記事公開日:2022.02.03
最終更新日:2023.01.20
《無料お試し参加受付中》ファクトリービジネス研究会 スマートファクトリー経営部会
ファクトリービジネス研究会 スマートファクトリー経営部会とは
多品種少量生産型の製造業を営む企業様を対象とした、ものづくりの生産性向上に関する経営研究会です。
国内製造業における人手不足、特に熟練者不足が今後もより進んでいく中、多品種少量生産型の製造業が工場の人手不足を解消し、生産性向上を実現するためのAI化・ロボット化等について、実際の導入・活用事例をもとに研究していきます。
AIを活用した自動化装置や産業用ロボットシステム、その他省力化装置等の研究に加えて、それらを活用した工程改善や人員配置改善、効率化等の人的仕組みの研究までを網羅する研究会です。
最新事例の研究や最先端の工場視察等を通じて、ご参加いただく企業様にとって最適な「スマートファクトリー化」の形を追求していきます。
このような企業にお勧め
- 受託型の多品種少量生産で、自動化を上手く進めることができていない企業様
- ベテラン依存から脱却できず、若手も採用できていない製造業経営者様
- 人手不足が深刻化する中で、生産性を高めていきたい製造業経営者様
- 初めてAI化・デジタル化・ロボット化・自動化等に取り組む製造業経営者様
- 今後AI化・デジタル化・ロボット化・自動化等を進めていきたい製造業経営者様
- 工場の視察や最新事例の収集を通じて、最適な自動化の形を模索していきたい企業様
研究会に参加されているのはこんな企業様
- 従業員規模100名以下の製造業
- 一品一様の大型制作物を製造している鈑金加工業
- ベテラン依存を脱却した部品製造業
- 24時間の無人稼働を実現した機械加工業
- 初めて自動化・ロボット化に取り組む樹脂製造業
本研究会でお伝えしたいポイント
- 知識ゼロ・経験ゼロからでも自動化・ロボット化は可能!
- 従業員100名以下の製造業こそ自動化・ロボット化を目指す!
- 人的な熟練業務こそ自動化・ロボット化を目指す!
- 自動化・ロボット化により付加価値を高める!
- 自動化・ロボット化により若手採用を積極的に進める!
本研究会の理念
日本のものづくりを支える中堅・中小製造業の生産性を飛躍的に向上させて、働きやすい工場にする!
そして、若手社員の業界就業率を高める!
中堅・中小製造業における現場の「スマートファクトリー化」を通じて、日本のものづくり生産性を世界トップレベルにする!
1日の講座スケジュール
- 【遠隔リモート勉強会・リアルな交流会の場合】
-
1.最新のスマートファクトリー化情報の紹介(ロボット・IoT・AI・AR・VR)
2.最新ノウハウ導入企業の事例紹介
3.参加者同士の情報交換 - 【視察クリニックの場合】
-
1.現場視察の見どころ・ポイントの紹介
2.現場視察(ロボット・IoT・AIなどの活用現場の視察)
3.現場視察の振り返り・意見交換会
《無料お試し参加受付中》
https://www.funaisoken.co.jp/study/047708
関連コラム
多品種少量生産ロボット導入における人材育成とは?
2020.11.13
中小製造業における多品種少量生産対応のためロボット導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。
近年、人手不足への対応や生産性向上に向けて産業用ロボットの導入が増加しています。
それに伴い産業用ロボットの取り扱いにおける事故(労働災害)件数の増加も懸念されています。
産業用ロボットに関連する事故は重大災害になる可能性が大きく、正しい知識を持った作業者が取り扱う必要があります。
今回は初めてのロボット導入における人材育成について解説していきます。
1.初めてのロボット導入、必要な資格はあるの?
中小製造業において見落としがちな項目として真っ先に挙げられるのが人材育成、特に安全に対する教育についてです。
先にも述べた通り、産業用ロボットに関連する事故は重大災害になる可能性が大きく、ロボットを取り扱う作業者には十分な教育を行う必要があります。
労働安全衛生法では以下のように規定されています。
労働安全衛生法第59条第3項
事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-1/hor1-1-1-6-0.htm
以上のように、事業者は産業用ロボットの教示等や検査等の作業に労働者を就かせるときは、その全員に労働安全衛生法第59条第3項に基づき、特別教育を行うことが義務付けられています。
では、具体的にどのような教育を受ける必要があるのでしょうか?
