記事公開日:2025.10.31
            最終更新日:2025.10.31          
もう、使われない基幹システムに時間とお金を割くのをやめませんか?

1.2025年の崖。そして、もうひとつの“静かな崖”
「2025年の崖」――老朽化した基幹システム、人材不足、保守終了によるシステム停止リスク。
この言葉が広く語られるようになりました。
ですが実際に現場を苦しめているのは、その手前にある“静かな、もうひとつの崖”です。
それは、「導入したのに、現場で使われていない基幹システム」。
- 結局Excelと紙業務に戻っている
- データが入力されず、経営判断にも使えない
- 現場には“システムのための作業感”だけが残る
- カスタマイズと改修依頼で費用だけ増え続ける
等の課題が挙げられます。残念ながら、多くの会社で上記の状況は発生しています。
あなたの会社では、2025年の崖を避けようとして、別の崖に落ちていませんか?
2.成果を出している企業は、“導入より定着”に投資している
成功している企業は共通して、
「システムを入れること」ではなく、「使われ続ける状態を設計すること」に力を注いでいます。
具体的には、この4つです:
① ベンダー主導ではなく、“顧客側の設計図”を持っている
- どの業務を変えるのか、何を成果とするのかを自社で定義
- 要件がぶれず、カスタマイズも膨らまない
- 「システム導入=業務改革」という認識が全社で共有される
② 一括刷新ではなく、“段階導入(マイクロリリース)”で小さく進める
- まずは1工場・1ラインから試して検証
- 失敗しても損害が小さく、現場も納得しやすい
- 小さな成功体験が、社内の支持と加速につながる
③ Fit to Standard:カスタマイズよりも、“業務を整えて標準に寄せる”
- システムに業務を合わせるのではなく、業務をシンプルに整えてから標準機能に乗せる
- カスタマイズ地獄を避け、保守・改修コストが激減
- 次のDX(可視化・自動化・分析)フェーズにスムーズに進める
④ 情シス任せにしない。“現場+管理+経営”の三位一体プロジェクト
- 情シスが全て抱えるのではなく、現場や管理部門にも責任と役割がある
- 現場はマスタ整備・運用準備、管理はルール設計、経営は速い意思決定
- この体制づくりこそが、定着率を決定づける
3.その方法を体系的に学べるのが、今回のセミナーです
今回ご案内するセミナーでは、
「定着しない理由の解剖」から「解決の設計図」「成功企業のリアルな方法」まで、実例ベースで学べます。
特におすすめしたいのは、このようなお悩みをお持ちの方です。
- 2025年の崖に備えつつ、次の刷新プロジェクトを失敗させたくない方
- Fit to Standard/段階導入に関心はあるが、現場帯で止まっている方
- 「Excel文化から抜け出せない」「現場が動かない」状況をなんとかしたい方
- ベンダー任せではなく、自社主導で進めたい経営層・情報システム責任者の方
きっと皆さんのお力になれるセミナーであると確信しております。
詳細をご希望の方は、本ページ下部のリンクより、セミナー情報を確認いただけますと幸いです。
最後に——正直に言います。
基幹システムの刷新は、会社の未来を左右する一大プロジェクトです。
「失敗できない」「でも進め方が分からない」——その葛藤は、多くの企業が抱えています。
だからこそ、現場に定着するシステムづくりを数多く支援してきた“船井総研 × NSW”の現場知と実績に触れてほしい。
完璧な答えがすべて手に入るとは限りません。
しかし、
“これなら自社でも進められるかもしれない”という道筋は、きっと見つかります。
2025年の崖を越える企業になるのか。
使われないシステムに、また投資するのか。
その分かれ道のヒントを、ぜひこのセミナーで掴みに来てください。
 
 
コストダウン!成功率UP!!失敗しない基幹システム導入の実践
関連コラム

「納期、守れますか?」顧客のその一言に、自信を持って「はい」と答えられますか?
2025.10.22

ベテランの退職は、突然やってくる。あなたの会社は、その「知」を失っても生き残れますか?
2025.10.22

【脱・紙管理!】精密金属加工業の課題を突破するデータ活用術
2025.10.28


