記事公開日:2023.12.07
最終更新日:2023.12.08
使えるCRMで顧客関係を強化|顧客管理の重要性と実現方法
いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます
1.顧客管理とは
顧客管理とは、企業が顧客との関係性を維持するための活動や情報を管理するものです。
多くの企業で、名刺そのものや、顧客台帳、Excel等のスプレッドシート、CRM(顧客関係性管理)システム等に情報を蓄積して管理されているかと思います。
しかしながら、せっかく蓄積した顧客情報を上手く活用できている企業は少ないようです。
例えば、
- 顧客情報は担当者個人で管理されていて、部門や会社全体で共有されていない
- CRM等、顧客情報をシステムで管理しているが、情報がメンテナンスされておらず、活用できていない
- 蓄積した顧客情報について、営業戦略や経営戦略等、戦略的な活動に活用できていない
etc..
上記に当てはまる方は、顧客管理のやり方を見直した方が良いかも知れません。
2.使える顧客管理とは
製造業においても、顧客管理は重要です。
例えば、製品の受注履歴や顧客の要望をデータとして蓄積することで、製品品質の向上や新製品/技術開発に活かせるようになります。
また、営業担当者は顧客の嗜好や購買パターン、決裁権者の情報等を把握することで、より的確な提案や営業活動を行うことができます。
顧客情報の活用により、顧客満足度の向上や競争力の強化につなげることが可能になります。
ただ単純に顧客情報を蓄積するのではなく、何のためにどういった情報を管理するのか、まずは顧客管理の目的を明確にした上で、目的達成に必要な顧客管理の仕組みを企画・導入することで、使える顧客管理を実現することが出来ます。
次に「使える顧客管理の実現手順」を解説します。
3.使える顧客管理の実現手順
使える顧客管理を実現する手順は以下の通りです。
(1)顧客管理の目的を明確にする
(2)目的達成のために必要な管理項目を洗い出す
(3)管理の仕組み(運用体制、ツール・システム含む)、情報の入力・更新等、運用ルールを策定する
(4)試験的に運用を行い、問題点を洗い出す
(5)問題点に対する対策を行う
(6)本運用を開始する
(7)定期的に運用状況を確認し、効果検証を行う
特に上記、「(1)顧客管理の目的を明確にする」と、「(3)管理の仕組み(運用体制、ツール・システム含む)、情報の入力・更新等、運用ルールを策定する」、「(7)定期的に運用状況を確認し、効果検証を行う」をしっかりと実施することが使える顧客管理実現のポイントです。
4.まとめ
「顧客管理」というと、会社名や、担当者名、連絡先等の名刺情報が蓄積されたものがイメージされるかと思いますが、顧客情報を管理するシステム「CRM」の日本語訳である「顧客関係性管理」と考えると、名刺情報だけでなく、顧客との接触履歴や、取引履歴等、関係性を含めたものを管理するものであることがわかります。
管理する情報項目を増やせば増やすど、運用が難しくなり、情報のメンテナンスも大変になりますが、最初から多くの情報を網羅しようとせず、まずは、最低限必要な情報から管理するようにし、その運用が定着してから管理項目を増やす等、段階的に取り組んでいくことが「使える顧客管理」実現への近道となります。
まずは、顧客管理の目的から見直しされてみることをお勧めします。
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