記事公開日:2025.11.18
最終更新日:2025.11.18
「ITに詳しい人」に任せていませんか?基幹システム導入で最も危険な”キーマン”の選び方

基幹システム導入をプロジェクトとして推進している、またはこれから計画されているご担当者様へ。
「前のプロジェクトで失敗した」「システムを入れ替えたのに効果がイマイチ」… 多くの企業が経験するこの悩みの背景には、共通する一つの致命的な落とし穴が存在します。
実は、基幹システムの成否は、最新の技術や高価なパッケージの機能よりも、ある”人”の存在に左右されると言っても過言ではありません。
今回は、数多くの導入プロジェクトに携わった経験から見えてきた、プロジェクトを成功に導くために不可欠な「最も重要な要素」について、具体的に触れていきます。
1.なぜ、あなたのプロジェクトは失敗したのか?
基幹システム導入で、下記のような声を聞くことはありませんか?
-
✔ コストをかけたのに、いざという時に経営判断に必要なデータが出てこない。
✔ システム化に着手したが、「マスタ整備」で手が止まり、頓挫してしまった。
✔ ITに詳しいメンバーに任せたのに、現場の業務とシステムが噛み合わない。
✔ 過去の慣習を変えられず、結局、新しいシステムに古い業務を合わせる形になった。
これらの失敗の裏には、必ずと言っていいほど、以下の「失敗パターン」のどれかが潜んでいます。
2.基幹システム導入で失敗する5つのパターンとは?
- 目的・目標を曖昧にしたままスタートし、ゴールが途中でブレてしまう。
- システム導入が目標となり、肝心の「業務改善」や「投資効果」を軽視している。
- ベンダーに丸投げし、「システムと業務のミスマッチ」を引き起こしている。
- 最も重要な”キーマン”の選出を間違え、現場の抵抗を抑えられない。
- 計画性がなく、マスタデータの整備や新ルール作成を途中で投げ出す。
3.基幹システム導入を成功させる「最も重要な要素」
成功に必要な要素は複数ありますが、その中でも私たちが断言する最も重要な要素、それは、
「プロジェクトを牽引する”キーマン”を選出する」ことです。
システム導入とは、システムを入れることではなく、「変革」です。過去の慣習や固定概念を壊し、新たなルールを設ける必要が出てきます。
この重大な「変革の判断」を下すのがキーマンの役割です。
経営層と現場、双方の意見を理解し、バランスをとれる「政治力」
「なぜ変革が必要か」を全社員に提言できる「コミュニケーション能力」
IT知識以上に、自社の業務全体を俯瞰できる「全体最適の視点」
…ITスキルやパソコン知識だけでは、決して務まりません。
基幹システム導入プロジェクトは、この「キーマン選出」が成功の9割を決めると言っても過言ではありません。
貴社では、この「キーマン」となるべき人物は明確でしょうか?
【皆様の会社でこのようなお悩みはありませんか?】
- 企画・戦略策定の課題
- 漠然と「今の業務をITでどうにかしたい」と考えているが、何から手をつけて良いかわからない
- システム導入を検討しているものの、具体的な要件が固まっていない
- 業務の効率化・自動化の必要性を感じているが、会社として具体的な目的や方向性が定まっていない
- 他社の成功事例を見て「うちも導入すべきか?」と考えているが、自社に合うか不安
- AIやクラウドなどの新しいデジタル技術の導入に関心があるが、どこから手をつければ良いかわからない
- 事業成長を見据えた拡張性の高いシステム基盤を検討したい
- 課題解決・効果最大化に関する課題
- 現状の基幹システムが老朽化し、刷新の必要性を感じている
- 部門間の連携不足をシステムで解消したいと考えている
- データ活用・分析を進めたいが、現状のシステムでは難しいと感じている
- 属人化している業務を標準化し、リスクを低減したいと考えている
- 導入・プロジェクト推進の課題
- 過去にシステム導入で失敗経験があり、次こそは成功させたいと考えている
- システム会社からの提案内容が自社の課題解決に繋がるのか、判断に迷ってしまうことがある
- システム導入プロジェクトの進め方に不安を感じている
上記のお悩みに1つでも当てはまる場合は、
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