記事公開日:2022.07.04
最終更新日:2022.07.05
DX事例研究会6月開催の一部をご紹介!
6月に開催された船井総研経営戦略セミナー内の分科会としてDX事例研究会を開催しました!
今回はその一部をご紹介致します!
1.工場のスマートファクトリー化!多品種少量生産配管溶接作業のロボット化成功事例
【事例のポイント】
- 幅広い寸法の様々な形状の配管溶接をTIG溶接ロボットによって自動化!
- ティーチングレスのシステムで多品種対応を実現!
- 仮付け~本溶接まで自動化!熟練業務・属人業務の誰でもできる化を実現!
- 事業再構築補助金を活用!低投資での導入を実現!
- ロボットを活用して新分野展開!品質要求が最も厳しい業界の溶接分野へ進出
2.事例の概要
こちらの事例企業では大小さまざまな配管の溶接を行っており、長さは200㎜~5000㎜、径は20A ~300Aと 組み合わせも様々で、非常に幅広い寸法で多品種少量の熟練技術が必要なうえに大径のワークとなると、非常に時間と労力を要する溶接作業を行っていました。
上記のような多品種少量かつ大小様々なワークの溶接作業をロボットで実現するためにロボットスライダーを活用したロボットシステムを導入しました。
熟練の溶接職人しかできなかった作業が、ワークをセットするだけで、ロボットによる溶接できるようになったため若手やパート社員でも作業できるようになりました。
さらに、独自のティーチングシステムを採用することで、一品一品のティーチングが不要となり自社での品種追加が可能となっています。
素材ごとのバラつきについては母材の位置や距離、開先形状を高速かつ高精度に検出するレーザーセンサーを採用しリアルタイムで制御に反映することで、高精度なロボット溶接を実現しています。
3.ロボット導入による効果
今回の溶接ロボットを導入したことによる効果は以下です。
- 職人に依存せず安定した高品質な溶接が可能となった
- 同業他社が取り組んでいないことに取り組んだことで客先からの反響があった
ロボット化する際の重要なポイントとして
- 作業分析
- データ分析
があげられます。
実際にロボット化に取り組む際は闇雲に自動化せず、現状分析をしっかりしたうえで、投資効果に合う導入工程や設備を検討していくことが重要です。
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