記事公開日:2025.09.25
最終更新日:2025.09.25
「言われたものを作る」だけでは生き残れない。自社ブランドで未来を拓く、新商品開発の成功法則

「うちには、長年培ってきた独自の技術がある。しかし、それを活かした自社製品と呼べるものがない」
「いつかはメーカーになりたい、という夢は長年持っているが、何から手をつければいいのか…」
「過去に新商品を開発したが、全く売れずに大きな損失を出して以来、挑戦するのが怖くなってしまった」
図面通りに、言われたものを、高い品質で作り上げる。その実直さこそが、日本の製造業の強みでした。しかし、市場が成熟し、グローバルな競争が激化する中で、その「待ち」の姿勢だけでは企業の持続的な成長は望めません。利益率を高め、安定した経営基盤を築くためには、自社の技術力を核とした「新商品開発」に挑み、メーカーへと脱皮していく視点が不可欠です。
体系化された成功法則に則って開発プロセスをマネジメントする
自社製品を持つことは、単に新たな収益源を確保する以上の意味を持ちます。
- 利益率の向上:下請け加工と比べ、価格決定権を自社で握れるため、高い利益率が期待できます。
- 経営の安定化:特定の発注元への依存から脱却し、経営の安定化に繋がります。
- 技術力の継承と発展:自社製品開発を通じて、社員の目標が明確になり、技術の深化と若手への継承が促進されます。
- 企業のブランディング:製品が会社の「顔」となり、採用活動においても大きな魅力となります。
しかし、多くの経営者様がご経験のように、新商品開発の道のりは平坦ではありません。「技術者の自己満足で終わってしまった」「市場のニーズとズレていた」「良いものはできたが、売り方がわからなかった」といった失敗談は後を絶ちません。
成功の鍵は、「思いつき」や「勘」に頼るのではなく、体系化された成功法則に則って開発プロセスをマネジメントすることです。顧客自身も気づいていない潜在的なニーズを掘り起こす市場調査、競合には真似できない独自のコンセプト設計、そして、開発した製品の価値を的確に顧客に届ける販売戦略。これら一連の流れを、戦略的に実行する必要があります。
「新商品開発」を成功に導くための法則を徹底的に解説
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/133460
今回の『製造業向け経営サミット2025』第四講座では、「新商品開発」を成功に導くための法則を徹底的に解説します。 大手製造業での経験と数々のコンサルティング実績を持つ講師が、市場調査の方法から販売マネジメントまで、その具体的な手法を惜しみなく公開します。
貴社の工場に眠っている「技術」という名の宝物を、未来を切り拓く「ヒット商品」に変えてみませんか?このセミナーは、貴社がメーカーとして新たな一歩を踏み出すための、最高の羅針盤となるはずです。夢を夢で終わらせないための、具体的なヒントがここにあります。
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