【徹底解説】協働ロボットFAIRINO(ファイリノ)とは?導入前に知るべき全知識
2025.03.10
1. はじめに:協働ロボットFAIRINO(ファイリノ)とは?
製造業の皆様、生産性向上や人手不足解消の切り札として、「協働ロボット」の導入を検討されているのではないでしょうか? 数ある協働ロボットの中でも、近年注目を集めているのが、中国FAIR Innovation Robot Systems Co., Ltdが開発した「FAIRINO(ファイリノ)」です。
この記事では、製造業向けコンサルティング会社でマーケティングを担当している私が、FAIRINOについて徹底解説します。FAIRINOの概要、製品ラインナップ、導入メリット、価格、販売代理店、導入事例、さらには導入前に検討すべきことまで、FAIRINOに関するあらゆる情報を網羅しています。
この記事を読むことで、以下のことが分かります。
FAIRINOとはどのような協働ロボットなのか
FAIRINOの各モデル(FR3、FR5、FR10、FR16)のスペックと特徴
FAIRINOを導入することで、どのようなメリットがあるのか
FAIRINOの価格と導入費用はどれくらいか
FAIRINOはどこで購入できるのか(販売代理店情報)
FAIRINOはどのような用途に活用できるのか(導入事例)
FAIRINOを導入するにあたり何に注意するべきなのか
この記事は、以下のような方におすすめです。
協働ロボットの導入を検討している製造業の経営者、工場長、生産技術担当者
FAIRINOについて詳しく知りたい方
FAIRINOの導入を具体的に検討している方
協働ロボットの選定に迷っている方
最新の自動化技術に関心のある方
ぜひ、最後までお読みいただき、FAIRINO導入の参考にしてください。
1.1 FAIRINOの概要と特徴
FAIRINOが多くの企業に選ばれる理由は、以下のメリットがあるからです。
安全性の高さ: FAIRINOは、高度なセンサーと制御技術により、人との接触を検知し、自動的に停止または回避します。これにより、安全柵なしで人と協働作業が可能となり、生産ラインの省スペース化やレイアウト変更の柔軟性が向上します。
使いやすさ: FAIRINOは、直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えています。専門的なプログラミング知識がなくても、簡単にロボットを導入・運用できます。また、FAIRINOは、タブレット端末やスマートフォンから操作できるため、現場での操作性が向上します。
柔軟性: FAIRINOは、可搬重量やリーチの異なる複数のモデルが用意されており、さまざまな作業に対応できます。また、FAIRINOは、グリッパーやビジョンシステムなどの周辺機器との連携も容易で、多様なアプリケーションに対応可能です。自動車部品の組み立て、電子機器の検査、食品の箱詰めなど、幅広い工程でFAIRINOは活躍します。
コストパフォーマンス: FAIRINOは、高性能でありながら、比較的低コストで導入できます。初期費用を抑えつつ、生産性向上や省人化によるコスト削減効果を得ることができます。長期的に見ても、FAIRINOの導入は、人件費の削減、不良品の減少、生産効率の向上など、多くのメリットをもたらします。
充実したサポート体制: FAIRINOの販売代理店は、導入支援から、プログラミング、保守まで、充実したサポートを提供しています。導入時の不安を解消し、スムーズな運用をサポートします。FAIRINOの導入後も、定期的なメンテナンスやトラブルシューティングなど、安心して使い続けられる体制が整っています。これらのメリットから、FAIRINOは、生産性向上、省人化、コスト削減を目指す多くの企業にとって、魅力的な選択肢となっています。実際に、私が以前勤めていた工場でも、FAIRINOの導入により、生産ラインの自動化が進み、作業員の負担軽減と生産効率の向上を実現することができました。
1.3 FAIRINOと従来の産業用ロボットの違い
FAIRINOのような協働ロボットと、従来の産業用ロボットとの主な違いは、以下の点です。
安全性: 従来の産業用ロボットは、高速・高精度な動作を追求するため、安全柵で囲われた中で作業を行う必要がありました。一方、FAIRINOは、人との協働を前提としているため、高度な安全機能を備えており、安全柵なしで運用できます。
