記事公開日:2025.07.29
最終更新日:2025.07.29
カワイ精工様登壇! 生成AI活用セミナーを開催しました

URL: https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/jy-cost_S045
1. セミナー概要
本セミナーは3つの講座で構成され、それぞれ生成AIの基礎から実践、そしてDX経営におけるデータ活用の重要性に焦点を当てました。
第一講座では、生成AIが「超優秀なアシスタント」として製造業の様々な業務をサポートする可能性について解説しました. 具体的には、「5つのフレームワーク」として、以下の点をご紹介しました 。
- 専門知識・対話アシスタント型: 熟練者のノウハウの伝承やOJT負担の軽減に貢献します.
- コンテンツ・ドキュメント生成型: 面倒な書類作成をAIに任せることで、事務作業時間の削減につながります.
- アイデア創出・企画支援型: 新製品のアイデア出しや業務改善において、AIを「最強の壁打ち相手」として活用します.
- 予測・最適化提案型: 設備稼働データ分析による故障予測や、需要予測による在庫最適化など、「勘と経験」に「データ」という武器を加えることで実現します.
- コード・設計生成支援型: プログラミングや設計の専門家の仕事を、より速く、より高度に行うための支援です.
これらのフレームワークを通じて、生成AIがどのように企業の生産性向上に貢献できるかをご紹介しました.
第二講座では、株式会社カワイ精工様が実際に取り組んだ社内DX推進と生成AI活用の具体事例をご紹介いただきました. アナログな業務からデジタル化への転換プロセス、金型情報のデジタル管理システム「MoldX」 やIoT重量センサーシステム「IoStock」 の導入事例、さらにはRPAを活用した業務自動化による時間削減効果など、実践的なDX戦略とその成果についてお話しいただきました. 特に、生成AIがプログラミング作業の生産性向上や資料作成時間の短縮に大きく貢献している事例は、多くの参加者の関心を集めました.
第三講座では、自社データを基盤とした「失敗しない」DX経営の考え方について講演しました. 人材不足が深刻化する製造業においてDXが不可欠であること , そして業務のブラックボックス化からの脱却 とデータ活用による生産性向上・付加価値向上が重要であると強調されました. 具体的なデータ活用サイクルとして、標準工数と実績工数の比較による生産最適化 や、原価データと生成AIの組み合わせによるボトルネック特定・改善提案の可能性 など、経営者がデータを活用して何をすべきかについて具体的な方向性を示しました.
本セミナーを通じて、生成AIとDXが製造業にもたらす変革の可能性を感じていただけたことと存じます。
2. お客様の声
当セミナーには多くの経営陣の皆様、ご担当者様にご参加をいただきました。
アンケートの中から実際の声を抜粋してご紹介します。
カワイ精工様の取組は大変面白く、共感できました。
ぜひ工場見学と交流をさせていただきたいです。
カワイ精工様の様な生の改善の報告が聞きたいです。
ありがとうございました。
中小企業においてAI活用はインターフェース、DB導入にスキルが必要だと感じた。
スキル保有者は弊社にはいませんが、AI活用を検討していきたいと感じました。
すでに活用し始めている拠点でさらなるモデルケース利用、その内容の展開というようなロードマップの作成をイメージできたので参考になった。
カワイ精工様の様な実例を本人に話していただけた部分が分かりやすかった。
社内のDX化を本気で取り組まなければならないと強く感じた。
3. 第2弾! 生成AI活用セミナ-開催決定!
来る9月には、さらなる詳細に踏み込んだセミナーを企画しております.
開催日時: 2025年9月8日 (大阪) , 2025年9月17日 (東京)
会場: 株式会社船井総合研究所 大阪本社 (大阪) , 船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO (東京)
このセミナーでは、特に製造業の設計業務における属人化の課題に焦点を当て、シンワバネス様がどのようにして1人あたり生産性6,000万円を達成したのか、その具体的な秘訣を深掘りします.
AI導入から1ヵ月で社内運用を立ち上げた事例: AIチャットボットの導入により、新人教育コストを大幅に削減し、新入社員の「わからない」を「いつでも聞ける」環境に変革した具体例をご紹介します.
ベテランの知識をAI化!: 暗黙知を言語化し、ベテランの知識をAI化することで、社内ナレッジを探す時間を削減する方法を解説します.
詳細およびお申込みは、以下のサイトよりご確認ください。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/131729
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