記事公開日:2024.08.22
最終更新日:2024.08.23
溶接業必見!100万円で導入できる溶接ロボットのご紹介
人手不足が叫ばれている昨今においては、溶接業界においても“自動化”は重要なテーマです。溶接ロボット導入のメリットとしては、作業効率の向上や品質の安定化、作業者負担の減少など挙げられ、有用な自動化手段の一つとなっています。
しかし、従来のロボット溶接はコスト効果が合わず、中堅・中小企業の方にとっては手を出しづらいという課題がありました。
本コラムで紹介するFAIR INNOVATION社製ロボットは、「100万円で導入できる協働ロボット」として注目を浴びています。他媒体にもほとんど出ていない情報となりますので、貴社の情報収集の一助になれば幸いでございます。
1. 100万円で導入できる協働ロボット「FAIR INNOVATION社製“FRシリーズ”」のご紹介
中国の協働ロボットメーカー・FAIR INNOVATION社が開発した“FRシリーズ”は、なんと100万円で導入可能な協働ロボットです。(他社の協働ロボットでは、通常200万円~600万円程度費用がかかります。)
その価格・スペックは非常に市場に支持されており、中国国内ではすでに数千台ものロボットを売り上げています。
実際にロボットが稼働している動画がこちらです。
動画を見てお気づきの方もいらっしゃるかと存じますが、本ロボットは比較的難易度の低い溶接において、自動化効果を発揮します。
例えば、鉄鋼・鉄骨業界では、鉄骨同士を溶接する作業などを自動化することができます。単純な直線の溶接部分をロボットに担ってもらい、難易度の高い部分を作業者が補うことで、効率的に作業をおこなうことができます。
また、板金業界においては、部品の仮付け作業や、数の多いナットの溶接作業などでもロボットを活用することが可能です。
以下の表に「FR-5」(FAIR Innovation製可搬重量5kgのロボット)と、他社ロボットの主なスペックをまとめました。価格は低いですが、従来の協働ロボットと比較してもスペック自体に差は見られません。
なぜこんなにも価格が安いのでしょうか?
販売代理店を務める株式会社ロボティクスソリューションズ 劉 代表取締役社長によると、主要部品 (減速機、モータ、ドライバー基板など)を全て自社で内製化している点が大きいとのことでした。
2. まとめ
今回は、100万円で導入できる協働ロボット「FAIR INNOVATION」をご紹介しました。今まで自動化を断念せざるを得なかった方にとっても、再検討の余地があるロボットではないでしょうか?
詳細な情報については、船井総研が9月に開催する「多品種少量生産 溶接加工業社長セミナー」の第1講座にてお話しする予定です。ぜひご参加いただき、情報収集の一助としていただけますと幸いです。
■関連するセミナーのご案内
多品種少量生産 溶接加工業社長セミナー
セミナー詳細・申込はこちらから↓↓↓
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/117066
関連コラム
ロボットのティーチングとは?ティーチングの種類と概要を解説
2019.08.27
溶接ロボットで行う自動化の方法とは?
2019.08.29
産業用ロボットとは?最新動向からロボットの違いを知る
2019.09.17