設置スペース: 従来の産業用ロボットは、安全柵を設置するため、広いスペースが必要でした。FAIRINOは、安全柵が不要なため、省スペースでの設置が可能であり、生産ラインのレイアウトの自由度が高まります。
プログラミング: 従来の産業用ロボットは、専門的なプログラミング知識が必要でした。FAIRINOは、直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えており、プログラミングの専門知識がなくても、簡単に導入・運用できます。
用途: 従来の産業用ロボットは、主に大量生産の現場で、単純な繰り返し作業を行うことを得意としていました。FAIRINOは、人との協働を前提としているため、より複雑な作業や、多品種少量生産の現場にも適しています。
価格: 従来の産業用ロボットと比較すると圧倒的に安価な傾向にあります。これらの違いから、FAIRINOは、従来の産業用ロボットでは対応できなかった、より柔軟で多様な生産現場のニーズに応えることができるロボットと言えます。FAIRINOの登場により、これまでロボット導入が難しかった中小企業や、多品種少量生産の現場でも、自動化が進むことが期待されています。
これらの違いから、FAIRINOは、従来の産業用ロボットでは対応できなかった、より柔軟で多様な生産現場のニーズに応えることができるロボットと言えます。FAIRINOの登場により、これまでロボット導入が難しかった中小企業や、多品種少量生産の現場でも、自動化が進むことが期待されています。
2. FAIRINOの製品ラインナップと技術仕様
FAIRINOには、可搬重量やリーチ(動作範囲)の異なる複数のモデルがあり、さまざまな作業に対応できます。ここでは、主要なモデルであるFR3、FR5、FR10、FR16について、それぞれの特徴と技術仕様を詳しく解説します。
2.1 FR3:小型・軽量モデル
FAIRINO FR3は、FAIRINOシリーズの中で最も小型・軽量なモデルです。可搬重量は3kg、リーチは622mmで、狭いスペースでの作業や、軽量物の取り扱いに適しています。
FR3の特徴:
コンパクト: 本体重量は14kgと軽量で、設置場所を選びません。
省スペース: 狭いスペースでも設置可能で、生産ラインのレイアウトの自由度を高めます。
高精度: 繰り返し位置決め精度は±0.02mmと高く、精密な作業にも対応できます。
使いやすさ: 直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えています。
FR3の主な用途:
電子部品の組み立て、検査
小型部品のピッキング、搬送
ネジ締め、ハンダ付け
研究開発、教育
私がコンサルティングを担当したある電子部品メーカーでは、FAIRINO FR3を導入し、基板への電子部品の実装作業を自動化しました。FAIRINO FR3の導入により、作業員の負担軽減と生産効率の向上を実現し、品質の安定化にも貢献しました。
2.2 FR5:汎用モデル
FAIRINO FR5は、可搬重量5kg、リーチ914mmの汎用モデルです。FR3よりも可搬重量とリーチが大きく、より幅広い作業に対応できます。
FR5の特徴:
汎用性: 可搬重量とリーチのバランスが良く、さまざまな作業に対応できます。
高剛性: 剛性が高く、安定した動作を実現します。
高速動作: 最大速度は2m/sと高速で、タクトタイムの短縮に貢献します。
使いやすさ: FR3と同様に、ダイレクトティーチング機能を備えています。
FR5の主な用途:
自動車部品の組み立て、搬送
機械部品の加工、検査
食品のピッキング、箱詰め
物流倉庫での仕分け作業
2.3 FR10:高可搬モデル
FAIRINO FR10は、可搬重量10kg、リーチ1300mmの高可搬モデルです。FR5よりもさらに可搬重量とリーチが大きく、重量物の取り扱いや、広い範囲での作業に適しています。
FR10の特徴:
高可搬重量: 10kgまでの重量物を取り扱うことができます。
広いリーチ: 1300mmのリーチにより、広い範囲での作業が可能です。
高剛性: 重量物の取り扱いにも耐えうる高い剛性を備えています。
安全性: 高度な安全機能を備えており、人との協働作業も安心です。
FR10の主な用途:
自動車部品の組み立て、搬送
機械部品の加工、検査
重量物のパレタイジング、デパレタイジング
溶接、塗装
2.4 FR16:最大可搬モデル
