記事公開日:2022.08.02
最終更新日:2023.01.20

工場へのロボット導入を支援するロボット導入コンサルティングとは

1.中小製造業におけるロボット活用の現状

まず、結論から言うと製造業における就業者数は年々減少傾向、製造業の作業工数は
ロボットに置き換えていかざるを得ないと言えるでしょう。

政府統計の主な産業別就業者数を見ると、製造業の就業者数は年々減少傾向にあります。
今後、人材の争奪戦になることは必至であり、中小製造業におけるロボット活用によるリソースの確保は最重要課題です。

厚生労働省雇用動向調査によると「新規学卒入職者数の製造業への入職割合」は2000年時点の17.3%から2016年には11.1%へと減少しています。
また、「中小企業における産業別従業員数過不足DIの推移」は2009年以降減少傾向にあり、2018年の第1四半期にはマイナス23.1%に落ち込みました。

人材確保の問題は、熟練技能者からの技術継承の受け手となる人材がいない、という問題につながっています。ロボットの積極的な活用により製造業が若手にとって魅力のある職種になる必要があります。

熟練の職人には価値のある熟練作業を、そして若手にはロボットを活用した職人技術の継承を、そのような形が理想となります。

2.中小製造業の工場へのロボット導入における課題

中小製造業の工場へのロボット導入の大きな課題として多品種少量生産であることがあげられます。
大量生産のロボット化・自動化とは異なり多品種少量生産のロボット化・自動化には様々な課題があります。

多品種少量生産ゆえの自動化量産効果の見えづらさ、段取り替え頻度の高さとそれに必要な時間と手間、多品種少量生産に対応するための要件定義の難しさとシステムコストの増大、このように中小製造業、特に多品種少量生産を行う中小製造業の工場へのロボット導入は一筋縄ではいきません。

では、どのようにして中小製造業の多品種少量生産現場へロボットを導入するのでしょうか?

答えは

  • 作業分析
  • 製品分析

です。

作業分析と製品分析を行い対象とする作業及び対象とするワークを選定します。
対象とする作業とワークから必要な要件、技術を調査検討しロボット化構想を練り上げていきます。

この「分析」と「要件、技術調査からの構想」が重要です。分析により投資金額の上限が見えます。
見えた投資金額からロボットシステム投資をどの程度にするべきか、ある程度の見込みをつけます。
その上で、構想したロボットシステムがどの程度の投資対効果があるかを検証します。
多品種少量生産におけるロボット化・自動化はロボットを導入するユーザー自体がそれなりの知識と経験を持っていることが必要となります。

多品種少量生産のロボット化・自動化においては、いかにロボット稼働率を上げ(段取り替えロスを少なくし)、いかに投資対効果を捻出し(低投資で最大の効果を出し)、いかに生産性を向上させるか(浮いた工数をどう活用するか)、が重要でSIer任せの構想設計ではなくユーザーの技量が大きく関わってきます。

3.工場へのロボット導入を支援するロボット導入コンサルティングとは

本サイトを運営している船井総合研究所には現場を熟知した専門のロボット導入支援
コンサルタントが在籍しています。
2項に挙げた「分析」、「構想」を専門コンサルタントが代行します。
大まかな流れは以下です。

①簡易現状ヒアリング→ロボット化の可否判断
②詳細現状ヒアリング・現場診断・工程分析
③ロボット化構想提案
④要件定義(構想図作成)
⑤導入後効果算定・簡易投資シミュレーション
⑥投資の可否判断
(⑦詳細設計・製作・設置)
⑧設置後調整・活用
※()はロボットシステムメーカーにて実施

上記を専門コンサルタントが代行することで中小製造業の多品種少量生産工場でもロボット導入を成功させることが可能です。
全国各地の様々なロボット導入事例を日々研究しているコンサルタントだからこそ、多種多様な現場に合わせた分析と構想が可能です。

4.ロボット導入支援コンサルタントを依頼する方法

ロボット導入支援コンサルタントを希望の方は以下のお問い合わせフォームより
お申し込み下さい。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/form01/inquiry-S045.html?siteno=S045

また、船井総合研究所ではロボット、AIの導入に役立つ無料ダウンロードレポートを
ご用意しております。
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目次
1、中小製造業のロボット活用の現状
2、中小製造業のロボット活用のポイント
3、中小製造業のロボット活用事例

レポートの内容
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  • 2022/08/23 (火) 13:00~15:00
  • 2022/08/24 (水) 13:00~15:00

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