目標達成における重要なマイルストーンです。
KPIは、特定の目標や目的を達成するための進捗状況やパフォーマンスを定量化するために使用され、これらの指標は業績評価、戦略的計画、および意思決定の基礎として役立ちます。
例えば、売上高、顧客満足度、生産性向上率、コスト削減率などが一般的な例です。
このようにKPIは、組織が目標を設定し、それらの目標の達成度を追跡および評価するのに役立つツールとして広く利用されています。

2.製造業におけるKPI

では、製造業ではどのようなKPI設定が望ましいのでしょうか。
製造業においてKPIを設定する際、以下のような指標を考慮することが一般的です。

1.生産性
生産ラインや設備ごとの生産量、時間あたりの製品数、生産性向上率などを測定します。

2.品質管理
欠陥率、再作業率、リジェクト率などの品質に関する指標が重要です。

3.在庫管理
仕入れから製品の出荷までの在庫レベル、在庫回転率、未処理在庫などを監視します。

4.作業効率
作業時間の効率性、作業員の稼働率、稼働時間の最適化などを評価します。

5.リードタイム
注文から出荷までの時間を短縮するための指標を設定します。

6.コスト削減
生産コスト、原材料コスト、労働コストなどのコスト削減目標を設定します。

7.保全管理
設備の保守や修理の効率性、故障率、予防保全計画の実施などを評価します。

8.人的リソース管理
従業員のトレーニング、生産力、離職率、欠勤率などの要因を監視します。

9.環境および安全
環境への影響、労働安全性、安全合規性などを評価します。

10.顧客満足度
製品品質、納期、カスタマーサービスに関する顧客の評価を追跡します。
KPIは、目標や戦略に合わせて現実的に達成可能のものにするべきであり、設定後も定期的に進捗の確認を行うことが重要です。

▼レポート無料ダウンロード お申し込みはこちら▼

製造業経営者向けIoTを活用した原価データ取得事例解説レポート

今すぐダウンロードする
用語集一覧