FAIRINO FR16は、FAIRINOシリーズの中で最大の可搬重量を誇るモデルです。可搬重量は16kg、リーチは1014mmで、FR10では対応できなかったさらに重量物のハンドリングが可能です。
FR16の特徴:
最大可搬重量: シリーズ最大の16kgの可搬重量
高剛性: さらなる重量物に対応できる剛性
安全性: 他のモデル同様に高度な安全機能を搭載
高い汎用性: 重量があるものを扱う多様な作業に対応
FR16の主な用途:
鋳造部品の取り出し、バリ取り
重量のある機械部品の組み立て、搬送
建材のハンドリング
重量物のパレタイジング
2.5 各モデルのスペック比較表
モデル
可搬重量(kg)
リーチ(mm)
繰り返し位置決め精度(mm)
最大速度(m/s)
重量(kg)
FAIRINO FR3
3
622
±0.02
1.5
14
FAIRINO FR5
5
914
±0.02
2
22
FAIRINO FR10
10
1300
±0.03
2
33
FAIRINO FR16
16
1014
±0.05
1.8
32
補足:
上記のスペックは、FAIRINOの公式サイトやカタログに掲載されている情報に基づいています。
実際の性能は、使用環境や周辺機器の構成によって異なる場合があります。
より詳細な技術仕様については、FAIRINOの販売代理店にお問い合わせください。
2.6 FAIRINOの安全性機能
FAIRINOは、人との協働を前提としているため、高度な安全機能を備えています。
衝突検知機能: ロボットが人や物に接触すると、内蔵されたセンサーがそれを検知し、瞬時に動作を停止します。
力覚センサー: ロボットの関節に力覚センサーが搭載されており、外部からの力を感知します。これにより、ロボットが人に押し付けられたり、挟まれたりするのを防ぎます。
安全速度監視: ロボットの動作速度を監視し、設定された安全速度を超えないように制御します。
非常停止ボタン: 緊急時にロボットを停止させるための非常停止ボタンが、ティーチングペンダントや操作パネルに装備されています。
保護停止入力: 外部の安全装置(ライトカーテン、セーフティマットなど)からの信号を受けて、ロボットを停止させることができます。
安全認証: FAIRINOは、国際的な安全規格(ISO 10218-1、ISO/TS 15066など)に準拠しており、第三者認証機関による認証を取得しています。
これらの安全機能により、FAIRINOは、人と安全に協働できるロボットとして、さまざまな現場で活躍しています。
3. FAIRINOの導入で実現できること(用途・導入事例)
FAIRINOは、その汎用性と柔軟性から、さまざまな製造現場で活用されています。ここでは、FAIRINOの代表的な用途と、実際の導入事例を紹介します。
3.1 自動車部品の組み立て・搬送
自動車部品の組み立て・搬送は、FAIRINOが得意とする分野の一つです。FAIRINOは、ネジ締め、嵌合、接着、溶接、塗装など、さまざまな作業に対応できます。また、FAIRINOは、人との協働作業も得意としており、例えば、人が部品をセットし、FAIRINOがネジ締めを行うといった、人とロボットの協調作業も可能です。
具体的な導入事例としては、ある自動車部品メーカーでは、FAIRINO FR5を導入し、ドアロック部品の組み立てラインを自動化しました。FAIRINOは、複数の部品を正確に位置決めし、ネジ締めを行うことで、生産効率を大幅に向上させました。また、FAIRINOの導入により、作業員の負担軽減にも貢献し、より人間工学的な作業環境を実現しました。FAIRINOは24時間稼働が可能であるため、夜間や休日の生産にも対応できるようになり、生産能力の増強にもつながりました。
3.2 電子部品の実装・検査
電子部品の実装・検査は、FAIRINO FR3が得意とする分野です。FAIRINO FR3は、小型・軽量でありながら、高精度な位置決め性能を備えているため、微細な電子部品の取り扱いに適しています。
FAIRINOは、電子基板への部品の実装、ハンダ付け、外観検査など、さまざまな作業に対応できます。例えば、ある電子機器メーカーでは、FAIRINO FR3を導入し、スマートフォン用カメラモジュールの組み立てラインを自動化しました。FAIRINOは、微小なレンズやセンサーを正確に位置決めし、接着剤を塗布することで、高品質なカメラモジュールを安定して生産できるようになりました。また、FAIRINOにビジョンシステムを組み合わせることで、実装後の部品の外観検査も自動化し、不良品の流出を防ぐことができました。