2.産業用ロボットの取り扱いに必要な資格は?
では、労働安全衛生法において産業用ロボットにおける教育がどのように規定されているのか見ていきましょう。
安全衛生特別教育規定
(産業用ロボツトの教示等の業務に係る特別教育)
第十八条 安衛則第三十六条第三十一号に掲げる業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行うものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行うものとする。(表)
3 第一項の実技教育は、次の各号に掲げる科目について、当該各号に掲げる時間以上行うものとする。
一 産業用ロボツトの操作の方法 一時間
二 産業用ロボツトの教示等の作業の方法 二時間
科 目
範 囲
時 間
産業用ロボツトに関する知識
産業用ロボツトの種類、各部の機能及び取扱いの方法
二時間
産業用ロボツトの教示等の作業に関する知識
教示等の作業の方法 教示等の作業の危険性 関連する機械等との連動の方法
四時間
関係法令
法、令及び安衛則中の関係条項
一時間
(産業用ロボツトの検査等の業務に係る特別教育)
第十九条 安衛則第三十六条第三十二号に掲げる業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行うものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行うものとする。(表)
3 第一号の実技教育は、次の各号に掲げる科目について、当該各号に掲げる時間以上行うものとする。
一 産業用ロボツトの操作の方法 一時間
二 産業用ロボツトの検査等の作業の方法 三時間
科 目
範 囲
時 間
産業用ロボツトに関する知識
産業用ロボツトの種類、制御方式、駆動方式、各部の構造及び機能並びに取扱いの方法 制御部品の種類及び特性
四時間
産業用ロボツトの教示等の作業に関する知識
検査等の作業の方法 検査等の作業の危険性 関連する機械等との連動の方法
四時間
関係法令
法、令及び安衛則中の関係条項
一時間
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-16/hor1-16-1-1-0.htm
以上のように、産業用ロボットの特別教育は規定された時間の教育を受けることが義務付けられています。
3.産業用ロボット特別教育ってどこで受ければいいの?
特別教育は全国各地で行われています。
具体的には、
・ロボットテクニカルセンター
https://www.robotec-center.com/robot_school/course_education/
・安川電機
http://yaskawa-meg.co.jp/tokyo/tokyo-kyouji/
・カワサキロボットサービス
https://www.khi.co.jp/corp/krs/service/introduction/school.html
他にも様々な場所、メーカーで特別教育を受講することが可能です。
導入するロボットメーカーが決まっているのであれば、メーカーの特別教育を受けるのもいいかもしれません。
4.特別教育を受ければロボットは扱えるの?
特別教育を受講すれば、ロボットを扱うのに最低限の教育を受けたと言えるでしょう。
しかし、特別教育を受けたからと言ってその日からロボットを扱えるようになるとは限りません。
ティーチング作業においては専門のティーチング技術者がいるように、非常に難易度の高い作業であり特別教育を受けただけでは実際に現場で使えるレベルには達しないのはお分かり頂けるかと思います。
「ロボット」と一言に言っても、導入するロボットシステムにはそれぞれ特徴があり、中にはカメラ等を用いたビジョンシステムのような付帯機能を持ったシステムを導入する場合もあるでしょう。
そのような場合、カメラやビジョンシステムの知識も最低限必要になってきます。
ロボットを取り扱う人材育成において、そのシステムを専任で任せられる(任せてあげる)人員配置を会社側が考慮する必要があると考えます。
人材不足、特に若手の人材不足に悩む中小製造業においては、最新のロボットシステムを若手に任せることによる新たな技術者の育成が必要ではないでしょうか。
5.おわりに
今回はロボット導入における人材育成について解説しました。
船井総研ではロボットやAIの導入に役立つダウンロードコンテンツやセミナーをご用意しております。
■セミナー開催のお知らせ
板金・プレス・溶接加工業のAI&ロボット導入!社長セミナー
11/18(水) 10:00~12:00/13:00~15:00
↓↓↓セミナー詳細は下記からご覧ください
このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。
https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/
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板金・溶接加工業様向け 多品種少量溶接ロボット導入事例解説レポート
この1冊で多品種少量溶接ロボット導入の具体的事例がわかる!
