記事公開日:2025.09.25
最終更新日:2025.09.29
下請けからの脱却!価格競争に巻き込まれないための「成長市場」開拓戦略

「長年の取引先から、厳しい値下げ要求が毎年続いている」
「原材料費や光熱費は高騰する一方なのに、製品価格への転嫁を認めてもらえない」
「売上の大半を特定の数社に依存しており、その取引先の業績次第で自社の経営が大きく揺らいでしまう」
心当たりのある経営者様は、決して少なくないはずです。優れた技術力を持ちながらも、発注元の意向に左右され、利益を確保することに苦心している。これは、日本の多くの中小製造業が抱える構造的な課題です。
「選ばれる立場」から「選ぶ立場」へと転換する
この状況から抜け出すためには、どうすればよいのでしょうか。答えは一つ。「選ばれる立場」から「選ぶ立場」へと転換することです。つまり、価格競争が激しい既存市場から、自社の技術力が高く評価され、正当な価格で取引してくれる「成長市場」へと舵を切るのです。
例えば、貴社が誇る精密加工技術。それは、本当に現在の取引先でしか活かせないものでしょうか?
- EV(電気自動車)関連では、モーターやバッテリー部品に新たな需要が生まれています。
- 半導体製造装置の分野は、世界的な需要増で活況を呈しています。
- 医療機器や航空宇宙分野では、極めて高い精度と信頼性が求められ、高付加価値な取引が期待できます。
- 再生可能エネルギー関連でも、特殊な部品加工のニーズは増え続けています。
重要なのは、まず自社の技術という「資産」を正しく棚卸しし、その価値を最大限に活かせる市場はどこなのかを見極めることです。そして、その市場にいる未来の顧客に対して、自社の存在と技術力を効果的にアピールしていく戦略的なマーケティング活動が不可欠となります。
明日から使える顧客開拓戦略を具体的に解説
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/133460
しかし、「言うは易く行うは難し」です。「具体的にどの市場を狙えばいいのか」「どうやって新規の顧客にアプローチすればいいのか」「技術力はあるが、営業やマーケティングのノウハウがない」といった壁に突き当たるのが現実でしょう。
そこで、『製造業向け経営サミット2025』では、第三講座として「成長市場の業種・顧客開拓」をテーマに掲げました。数多くの製造業を“下請け体質”から脱却させ、高収益企業へと導いてきた専門コンサルタントが、明日から使える顧客開拓戦略を具体的に解説します。
いつまでも、厳しい価格交渉に疲弊し続ける経営から脱却しませんか?自社の技術力に誇りを持ち、価格決定権をその手に取り戻す。そんな未来への扉を開くための戦略が、このサミットにはあります。貴社の挑戦を、私たちは全力でサポートします。
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