3.3 機械加工部品のバリ取り・研磨
機械加工部品のバリ取り・研磨は、FAIRINO FR5やFR10が得意とする分野です。FAIRINOは、力覚センサーを搭載可能であり、加工対象物の形状に合わせて、適切な力加減でバリ取りや研磨を行うことができます。
FAIRINOは、複雑な形状の部品や、さまざまな材質の部品に対応できます。例えば、ある機械部品メーカーでは、FAIRINO FR10を導入し、鋳造部品のバリ取り作業を自動化しました。FAIRINOは、力覚センサーを活用し、部品の形状に合わせて、適切な力加減でバリ取りを行うことで、作業時間を大幅に短縮し、品質の安定化にも貢献しました。また、FAIRINOの導入により、作業員は、粉塵や騒音の多い過酷な作業環境から解放され、より安全で快適な作業に従事できるようになりました。
FAIRINOは、人手不足の解消、作業効率の向上、コスト削減に貢献しています。FAIRINOの活用範囲は、今後ますます広がっていくことが期待されています。
3.4 実際の導入事例紹介
具体的な企業名や製品名を挙げることはできませんが、FAIRINOの導入事例をいくつか紹介します。
事例1: ある自動車部品メーカーでは、FAIRINO FR10を複数台導入し、エンジン部品の組み立てラインを自動化しました。FAIRINOは、重量のある部品を正確に位置決めし、ボルトで固定する作業を、24時間体制で行っています。FAIRINOの導入により、生産能力が2倍に向上し、不良品の発生率も大幅に低減しました。
事例2: ある電子機器メーカーでは、FAIRINO FR3を導入し、プリント基板の検査工程を自動化しました。FAIRINOは、高解像度カメラを搭載し、基板上の微細な欠陥を高速かつ正確に検出します。FAIRINOの導入により、検査員の負担が軽減され、検査精度も向上しました。
事例3: ある食品加工会社では、FAIRINO FR5を導入し、惣菜の盛り付け作業を自動化しました。FAIRINOは、さまざまな形状の容器に、複数の食材を正確に盛り付けることができます。FAIRINOの導入により、盛り付け作業のスピードが向上し、人件費も削減できました。
これらの事例は、FAIRINOがさまざまな製造現場で、生産性向上、品質向上、コスト削減に貢献していることを示しています。FAIRINOは、お客様のニーズに合わせて、最適なソリューションを提供できる、柔軟性の高い協働ロボットです。
※事例については中国国内での事例を代理店にヒアリングした内容をもとに作成しており事実と異なる場合があります
4. FAIRINOの価格と導入費用
FAIRINOの導入を検討する上で、価格と導入費用は重要な要素です。ここでは、FAIRINOの本体価格、周辺機器の価格、システム構築費用、導入にかかる総費用、そして費用対効果について解説します。
4.1 本体価格の目安
FAIRINOの本体価格は、モデルや仕様によって異なりますが、一般的には数百万円から1,000万円程度が目安となります。
FR3: 80万円前後~
FR5: 100万円前後~
FR10: 100万円前後~
FR16: 150万円前後~
4.2 周辺機器(ハンド、架台、ビジョンシステムなど)の価格
FAIRINOを導入する際には、本体だけでなく、周辺機器も必要になります。主な周辺機器としては、以下のようなものがあります。
ハンド(グリッパー): 部品を掴むための装置。さまざまな形状や大きさの部品に対応できるよう、複数の種類があります。価格は、数十万円から数百万円程度です。
架台: FAIRINOを設置するための台。FAIRINOの動作範囲や、作業内容に合わせて、適切な高さや大きさのものを選ぶ必要があります。価格は、数十万円から数百万円程度です。
ビジョンシステム: カメラやセンサーを使って、部品の位置や状態を認識するためのシステム。FAIRINOと連携させることで、より高度な作業が可能になります。価格は、数百万円から数千万円程度です。
その他: ティーチングペンダント、コントローラー、ケーブル、安全柵(必要な場合)など。
これらの周辺機器の価格も、FAIRINOの販売代理店や、選択する製品によって異なります。
4.3 システム構築費用の内訳
