記事公開日:2025.04.22
最終更新日:2025.04.22

「本当に使える?」協働ロボット導入の不安を解消

【このコラムをお勧めしたい方】
・人手不足が深刻化し、省人化・自動化を具体的に検討し始めた製造業様
・協働ロボットに関心はあるが、導入効果や費用対効果に確信が持てない製造業様
・特定の工程(組立、検査、搬送など)の自動化を検討している製造業様
・多品種少量生産に対応できる柔軟な自動化ラインを構築したい製造業様
・ロボット導入に失敗した経験があり、次の打ち手に慎重になっている製造業様

【このコラムを読むメリット】
本コラムをお読みいただくことで、協働ロボット導入に関する漠然とした期待や不安を、具体的な検討段階へと進めるための知識と視点を得られます。なぜ今、協働ロボットが注目されているのか、そして導入を成功させるためには何が必要なのか、コンサルタントの視点から実践的な情報を提供します。特に、多くの企業が陥りがちな導入の失敗パターンとその回避策、船井総合研究所が推奨する「FAIRINO」のような具体的なロボットソリューションの可能性、そして何よりも貴社の現場でロボットが「本当に使えるか」を判断するための現場デモの価値をご理解いただけます。これにより、リスクを最小限に抑えつつ、生産性向上やコストダウンといった導入効果を最大化するための、確かな一歩を踏み出すことが可能になります。

1.なぜ失敗する?協働ロボット導入における一般的な課題と注意点

協働ロボットへの期待が高まる一方で、導入したものの「思ったような効果が出ない」「活用しきれていない」といった声も残念ながら聞かれます。なぜ、そのような事態に陥ってしまうのでしょうか。その原因はいくつか考えられます。

第一に、「導入目的の曖昧さ」です。単に「人手不足だから」「他社が導入しているから」といった理由だけで導入を進めてしまうと、どの工程の、どの作業を、どのように改善したいのかが不明確なまま、ロボットありきで話が進んでしまいます。結果として、自動化に適さない工程に導入してしまったり、導入効果を正しく測定できなかったりするケースが見られます。

第二に、「適用工程の選定ミス」です。協働ロボットは万能ではありません。可搬重量やリーチ、動作速度、精度には限界があります。人間の複雑な判断や微細な調整が必要な作業、あるいは非常に高速な作業には不向きな場合もあります。また、周辺設備との連携やワークの供給・排出方法などを考慮せずにロボットだけを導入しても、前後工程がボトルネックとなり、期待した生産性向上が得られないこともあります。

第三に、「費用対効果(ROI)の評価不足」です。ロボット本体の価格だけでなく、ハンドや架台などの周辺機器、システムインテグレーション費用、設置・調整費用、そして運用開始後のメンテナンス費用なども考慮に入れる必要があります。これらのトータルコストと、それによって得られる生産性向上、品質改善、人件費削減効果などを定量的に評価し、投資回収計画を明確にしなければ、導入の意思決定は困難ですし、導入後の効果検証もできません。

第四に、「現場の理解と協力体制の欠如」です。新しい技術の導入には、現場作業者の不安や抵抗感が伴うこともあります。ロボット導入の目的やメリットを丁寧に説明し、操作トレーニングなどを通じて、現場が主体的にロボットを活用していこうという意識を醸成することが不可欠です。

これらの課題を事前に認識し、対策を講じることが、協働ロボット導入を成功させるための第一歩と言えるでしょう。しかし、カタログスペックや机上の検討だけでは、自社の環境で本当に効果を発揮するのか、これらの課題をクリアできるのかを見極めるのは困難です。

2.見て、触れて、実感!現場デモンストレーションが不可欠な理由

前章で述べたような導入の難しさや懸念点を乗り越え、協働ロボットが自社の現場で本当に役立つのかを判断する上で、カタログやウェブサイトの情報だけでは限界があります。 特に、これまでロボットを使った経験のない方にとっては、その動きや操作感、安全性などをイメージするのは容易ではありません。

そこで私たちが強く推奨するのが、「現場でのデモンストレーション」です。実際に貴社の工場にお伺いし、自動化を検討している工程のすぐそばで、協働ロボットの実機を動かしてみることには、計り知れない価値があります。

現場デモの最大のメリットは、「百聞は一見に如かず」を文字通り体験できる点です。ロボットが実際にワークを持ち上げ、移動させ、指定された位置に置く一連の動きを目の前で見ることで、その速度、精度、動作範囲などを具体的に把握できます。また、ティーチングの容易さや操作性を実際に試していただくことで、「これなら自分たちでも使えそうだ」という実感を得ることができます。

さらに重要なのは、貴社の「実際のワーク」を使って、「実際の作業環境に近い状況」でデモを行うことです。これにより、カタログスペックだけでは分からない、ワークの形状や重さ、材質による掴みやすさの違い、周辺設備との干渉の可能性、必要な設置スペースなどを具体的に確認できます。現場の担当者の方々にも直接見て、触れていただくことで、導入に対する疑問や不安点をその場で解消し、具体的な活用イメージを共有することが可能になります。

私たち船井総合研究所は、この現場デモンストレーションを、単なる製品紹介の場ではなく、お客様と共に課題解決の糸口を探る「共同検討の場」と位置付けています。デモを通じて見えてきた課題や可能性を踏まえ、より具体的で実現可能な導入プランを共に練り上げていくことができます。協働ロボット導入の成功確度を高めるために、現場デモンストレーションは不可欠なステップなのです。

協働ロボットの導入効果や、貴社の現場への適性を具体的にご確認いただくために、まずは「現場デモンストレーション」をご依頼ください。

船井総合研究所のコンサルタントが、協働ロボットの実機をお持ちして、貴社の課題や自動化をご検討中の工程に合わせたデモンストレーションを実施いたします。

デモンストレーションを通じて、

・協働ロボットの実際の動き、速さ、精度
・ティーチングや操作の容易さ
・貴社のワークでの搬送・作業の可否
・設置に必要なスペースや安全性
などを直接ご確認いただけます。

「うちの工場でも使えるだろうか?」「どのくらいの効果が見込めるのか?」といった疑問やご不安をお持ちの経営者様、工場長様、生産技術担当者様、ぜひこの機会をご活用ください。

▼協働ロボット現場デモンストレーションのお申し込み・お問い合わせはこちら

「協働ロボットのデモを希望」と記載ください。

お申し込み後、担当コンサルタントより日程調整のご連絡をさせていただきます。
貴社の生産性向上に向けた第一歩を、私たち船井総合研究所が全力でサポートいたします。お気軽にご相談ください。

協働ロボット FAIRINOのご紹介

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