①多品種少量溶接ロボット導入の進め方
②多品種少量溶接ロボットにおける具体的事例
③補助金を活用した溶接ロボット導入成功事例
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/dltext05-dl.html 中小製造業における多品種少量生産対応のためロボット導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。
近年、人手不足への対応や生産性向上に向けて産業用ロボットの導入が増加しています。
それに伴い産業用ロボットの取り扱いにおける事故(労働災害)件数の増加も懸念されています。
産業用ロボットに関連する事故は重大災害になる可能性が大きく、正しい知識を持った作業者が取り扱う必要があります。
今回は初めてのロボット導入における人材育成について解説していきます。
1.初めてのロボット導入、必要な資格はあるの?
中小製造業において見落としがちな項目として真っ先に挙げられるのが人材育成、特に安全に対する教育についてです。
先にも述べた通り、産業用ロボットに関連する事故は重大災害になる可能性が大きく、ロボットを取り扱う作業者には十分な教育を行う必要があります。
労働安全衛生法では以下のように規定されています。
労働安全衛生法第59条第3項
事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-1/hor1-1-1-6-0.htm
以上のように、事業者は産業用ロボットの教示等や検査等の作業に労働者を就かせるときは、その全員に労働安全衛生法第59条第3項に基づき、特別教育を行うことが義務付けられています。
では、具体的にどのような教育を受ける必要があるのでしょうか?
2.産業用ロボットの取り扱いに必要な資格は?
では、労働安全衛生法において産業用ロボットにおける教育がどのように規定されているのか見ていきましょう。
安全衛生特別教育規定
(産業用ロボツトの教示等の業務に係る特別教育)
第十八条 安衛則第三十六条第三十一号に掲げる業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行うものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行うものとする。(表)
3 第一項の実技教育は、次の各号に掲げる科目について、当該各号に掲げる時間以上行うものとする。
一 産業用ロボツトの操作の方法 一時間
二 産業用ロボツトの教示等の作業の方法 二時間
科 目
範 囲
時 間
産業用ロボツトに関する知識
産業用ロボツトの種類、各部の機能及び取扱いの方法
二時間
産業用ロボツトの教示等の作業に関する知識
教示等の作業の方法 教示等の作業の危険性 関連する機械等との連動の方法
四時間
関係法令
法、令及び安衛則中の関係条項
一時間
(産業用ロボツトの検査等の業務に係る特別教育)
第十九条 安衛則第三十六条第三十二号に掲げる業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行うものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行うものとする。(表)
3 第一号の実技教育は、次の各号に掲げる科目について、当該各号に掲げる時間以上行うものとする。
一 産業用ロボツトの操作の方法 一時間
二 産業用ロボツトの検査等の作業の方法 三時間
科 目
範 囲
時 間
産業用ロボツトに関する知識
産業用ロボツトの種類、制御方式、駆動方式、各部の構造及び機能並びに取扱いの方法 制御部品の種類及び特性
四時間
産業用ロボツトの教示等の作業に関する知識
検査等の作業の方法 検査等の作業の危険性 関連する機械等との連動の方法
四時間
関係法令
法、令及び安衛則中の関係条項
一時間
https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-16/hor1-16-1-1-0.htm
以上のように、産業用ロボットの特別教育は規定された時間の教育を受けることが義務付けられています。
3.産業用ロボット特別教育ってどこで受ければいいの?
特別教育は全国各地で行われています。
具体的には、
・ロボットテクニカルセンター
https://www.robotec-center.com/robot_school/course_education/
・安川電機
http://yaskawa-meg.co.jp/tokyo/tokyo-kyouji/
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他にも様々な場所、メーカーで特別教育を受講することが可能です。
導入するロボットメーカーが決まっているのであれば、メーカーの特別教育を受けるのもいいかもしれません。
4.特別教育を受ければロボットは扱えるの?