FAIRINOを導入する際には、本体価格や周辺機器の価格だけでなく、システム構築費用も必要になります。システム構築費用には、以下のようなものが含まれます。
ロボットの設置・調整費用: FAIRINOを設置し、動作確認や調整を行うための費用。
プログラミング費用: FAIRINOに作業内容を教え込むためのプログラミング費用。
周辺機器との連携費用: ハンドやビジョンシステムなどの周辺機器とFAIRINOを連携させるための費用。
安全対策費用: 安全柵やセンサーなどを設置するための費用(必要な場合)。
その他: 電気工事費用、輸送費用、導入支援費用など。
これらのシステム構築費用は、導入するFAIRINOのモデルや台数、作業内容、周辺機器の構成などによって大きく異なります。
【システム構築のご相談は船井総合研究所へご依頼ください】
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4.4 導入にかかる総費用の概算
FAIRINOの導入にかかる総費用は、上記の本体価格、周辺機器の価格、システム構築費用を合計した金額になります。
例えば、FAIRINO FR5を1台導入し、簡単なピッキング作業を行う場合、総費用は500万円~1,000万円程度が目安となります。一方、FAIRINO FR10を複数台導入し、複雑な組み立て作業を行う場合、総費用は数千万円以上になることもあります。
FAIRINOの導入費用は、決して安くはありませんが、FAIRINOの導入によって得られるメリット(生産性向上、品質向上、コスト削減など)を考慮すると、十分に投資価値があると言えます。
また、FAIRINOは他メーカーの協働ロボットと比べるとロボット単体の価格は非常に安価であり、総費用を抑えることができます。
4.5 費用対効果の考え方
FAIRINOの導入を検討する際には、費用対効果をしっかりと検討することが重要です。費用対効果を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。
導入によって得られるメリット:○ 生産性の向上(生産量増加、タクトタイム短縮)○ 品質の向上(不良品削減、安定生産)○ コスト削減(人件費削減、材料費削減、不良品削減)○ 労働環境の改善(危険作業の排除、作業員の負担軽減)○ その他(省スペース化、24時間稼働、多品種少量生産対応)
導入にかかる費用:○ FAIRINO本体価格○ 周辺機器の価格○ システム構築費用○ その他(メンテナンス費用、ランニングコスト)
投資回収期間: 導入費用を何年で回収できるか
これらの点を総合的に評価し、FAIRINOの導入が自社にとって本当にメリットがあるのかどうかを判断する必要があります。
FAIRINOの販売代理店は、費用対効果のシミュレーションや、導入事例の紹介など、導入検討をサポートするサービスを提供しています。ぜひ、FAIRINOの販売代理店に相談し、自社に最適なFAIRINOの導入プランを検討してみてください。
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5. FAIRINOの販売代理店とサポート体制
FAIRINOは、世界各国に販売代理店があり、日本国内にも販売代理店があります。ここでは、主要な販売代理店と、のサポート体制について紹介します。
5.1 主要な販売代理店
構内物流の自動化には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
5.1.1 株式会社ロボティクスソリューションズ
特徴: FAIRINOの正規代理店であり、豊富な導入実績と技術力を持つ。
強み: 顧客のニーズに合わせた最適なシステム提案、導入支援、アフターサービスを提供。FAIRINOのトレーニングコースも開催している。
Webサイト: https://www.roboticsolutions.co.jp/
5.2 技術サポート内容(導入支援、プログラミング、保守など)
FAIRINOの販売代理店は、導入前のコンサルティングから、導入後の保守・メンテナンスまで、一貫したサポートを提供しています。主なサポート内容は以下の通りです。
導入前コンサルティング: 顧客の課題やニーズをヒアリングし、最適なFAIRINOのモデルやシステム構成を提案。
システム設計・構築: FAIRINOと周辺機器を組み合わせたシステムを設計・構築。
プログラミング: FAIRINOに作業内容を教え込むためのプログラミングを実施。
