記事公開日:2025.11.05
最終更新日:2025.11.05
「前にも似たような案件あったよな…」過去の見積もり探しに費やす時間、年間いくら損してますか?

「急ぎで見積もりが欲しい」
顧客から、一本の電話。図面がメールで送られてくる。
それを見た営業担当者やベテランの技術者は、こう呟きます。
「ああ、これ、半年前にも似たような案件があったな。あの時の図面と見積書はどこだっけ…」
ここから、不毛な「宝探し」の時間が始まります。
サーバーの共有フォルダを片っ端から開いてみる。ファイル名が「***見積書(修正).xlsx」「***見積書(最終).xlsx」などと乱立しており、どれが本当に使われたものか分からない。
紙の図面は、キャビネットの奥深く。分厚いファイルの中から、該当の図面を探し出すのは至難の業だ。
結局、ベテランの記憶だけを頼りに、「あの時は、確かこれくらいで出したはずだ…」と、半ば当てずっぽうで金額を積算し直す。あるいは、面倒になって、結局ゼロから全ての工数や材料費を計算し直す…。
あなたの会社で、こんな光景が日常茶飯事になっていないでしょうか。
この「過去の見積もりを探す手間」と「類似案件なのにゼロから作成する非効率」。これらが、どれほどの経営損失を生み出しているか、計算したことはありますか?
「探す」と「ゼロから作る」が会社を蝕む
この問題は、単に「時間がもったいない」というだけでは済みません。経営の根幹を揺るがす、深刻なリスクをはらんでいます。
- 圧倒的な機会損失(スピード負け)
顧客が「急ぎで」と言っているのに、見積もりを出すまでに半日、あるいは丸一日かかっていたらどうなるでしょう。競合他社が、整備されたデータベースからAIなどを活用し、わずか数十分で見積もりを提示してきたら、勝負は火を見るより明らかです。「探す」時間に手間取っている間に、あなたの会社は、受注という最大のチャンスを失っているのです。
- 見積もり精度のバラつきと、利益の圧迫
ゼロから作り直すということは、その見積もり精度が、担当者のその日のコンディションや経験値に100%依存することを意味します。ベテランが見積もれば適正価格だったものが、若手が見積もると、工数を見誤って安請け合いしてしまい、赤字案件になるかもしれません。あるいは、リスクを恐れて高すぎる見積もりを出し、失注するかもしれません。会社としての「適正価格」の基準がなく、場当たり的な価格設定が繰り返されることで、収益性は安定しません。
- ノウハウが蓄積されない「自転車操業」
過去の案件データは、「この形状なら、この加工機で何時間」「この材質なら、この工具を使うべき」といった、会社の貴重な技術ノウハウの結晶です。それを活用せず、毎回ゼロから考えるということは、せっかくのノウハウをドブに捨てているのと同じことです。組織として全く学習・成長できず、いつまで経っても属人的な「自転車操業」から抜け出せません。
過去の資産を「未来の利益」に変える発想
この問題を解決するには、どうすればよいのでしょうか。
答えは、「過去の見積もりを、個人の記憶やバラバラのファイルから解放し、組織の資産として一元管理する」ことです。
- 全ての図面に、固有の番号を振る。
- その図面番号に、「いつ、誰が、いくらで見積もったか」という見積もりデータや、「実際にかかった工数や材料費はいくらだったか」という実績データを、紐づけて保存する。
たったこれだけのルール化でも、業務は劇的に変わります。「あの案件に似ている」と思ったら、類似の形状や材質で検索をかければ、過去の図面と見積書、さらには実績原価までが、一瞬で目の前に現れる。これほど強力な武器があるでしょうか。
そして今、テクノロジーはさらにその先を行っています。
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このシステムは、過去の図面と見積もりデータをAIに学習させることで、新しい図面を読み込ませるだけで、「類似図面から最適な加工費や材料費を自動で算出する」という、驚くべき機能を提供します。
ベテラン担当者の頭の中にあった「勘どころ」がAI化され、従来は数時間かかっていた作業が、わずか数分で完了する。これは、まさに「過去の資産」が「未来の利益」を生み出す瞬間です。
「過去の見積もりを探すのに手間がかかり、類似案件でもゼロから作成しがち」――。
もし、この一文に「ウチのことだ」と強く共感されたなら、このセミナーはあなたのためのものです。その非効率な業務が、AIによってどう変わるのか、その目で確かめにきてください。
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- ベテラン担当者の経験と勘に頼った見積り作業が属人化している方
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