記事公開日:2024.12.03
最終更新日:2024.12.03

多品種少量生産の生産性向上|デンソーウェーブが実践する自動化事例を紹介

製造業の生産技術・製造部門の幹部のみなさま、こんにちは。
船井総合研究所の徳竹です。
日頃より、生産性向上、人材不足解消、コスト削減など、様々な課題に立ち向かわれていることと思います。
特に、多品種少量生産体制をとっている企業様では、これらの課題解決がより困難になっているのではないでしょうか?
「多品種少量生産だから、ロボット化は難しい…」
「AIやIoTって、大規模な工場でないと効果がないのでは?」
「最新技術を導入したくても、コストや人材が…」
そう感じて、自動化やデジタル化を諦めてしまっていませんか?

1.多品種少量生産だから…と諦めていませんか?

多品種少量生産では、特有の課題によって、生産性向上が阻害されがちです。

1.工程の標準化の難しさ
製品の種類や工程が多岐にわたるため、標準化が難しく、属人的な作業に頼らざるを得ない状況に陥りがちです。 これにより、人材育成に時間がかかったり、品質にばらつきが生じたり、ノウハウの共有が難しくなるなどの問題が発生します。
2.人材不足による負担増加
人材不足が深刻化する中、限られた人員で多様な業務に対応しなければならず、従業員一人ひとりの負担が増加しています。 長時間労働や人材の流出、さらなる人材不足に繋がりかねません。

3.頻繁な段取り替えによる生産性の低下
多品種少量生産では、製品の切り替えに伴い、頻繁な段取り替えが発生します。 段取り替えには時間と手間がかかり、その間は生産が止まってしまうため、生産性が低下するだけでなく、納期の遅延や機会損失にも繋がります。

2.ロボット・AI・IoTこそ、解決の鍵!

これらの課題を解決し、生産性向上を実現するためには、ロボット・AI・IoT技術の活用が不可欠です。
ロボット・AI・IoT技術を導入することで、以下のような効果が期待できます。

・人材不足の解消と人材の有効活用
ロボットによる自動化によって、人材不足を解消し、従業員をより付加価値の高い業務に配置することができます。
単純作業や危険な作業をロボットに任せることで、従業員の負担を軽減し、労働環境の改善にも繋がります。

・品質向上と検査コストの削減
AIによる画像認識技術を活用した外観検査の自動化により、人為的なミスを削減し、品質の安定化を実現します。 また、検査にかかる時間とコストを削減することができます。

・生産工程の見える化とムダの削減
IoTによって、生産ラインの稼働状況や設備の稼働状況、在庫状況などのデータをリアルタイムに収集・分析することで、生産工程の可視化を実現します。
これにより、ボトルネックの発見やムダの削減、生産計画の精度向上に繋げることが可能となります。

・データ分析による継続的な改善
蓄積されたデータを分析することで、生産効率の向上や品質の改善、設備の故障予知など、様々な課題解決に役立てることができます。
データに基づいた客観的な意思決定が可能となり、継続的な改善サイクルを構築することができます。

・標準化によるノウハウの共有と人材育成の効率化
ロボットやAIを導入することで、作業の標準化を促進することができます。
標準化によって、属人的な作業を減らし、ノウハウを共有することで、人材育成の効率化や品質の安定化に繋がります。

続いて、ロボット・IoTを活用した「なんと3000品目!デンソーウェーブが実現した驚きの自動化」事例をご紹介します。

3.なんと3000品目!デンソーウェーブが実現した驚きの自動化

業株式会社デンソーウェーブ様は、QRコードの開発で知られる、産業用ロボットや自動認識システムのリーディングカンパニーです。
そのデンソーウェーブ様が、なんと3000品目にも及ぶ自社製品の組み立て工程を自動化することに成功しました。
多品種少量生産における自動化の難しさを克服し、大幅な生産性向上を実現したデンソーウェーブ様の取り組みは、多くの製造業にとって大きなヒントになるはずです。

今回は、多品種少量生産における生産性向上を実現するための、ロボット・AI・IoT活用法について、株式会社デンソーウェーブ様をゲスト講師にお招きし、具体的な事例を交えながらお伝えいたします。

【セミナーでは、デンソーウェーブの担当者から直接話を聞ける!】
今回のセミナーでは、デンソーウェーブ様からゲスト講師をお招きし、3000品目の自社製品組み立て工程を自動化した事例について、詳しくお話いただきます。
具体的には、

  • 多品種少量生産におけるロボット導入のポイント
  • ロボット導入による効果(生産性向上、品質向上、コスト削減など)
  • 導入時の課題と解決策
  • 今後の展望

などについて、お話いただく予定です。
デンソーウェーブ様の担当者から直接話を聞ける貴重な機会です。ぜひ、この機会をお見逃しなく!

【セミナーでさらに詳しく解説】
多品種少量生産におけるロボット・AI・IoT活用法について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ船井総合研究所が開催するセミナーにご参加ください。
セミナーでは、多品種少量生産に特化した自動化・生産性向上の方程式や、製造現場の4Mを定量化し可視化する手法などについても解説いたします。

セミナーの詳細はこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/122813
多品種少量生産の課題を克服し、生産性向上を実現する道筋を、一緒に見つけましょう。
皆様のエントリーを心よりお待ちしております。

追伸
セミナーでは、個別相談会も実施しております。
お悩みの内容を具体的にお伺いし、最適な解決策をご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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