設置・調整: FAIRINOを顧客の工場に設置し、動作確認や調整を実施。
トレーニング: FAIRINOの操作方法やプログラミング方法に関するトレーニングを実施。
保守・メンテナンス: FAIRINOの定期点検や修理、部品交換などを実施。
トラブルシューティング: FAIRINOのトラブル発生時に、原因究明や復旧作業を実施。
その他: ソフトウェアのアップデート、技術相談、など。
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5.3 ショールーム・デモの有無
販売代理店では、FAIRINOの実機を展示しているショールームや、デモを実施している場合があります。ショールームでは、FAIRINOの動作を実際に確認したり、操作を体験したりすることができます。デモでは、FAIRINOの性能や機能を、より具体的に確認することができます。
ショールームやデモの有無については、各販売代理店に直接お問い合わせください。実際にFAIRINOを見て、触れて、体験することで、導入後のイメージがより明確になるでしょう。
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6. FAIRINO導入前に検討すべきこと
FAIRINOの導入は、生産性向上やコスト削減に大きく貢献する可能性がありますが、導入前にしっかりと検討すべきこともあります。ここでは、FAIRINO導入前に検討すべき5つのポイントについて解説します。
6.1 導入目的の明確化
FAIRINOを導入する目的を明確にすることが、最も重要です。
生産性を向上させたいのか?
人手不足を解消したいのか?
品質を向上させたいのか?
コストを削減したいのか?
労働環境を改善したいのか?
これらの目的を明確にすることで、最適なFAIRINOのモデルやシステム構成を選ぶことができます。また、導入後の効果測定も容易になります。目的が曖昧なままFAIRINOを導入してしまうと、期待した効果が得られなかったり、導入費用が無駄になってしまったりする可能性があります。
私がコンサルティングした企業様でも、「なんとなくロボットを導入したい」という漠然とした理由で検討を始めたケースがありましたが、具体的な目的を深堀りしていくことで、FAIRINOの最適な活用方法を見つけることができました。
6.2 既存設備との連携
FAIRINOを導入する際には、既存の設備との連携も考慮する必要があります。
FAIRINOを既存の生産ラインに組み込むことができるか?
FAIRINOと既存の設備との間で、部品や情報をやり取りする方法は?
既存の設備を改造する必要があるか?
これらの点を事前に検討しておくことで、導入後のトラブルを防ぎ、スムーズな運用につなげることができます。FAIRINOの販売代理店は、既存設備との連携に関する技術的なサポートも提供しています。
6.3 安全対策
FAIRINOは、人との協働を前提とした安全設計がされていますが、安全対策は万全に行う必要があります。FAIRINOの動作範囲内に、人が立ち入らないようにするための対策は?
非常停止ボタンは、適切な場所に設置されているか?
安全に関する教育・訓練は、十分に行われているか?
定期的な点検・メンテナンスは、計画的に実施されているか?
これらの点を事前に検討し、適切な安全対策を講じることで、事故のリスクを最小限に抑えることができます。労働安全衛生法などの関連法規も遵守する必要があります。FAIRINOの販売代理店は、安全対策に関するアドバイスやサポートも提供しています。
6.4 社内体制の整備
FAIRINOを導入する際には、社内体制の整備も重要です。
FAIRINOの運用・管理を担当する部署や担当者は?
FAIRINOのプログラミングやメンテナンスを担当する人材は?
FAIRINOの導入に関する社内教育は?
これらの点を事前に検討し、必要な人材の確保や育成、社内ルールの整備などを行うことで、FAIRINOの導入効果を最大限に引き出すことができます。場合によっては、FAIRINOの販売代理店が提供するトレーニングを受講することも検討しましょう。
6.5 投資回収期間の試算
FAIRINOの導入には、初期費用がかかります。導入前に、投資回収期間を試算し、費用対効果を検討することが重要です。
FAIRINOの導入によって、どれくらいのコスト削減効果が見込めるか?