特別教育を受講すれば、ロボットを扱うのに最低限の教育を受けたと言えるでしょう。
しかし、特別教育を受けたからと言ってその日からロボットを扱えるようになるとは限りません。
ティーチング作業においては専門のティーチング技術者がいるように、非常に難易度の高い作業であり特別教育を受けただけでは実際に現場で使えるレベルには達しないのはお分かり頂けるかと思います。
「ロボット」と一言に言っても、導入するロボットシステムにはそれぞれ特徴があり、中にはカメラ等を用いたビジョンシステムのような付帯機能を持ったシステムを導入する場合もあるでしょう。
そのような場合、カメラやビジョンシステムの知識も最低限必要になってきます。
ロボットを取り扱う人材育成において、そのシステムを専任で任せられる(任せてあげる)人員配置を会社側が考慮する必要があると考えます。
人材不足、特に若手の人材不足に悩む中小製造業においては、最新のロボットシステムを若手に任せることによる新たな技術者の育成が必要ではないでしょうか。
5.おわりに
今回はロボット導入における人材育成について解説しました。
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板金・溶接加工業様向け 多品種少量溶接ロボット導入事例解説レポート
この1冊で多品種少量溶接ロボット導入の具体的事例がわかる!
①多品種少量溶接ロボット導入の進め方
②多品種少量溶接ロボットにおける具体的事例
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中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討前編】
2021.07.16
1.はじめに
本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。
第3回の今回は、システムベンダーを比較検討する際のポイントについて解説いたします。
2.前回までの振り返りと本コラム内容について
前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討を開始するまでの間に実施することとして、(1)プロジェクトチーム体制(2)目的(3)導入範囲(4)目標・期待効果といった項目についてと、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーとのお打ち合わせに必要な情報、書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)を準備するという段階までの解説をしました。
本コラムでは、導入するシステムベンダーに期待する内容についてポイントを解説いたします。ここでいうシステムベンダーとは、「システムを提供、導入を支援する」企業を指しています。
3.システムベンダーの検討
ここまでで、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーの選定とお打ち合わせに必要な書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)が準備できましたので、実際に複数のベンダーにコンタクトを取って、お打ち合わせを開始できる状態にまで到達しました。
ベンダーを決めるにあたっては、(1)支援内容、(2)仕様検討の進め方(3)導入実績、(4)ベンダーの会社状況、(5)システムの基本設計、(6)コストとスケジュール といったことを検討する必要があります。
(1)支援内容について解説します。
当たり前ですが、システム導入は入れて終了ということではなく、入れた機能が現場で、期待した性能を発揮する状況まで運用改善、使い方の指導をするまでをサポートすることを含めた内容で付き合ってくれる会社を選ぶべきです。そうしないと、現場に新たに導入したシステムが根付かない、または、最低限の機能しか使われないといった事態になり、システム導入が失敗となってしまいます。また、このような失敗は、システム導入投資のみならず、デジタル化案件の投資全般に懐疑的な印象を持たせる要因になり、デジタル化を進めたい企業にとっては、デジタル化足止めの要因となる可能性があるので、優先度が高い評価ポイントと考えています。
(2)仕様検討の進め方について解説します。
ベンダーとの仕様・機能についてお打ち合わせは大きく分けて、2つの種類が考えられます。1つ目は、「仕様概要検討→見積り→発注→契約後に詳細仕様検討→要件定義」する場合。2つ目は、「詳細仕様検討→見積→発注→要件定義」する場合です。この2つのパターンの大きな違いは、「発注後のコスト変動の大きさ」だと考えています。どちらのパターンでも要件定義作業の中で必要機能が増えた場合、その開発にかかる費用は追加となります。通常、仕様の詳細検討や要件定義を行う作業は、大きな工数・コストがかかります。そのため、これらは、一般的には契約後に行うことが多いです。しかし、実際にこれらの作業を行うと、自社内で検討していた時には出てこなかった要望が出てきて、当初よりも必要な仕様・機能が大幅に増えることも珍しくありません。そうなると、追加の開発費用が発生し、契約前の見積価格よりも高額になり、やむなく、機能を減らすといった事態になります。それを防止するためにも、自社が必要としている機能は、ベンダーとのお打ち合わせを開始する前に出来るだけ、洗い出しておいて、早々にベンダーに対応可否と対応内容を検討してもらうことで、初回の見積内容の精度を上げてもらうことが重要です。
