記事公開日:2025.07.16
最終更新日:2025.07.16

「儲かっているはずなのに、なぜかお金が残らない」その原因、”見えない赤字”にあり!

月末の試算表を見て、首をかしげる。
「売上は立っている。忙しく工場も稼働している。なのに、なぜか手元にお金が残らない…」。

機械加工業の経営者であれば、一度はこのような経験があるのではないでしょうか。その、漠然とした不安の正体。それは、あなたの会社に潜む「見えない赤字」かもしれません。

特に、以下のような状況に心当たりはありませんか?

  • 見積りは、長年使っている価格表や、担当者の「勘」に頼っている。
  • 「あの客先は、大体このくらいの金額」という経験則で見積りを出している。
  • どの製品が儲かっていて、どの製品が赤字なのか、正確には把握できていない。

これらはすべて、危険な「どんぶり勘定」のサインです。そして、このどんぶり勘定が、見積りと実際の利益が大きく異なる最大の原因、すなわち”見えない赤字”を生み出しているのです。

見積原価と実際原価のズレが利益を蝕む

「儲かっているはずなのに、なぜかお金が残らない」その原因を詳細に図解
見積り段階での甘い原価計算は、静かに、しかし確実に会社の利益を蝕んでいきます。例えば、ある製品の見積りを工数10時間と想定して提出したとしましょう。しかし、実際に製作してみると、段取りに手間取ったり、予期せぬトラブルが発生したりして、15時間かかってしまった。この5時間分のズレは、そのまま会社の損失となります。
 
このような「見積原価」と「実際原価」のギャップが、一つ、また一つと積み重なることで、「儲かっているはずなのに、なぜかお金が残らない」という事態を招くのです。ひどい場合には、赤字が常態化し、会社の存続すら危うくします。
見積原価と実際原価のずれが利益を蝕むを詳細に図解

脱・どんぶり勘定!3日で始める「現場主導の原価管理」

脱・どんぶり勘定!現場主導の原価管理を詳細に図解
「原価管理の重要性は分かっている。でも、高額な生産管理システムを導入する余裕はないし、何から手をつけていいか分からない…」。
 
そうしたお悩みは、非常によく分かります。しかし、ご安心ください。精緻な原価管理は、高価なシステムがなければ始められないわけではありません。
 
重要なのは、まず原価の「予実管理」を徹底すること。つまり、「見積原価」と「実際原価」のズレを正確に把握し、その原因を追求する仕組みを作ることです。そして、その仕組みは、驚くほどシンプルに、そして低コストで構築することが可能です。
 
実は、現場で働くスタッフ一人ひとりが、マシンST(設備時間)やマンST(作業時間)を意識し、記録するだけで、原価の「見える化」は大きく前進します。高額なシステムは不要です。使い慣れたExcelやスプレッドシートを活用し、3日もあれば、現場主導の予実原価管理をスタートさせることができます。
 
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「見えない赤字」を撲滅し、利益体質の会社へ。

「どんぶり勘定」から脱却し、すべての仕事で適正な利益を確保する。その第一歩は、正確な原価把握から始まります。もう「なぜかお金が残らない」と悩むのは終わりにしましょう。
 
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