FAIRINOの導入によって、どれくらいの生産性向上が見込めるか?
FAIRINOの導入費用は、何年で回収できるか?
これらの点を具体的に試算し、経営層の承認を得る必要があります。FAIRINOの販売代理店は、投資回収期間の試算をサポートするサービスを提供している場合があります。
7. FAIRINOに関するよくある質問(FAQ)
7.1 プログラミングは難しいですか?
FAIRINOは、直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えているため、専門的なプログラミング知識がなくても、比較的簡単にプログラミングできます。
ダイレクトティーチングとは、ロボットアームを直接手で動かして、動作を教え込む方法です。ティーチングペンダントと呼ばれるコントローラーを使って、ロボットの動作を記録・再生することもできます。
ただし、複雑な作業や、周辺機器との連携を行う場合には、ある程度のプログラミング知識が必要になることもあります。FAIRINOの販売代理店では、プログラミングに関するトレーニングやサポートを提供していますので、必要に応じて利用することをおすすめします。
7.2 メンテナンスは必要ですか?
FAIRINOは、長期間安定して稼働するように設計されていますが、定期的なメンテナンスは必要です。
主なメンテナンス項目としては、以下のものがあります。
ロボットアームの清掃
グリスアップ
ケーブルやコネクタの点検
センサーの点検・調整
ソフトウェアのアップデート
これらのメンテナンスを定期的に行うことで、FAIRINOの性能を維持し、寿命を延ばすことができます。FAIRINOの販売代理店では、メンテナンスに関するサービスを提供していますので、必要に応じて利用することをおすすめします。
7.3 どのような安全対策が必要ですか?
FAIRINOは、人との協働を前提とした安全設計がされていますが、安全対策は万全に行う必要があります。
主な安全対策としては、以下のものがあります。
FAIRINOの動作範囲内に、人が立ち入らないようにするための対策(安全柵、ライトカーテン、セーフティマットなど)
非常停止ボタンの設置
安全に関する教育・訓練
定期的な点検・メンテナンス
これらの安全対策は、労働安全衛生法などの関連法規に基づいて行う必要があります。FAIRINOの販売代理店では、安全対策に関するアドバイスやサポートを提供しています。
7.4 補助金は利用できますか?
FAIRINOの導入に際して、国や地方自治体が実施している補助金制度を利用できる場合があります。
例えば、経済産業省の「ものづくり補助金」などがあります。これらの補助金制度を利用することで、FAIRINOの導入費用の一部を補助してもらうことができます。
補助金制度の内容や申請方法は、年度や地域によって異なりますので、詳細については、経済産業省や各都道府県のホームページで確認するか、専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。
【補助金のご相談は船井総合研究所へご依頼ください】
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7.5 納期はどれくらいですか?
FAIRINOの納期は、モデルや仕様、在庫状況などによって異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度が目安となります。
特に、受注生産のモデルや、特殊な仕様の場合は、納期が長くなることがあります。FAIRINOの導入を検討する際には、早めに販売代理店に相談し、納期を確認することをおすすめします。
8. まとめ:FAIRINOで生産現場の未来を拓く
本記事では、協働ロボットFAIRINOについて、その概要、製品ラインナップ、導入メリット、価格、販売代理店、導入事例、導入前に検討すべきこと、よくある質問など、さまざまな角度から詳しく解説しました。
FAIRINOは、高い安全性、使いやすさ、柔軟性、コストパフォーマンスを兼ね備えた、次世代の協働ロボットです。FAIRINOを導入することで、製造業の現場は大きく変わります。
生産性向上: FAIRINOは、人手不足の解消、タクトタイムの短縮、24時間稼働などを実現し、生産性を大幅に向上させます。
品質向上: FAIRINOは、高精度な作業を安定して行うことができ、不良品の削減、品質の安定化に貢献します。
コスト削減: FAIRINOは、人件費の削減、材料費の削減、不良品の削減などを実現し、コスト削減に貢献します。
