記事公開日:2025.07.18
最終更新日:2025.07.18

Excelからの脱却!ERP導入+ECRSの実施により業務標準化!!

1.事例企業様の概要

【食品製造業 O社様】
■所在地:京都府京都市
■従業員数:約40名
■事業内容:パン・菓子類の製造・販売

K社様はExcel VBAで作成された基幹業務システムを利用されていましたが、Excelが壊れるケースが頻繁に発生するも、既存ベンダーのレスポンスが遅く、業務に支障をきたしていたため、「基幹システム」導入を決断することになります。その取り組み事例を簡単にご紹介いたします。

2.基幹システム(ERP)導入の背景と課題

1)Excel VBAで構築されている基幹業務システムが壊れるケースが多発・・・・
2)既存ベンダーに不満・・・
3)ファイルサーバーの容量も逼迫してきており、メンテナンスが必要・・・
4)基幹業務システム刷新とともにBCP対策、属人化排除、データ活用を検討したい・・・
上記4つの課題を解決すべく、基幹システム(ERP)の導入を決断されます。

導入するERPとして、中堅・中小企業向けのクラウド型ERPパッケージシステムとして定評のある、Microsoft社の『Dynamics 365 Business Central』を選択しました。

3.Microsoft社の『Dynamics 365 Business Central』の導入に合わせて業務改革

突然ですが、「ECRS」という言葉をご存じでしょうか。
ECRSは、「Eliminate:排除・取り除く, Combine:結合・つなげる, Rearrange:交換・組み換える, Simplify:簡素化・単純にする」の頭文字を並べたものです。
ECRSは、業務改革の手法として知られており、効率性を追求するためのフレームワークです。
この手法を用いることで、不要な工程を排除し、業務の組み合わせや配置替えを行い、シンプルさを追求することができます。
K社様では、基幹システム(ERP)導入と合わせてECRSを実施し、業務改革を平行して行いました。

4.まとめ

ERPの導入に合わせてECRSを活用することで、業務プロセスを見直し、最適化する準備が整います。結果として、ERPシステムを最大限に活用できる環境が整います。
皆さまの会社の中で、「これまでこうしてきたから・・・」、ですとか、「当たり前のようにやっているけど、何のためにやっているのだろう・・・」といった業務はございませんか?私の経験上、どこの会社にも存在しており、正にこれこそがECRSを実施すべき対象になってきます。
業務改革は単にシステムを導入することにとどまらず、企業文化や働き方の変革を伴います。会社全体、チーム全員の理解と協力が必要不可欠です。
特に、ECRSの実施にあたり、各部門が連携し、業務の流れを考慮した意見交換が重要です。リーダーシップを発揮し、改革のビジョンを共有することで、メンバー一丸となって取り組む姿勢を育むことが、成功の鍵となります。
  
  
  
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