4.おわりに
以上の内容を踏まえてベンダー選定を実施していただくことで、自社が検討の主導権を握ることが可能になり、ベンダー決定・契約後の予定変更を抑制することが可能になると考えています。
中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討前編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
以下のダウンロードレポートでは、工場のAI活用事例についてより詳しく解説しています。
下記のバナーからダウンロード頂き工場のAI活用にお役立て下さい。
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このような方におすすめ
従業員数300名以下の製造業(メーカー)で、自社の営業にAIがどう適用できるかを知りたい社長・経営者の方
営業部門がまだまだ属人的で、営業マン個々人の経験や勘に依存していると感じている”メーカー経営者”の方
製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”メーカー経営者”の方
生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”メーカー経営者”の方
営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている"メーカー経営者"の方
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〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。
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2021/08/25 (水)
13:00~15:00
2021/08/26 (木)
13:00~15:00
2021/09/07 (火)
13:00~15:00
2021/09/08 (水)
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https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html 1.はじめに
本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。
第3回の今回は、システムベンダーを比較検討する際のポイントについて解説いたします。
2.前回までの振り返りと本コラム内容について
前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討を開始するまでの間に実施することとして、(1)プロジェクトチーム体制(2)目的(3)導入範囲(4)目標・期待効果といった項目についてと、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーとのお打ち合わせに必要な情報、書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)を準備するという段階までの解説をしました。
本コラムでは、導入するシステムベンダーに期待する内容についてポイントを解説いたします。ここでいうシステムベンダーとは、「システムを提供、導入を支援する」企業を指しています。
3.システムベンダーの検討
ここまでで、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーの選定とお打ち合わせに必要な書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)が準備できましたので、実際に複数のベンダーにコンタクトを取って、お打ち合わせを開始できる状態にまで到達しました。
ベンダーを決めるにあたっては、(1)支援内容、(2)仕様検討の進め方(3)導入実績、(4)ベンダーの会社状況、(5)システムの基本設計、(6)コストとスケジュール といったことを検討する必要があります。
(1)支援内容について解説します。
当たり前ですが、システム導入は入れて終了ということではなく、入れた機能が現場で、期待した性能を発揮する状況まで運用改善、使い方の指導をするまでをサポートすることを含めた内容で付き合ってくれる会社を選ぶべきです。そうしないと、現場に新たに導入したシステムが根付かない、または、最低限の機能しか使われないといった事態になり、システム導入が失敗となってしまいます。また、このような失敗は、システム導入投資のみならず、デジタル化案件の投資全般に懐疑的な印象を持たせる要因になり、デジタル化を進めたい企業にとっては、デジタル化足止めの要因となる可能性があるので、優先度が高い評価ポイントと考えています。
