記事公開日:2019.06.03
最終更新日:2022.12.14

NC工作機械(マシニングセンタ)の製品着脱工程でのロボット導入事例

高温の鍛造加工製品のピッキング及び整列箱詰め工程にロボット導入した事例

企業情報

業種:精密切削部品の加工
従業員数:70人
エリア:長野県

この事例におけるロボット化によるメリット

既存業務のロボットによる自動化・加工機の稼働率の上昇
ロボットでの少量多品種生産への対応

当社の課題

NC工作機械(マシニングセンタ)においてプログラム自動運転だが、多品種生産を行うに当たっては、段取替え作業と共にワークの着脱作業も人手で行うことが一般的です。
その為、マシニングセンタの稼働率は低く、3交代勤務で24時間生産しても、マシニングセンタの稼働率は55%の状況でした。

ロボットを導入した工程

NC工作機械(マシニングセンタ)の切削加工における、製品の着脱工程に協働ロボットを導入。

ポイント

マシニングセンタ7台に対して5台の多関節ロボットを配置し、着脱工程のハンドリングを自動化しました。
多品種生産では、行員が作業をする関係上、ラインにいつでも人が接近できる自由度が重要でした。ロボットを導入するにあたり、リスクアセスメントを行った上で安全柵を設置しない協働ロボットを採用しました。

協働ロボットを導入した結果、マシニングセンタの稼働率は55%から77%に上昇し、6人で24時間管理していたラインは3人に省人化できました。「多品種」とは何品種で、「少ロット」とは年間何個なのか、製品ごとの生産状況を明らかにして層別化し、ロボット化対象を重点化・明確化したことが、成功ポイントでした。

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