(2)仕様検討の進め方について解説します。
ベンダーとの仕様・機能についてお打ち合わせは大きく分けて、2つの種類が考えられます。1つ目は、「仕様概要検討→見積り→発注→契約後に詳細仕様検討→要件定義」する場合。2つ目は、「詳細仕様検討→見積→発注→要件定義」する場合です。この2つのパターンの大きな違いは、「発注後のコスト変動の大きさ」だと考えています。どちらのパターンでも要件定義作業の中で必要機能が増えた場合、その開発にかかる費用は追加となります。通常、仕様の詳細検討や要件定義を行う作業は、大きな工数・コストがかかります。そのため、これらは、一般的には契約後に行うことが多いです。しかし、実際にこれらの作業を行うと、自社内で検討していた時には出てこなかった要望が出てきて、当初よりも必要な仕様・機能が大幅に増えることも珍しくありません。そうなると、追加の開発費用が発生し、契約前の見積価格よりも高額になり、やむなく、機能を減らすといった事態になります。それを防止するためにも、自社が必要としている機能は、ベンダーとのお打ち合わせを開始する前に出来るだけ、洗い出しておいて、早々にベンダーに対応可否と対応内容を検討してもらうことで、初回の見積内容の精度を上げてもらうことが重要です。
4.おわりに
以上の内容を踏まえてベンダー選定を実施していただくことで、自社が検討の主導権を握ることが可能になり、ベンダー決定・契約後の予定変更を抑制することが可能になると考えています。
中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討前編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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【1】営業部門でAIを活用して、個々人に依存した属人的な営業から仕組み化に取り組んでいるメーカーS社の事例
~営業担当者と顧客の商談情報をデータベース化&AI解析して見積改善&営業力UP!~
【2】製造部門でAIを活用して、熟練技術・職人技術をデジタル化して標準化しているメーカーN社の事例
~熟練者・ベテラン職人の勘と経験をAIでルール化・標準化して未熟練者に技術を継承!~
【3】生産管理部門でAIを活用して、設計のAI化や生産計画のAI化に取り組んでいるメーカーU社の事例
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【4】基幹システムの構築にAIを活用してバックオフィス系の効率化を推進しているメーカーA社の事例
~販売・仕入・在庫・原価管理や生産管理システムを根本的に改革!~
【5】経営全般にAIを活用して技術の見える化・デジタル化をしてDX化に邁進しているメーカーN社の事例
~属人的・職人的・勘と経験依存の経営からデジタルデータを活用した経営へ~
日時・会場
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〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。
開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能)
2021/08/25 (水)
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基幹系システムからAIサービスまで広がる「ノーコード/ローコード開発」
2022.02.15
1.AIとノーコード/ローコード
従来、システム開発と言えば、プログラミング言語を駆使して専門のエンジニアが手掛けるものでしたが、「ノーコードツール」や「ローコードツール」によってそのハードルは年々下がってきています。
これまで、KintoneやGoogle AppSheetなどでは一般的なシステム開発に用いられてきましたが、最近、その領域はAIに迄広がりを見せており、2021年10月11日にリリースされたNTTcommunications社が展開するノーコードAI内製開発ツール「Node-AI」では、製造業のお客様を中心に異常検知やプラント運転支援などで活用されています。
また、ユニフィニティー社が展開する「Unifinity」では、AI inside社のAI技術をベースに活用しており、スマートフォンで撮影した画像などをAIで解析可能にしています。
より現場に近い場所で、より業務を知っている現場の方がシステムを開発するというトレンドは今後も続いていき、誰でもAI技術を使って業務改善をする時代が、すぐ近くまで来るかもしれません。
2.IT人材不足とDX
近年、これらの分野が盛り上がりを見せている背景として、技術革新は当然ありますがIT人材不足も理由の一つにあります。
デジタル変革を進めていくには、クラウドをはじめとするデジタルテクノロジーを用い、膨大なデータを収集、分析して洞察を得ていくことが欠かせません。
しかし、データの利活用を担うIT人材不足は明らかになっています。
たとえば、経済産業省が2019年に実施した調査結果で示された「2030年にはIT人材は最大で約79万人不足する」という見通しは記憶に新しいところです。
このような中で、プログラミングの専門スキルを有さない非エンジニアであってもDXを推進できることや、業務に精通したメンバーが改革を主導できることがメリットとして挙げられています。
さらに、業務の課題を解決して業務プロセスを変革することや、新たなビジネスモデルやサービスなどの価値創出をスピーディにすることが、非IT人材でも実現できるツールとして注目を集めているのです。
3.ノーコードとローコード
ノーコード(No Code)ツールは、「一切」ソースコードを記述せずにソフトウェアを開発できるサービスを指します。
開発のための環境構築が不要な上、非エンジニアでもweb開発が容易にできるため、従来エンジニアに頼っていた部分において内製化し、費用や時間を削減することができます。
また、運用を開始してからも必要に応じて作業作業が迅速にできる点もノーコードツールを利用する大変大きなメリットと言えます。
ローコード(LowCode)ツールは、「なるべく」ソースコードは書かずにソフトウェアを開発できるサービスを指します。
ノーコードのテンプレートにない追加開発や調整を「ローコード」で行うことができるため、従来の開発とノーコード開発のハイブリット型開発とも言われております。
開発者の力量に左右される部分はありますが、ノーコードに比べ拡張性が高い点がメリットと言えます。
以上により、「現場で開発できる」のがノーコード、「開発者の工数を抑える」のがローコードなどとも言われています。
いずれも「開発」という工程を簡易化するためのツールであり開発期間を大幅に短縮させることができます。
米ガートナーは2024年までに世界のアプリケーションの65%以上がローコード開発基盤で構築されると予測しており、今年2022年は、日本企業も半数以上がノーコード/ローコード開発を手掛けるようになると予想しています。
メリットとしては前述の通りですが、ここで注意しておきたいのは、何事にも「負の側面はある」ということです。
4.ノーコード/ローコード負の側面:セキュリティ・保守の懸念
誰もが開発できるということは、「シャドーIT」(シャドーIT:情報システム部門などが関知せず、ユーザー部門が独自に導入したシステムなど)や「野良アプリ」も増えることを意味します。
例えば、これまで社内の情報システム部などに開発依頼していたようなシステムでも一般部署内で作成可能となり、公開範囲設定によっては管理しきれない体制が生まれます。
結果、予期せぬ情報漏洩のリスクやシステム障害、内部不正などを招いてしまうリスクも十分にあり得ます。
特に、ノーコードツールで開発する場合は、セキュリティ対策はそのツールのプラットフォームが提供する範囲に依存するため、社内で導入する際にはルールを決めるなど対策が必要です。
これらの課題は保守においても同様であり、何か問題が発生した場合に誰が対応するのか、どの範囲で修正するのかを決めておく必要があります。
5.ノーコード/ローコード負の側面:大規模開発には不向き
ノーコード/ローコード開発はツールを利用して開発する手段であることから、利用するツールが展開している範囲内のみでの開発となります。
必然的に、理想とするシステムを理想形で構築できるか否かは、開発を始めてから判明するケースが多くなります。
そのため、初めから規模の大きなシステムを作成しようとすると途中で思わぬ壁に当たる回数も増えることから、大規模開発には不向きだと考えられています。
また、規模だけでなくシステムの理想形によってもノーコード/ローコードツールを利用する際の向き不向きはあるので、開発着手時には慎重な吟味が必要です。
6.まとめ
メリットとデメリットを理解した上で活用すれば、ノーコード・ローコードツールは大変便利なものになります。
導入を検討する際は、対象範囲や運用・開発ルールをしっかり定めてから始めましょう。
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目次
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2022/02/22 (火) 13:00~15:00
2022/02/24 (木) 13:00~15:00
2022/03/01 (火) 13:00~15:00
2022/03/03 (木) 13:00~15:00
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1.AIとノーコード/ローコード
従来、システム開発と言えば、プログラミング言語を駆使して専門のエンジニアが手掛けるものでしたが、「ノーコードツール」や「ローコードツール」によってそのハードルは年々下がってきています。
これまで、KintoneやGoogle AppSheetなどでは一般的なシステム開発に用いられてきましたが、最近、その領域はAIに迄広がりを見せており、2021年10月11日にリリースされたNTTcommunications社が展開するノーコードAI内製開発ツール「Node-AI」では、製造業のお客様を中心に異常検知やプラント運転支援などで活用されています。
また、ユニフィニティー社が展開する「Unifinity」では、AI inside社のAI技術をベースに活用しており、スマートフォンで撮影した画像などをAIで解析可能にしています。
より現場に近い場所で、より業務を知っている現場の方がシステムを開発するというトレンドは今後も続いていき、誰でもAI技術を使って業務改善をする時代が、すぐ近くまで来るかもしれません。
2.IT人材不足とDX
近年、これらの分野が盛り上がりを見せている背景として、技術革新は当然ありますがIT人材不足も理由の一つにあります。
デジタル変革を進めていくには、クラウドをはじめとするデジタルテクノロジーを用い、膨大なデータを収集、分析して洞察を得ていくことが欠かせません。
しかし、データの利活用を担うIT人材不足は明らかになっています。
たとえば、経済産業省が2019年に実施した調査結果で示された「2030年にはIT人材は最大で約79万人不足する」という見通しは記憶に新しいところです。
このような中で、プログラミングの専門スキルを有さない非エンジニアであってもDXを推進できることや、業務に精通したメンバーが改革を主導できることがメリットとして挙げられています。
さらに、業務の課題を解決して業務プロセスを変革することや、新たなビジネスモデルやサービスなどの価値創出をスピーディにすることが、非IT人材でも実現できるツールとして注目を集めているのです。
3.ノーコードとローコード
ノーコード(No Code)ツールは、「一切」ソースコードを記述せずにソフトウェアを開発できるサービスを指します。
開発のための環境構築が不要な上、非エンジニアでもweb開発が容易にできるため、従来エンジニアに頼っていた部分において内製化し、費用や時間を削減することができます。
また、運用を開始してからも必要に応じて作業作業が迅速にできる点もノーコードツールを利用する大変大きなメリットと言えます。
ローコード(LowCode)ツールは、「なるべく」ソースコードは書かずにソフトウェアを開発できるサービスを指します。
ノーコードのテンプレートにない追加開発や調整を「ローコード」で行うことができるため、従来の開発とノーコード開発のハイブリット型開発とも言われております。
開発者の力量に左右される部分はありますが、ノーコードに比べ拡張性が高い点がメリットと言えます。
以上により、「現場で開発できる」のがノーコード、「開発者の工数を抑える」のがローコードなどとも言われています。
いずれも「開発」という工程を簡易化するためのツールであり開発期間を大幅に短縮させることができます。
米ガートナーは2024年までに世界のアプリケーションの65%以上がローコード開発基盤で構築されると予測しており、今年2022年は、日本企業も半数以上がノーコード/ローコード開発を手掛けるようになると予想しています。
メリットとしては前述の通りですが、ここで注意しておきたいのは、何事にも「負の側面はある」ということです。
4.ノーコード/ローコード負の側面:セキュリティ・保守の懸念
誰もが開発できるということは、「シャドーIT」(シャドーIT:情報システム部門などが関知せず、ユーザー部門が独自に導入したシステムなど)や「野良アプリ」も増えることを意味します。
例えば、これまで社内の情報システム部などに開発依頼していたようなシステムでも一般部署内で作成可能となり、公開範囲設定によっては管理しきれない体制が生まれます。
結果、予期せぬ情報漏洩のリスクやシステム障害、内部不正などを招いてしまうリスクも十分にあり得ます。
特に、ノーコードツールで開発する場合は、セキュリティ対策はそのツールのプラットフォームが提供する範囲に依存するため、社内で導入する際にはルールを決めるなど対策が必要です。
これらの課題は保守においても同様であり、何か問題が発生した場合に誰が対応するのか、どの範囲で修正するのかを決めておく必要があります。
5.ノーコード/ローコード負の側面:大規模開発には不向き
ノーコード/ローコード開発はツールを利用して開発する手段であることから、利用するツールが展開している範囲内のみでの開発となります。
必然的に、理想とするシステムを理想形で構築できるか否かは、開発を始めてから判明するケースが多くなります。
そのため、初めから規模の大きなシステムを作成しようとすると途中で思わぬ壁に当たる回数も増えることから、大規模開発には不向きだと考えられています。
また、規模だけでなくシステムの理想形によってもノーコード/ローコードツールを利用する際の向き不向きはあるので、開発着手時には慎重な吟味が必要です。
6.まとめ
メリットとデメリットを理解した上で活用すれば、ノーコード・ローコードツールは大変便利なものになります。
導入を検討する際は、対象範囲や運用・開発ルールをしっかり定めてから始めましょう。
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2022/03/01 (火) 13:00~15:00
2022/03/03 (木) 13:00~15:00
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