労働環境改善: FAIRINOは、危険な作業や重労働から作業員を解放し、より安全で快適な労働環境を実現します。
競争力強化: FAIRINOは、生産性向上、品質向上、コスト削減を通じて、企業の競争力を強化します。
FAIRINOは、製造業だけでなく、中国では物流、医療、サービス業など、さまざまな分野で活用されており、その可能性は無限大です。
もし、あなたがFAIRINOの導入を検討しているのであれば、まずはFAIRINOの販売代理店やロボット導入専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。販売代理店やコンサルタントは、あなたの課題やニーズをヒアリングし、最適なFAIRINOのモデルやシステム構成を提案してくれます。
FAIRINOは、あなたの生産現場の未来を拓く、強力なパートナーとなるでしょう。
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柔軟性: FAIRINOは、可搬重量やリーチの異なる複数のモデルが用意されており、さまざまな作業に対応できます。また、FAIRINOは、グリッパーやビジョンシステムなどの周辺機器との連携も容易で、多様なアプリケーションに対応可能です。自動車部品の組み立て、電子機器の検査、食品の箱詰めなど、幅広い工程でFAIRINOは活躍します。
コストパフォーマンス: FAIRINOは、高性能でありながら、比較的低コストで導入できます。初期費用を抑えつつ、生産性向上や省人化によるコスト削減効果を得ることができます。長期的に見ても、FAIRINOの導入は、人件費の削減、不良品の減少、生産効率の向上など、多くのメリットをもたらします。
充実したサポート体制: FAIRINOの販売代理店は、導入支援から、プログラミング、保守まで、充実したサポートを提供しています。導入時の不安を解消し、スムーズな運用をサポートします。FAIRINOの導入後も、定期的なメンテナンスやトラブルシューティングなど、安心して使い続けられる体制が整っています。これらのメリットから、FAIRINOは、生産性向上、省人化、コスト削減を目指す多くの企業にとって、魅力的な選択肢となっています。実際に、私が以前勤めていた工場でも、FAIRINOの導入により、生産ラインの自動化が進み、作業員の負担軽減と生産効率の向上を実現することができました。
1.3 FAIRINOと従来の産業用ロボットの違い
FAIRINOのような協働ロボットと、従来の産業用ロボットとの主な違いは、以下の点です。
安全性: 従来の産業用ロボットは、高速・高精度な動作を追求するため、安全柵で囲われた中で作業を行う必要がありました。一方、FAIRINOは、人との協働を前提としているため、高度な安全機能を備えており、安全柵なしで運用できます。
設置スペース: 従来の産業用ロボットは、安全柵を設置するため、広いスペースが必要でした。FAIRINOは、安全柵が不要なため、省スペースでの設置が可能であり、生産ラインのレイアウトの自由度が高まります。
プログラミング: 従来の産業用ロボットは、専門的なプログラミング知識が必要でした。FAIRINOは、直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えており、プログラミングの専門知識がなくても、簡単に導入・運用できます。
用途: 従来の産業用ロボットは、主に大量生産の現場で、単純な繰り返し作業を行うことを得意としていました。FAIRINOは、人との協働を前提としているため、より複雑な作業や、多品種少量生産の現場にも適しています。
価格: 従来の産業用ロボットと比較すると圧倒的に安価な傾向にあります。これらの違いから、FAIRINOは、従来の産業用ロボットでは対応できなかった、より柔軟で多様な生産現場のニーズに応えることができるロボットと言えます。FAIRINOの登場により、これまでロボット導入が難しかった中小企業や、多品種少量生産の現場でも、自動化が進むことが期待されています。
これらの違いから、FAIRINOは、従来の産業用ロボットでは対応できなかった、より柔軟で多様な生産現場のニーズに応えることができるロボットと言えます。FAIRINOの登場により、これまでロボット導入が難しかった中小企業や、多品種少量生産の現場でも、自動化が進むことが期待されています。
2. FAIRINOの製品ラインナップと技術仕様
FAIRINOには、可搬重量やリーチ(動作範囲)の異なる複数のモデルがあり、さまざまな作業に対応できます。ここでは、主要なモデルであるFR3、FR5、FR10、FR16について、それぞれの特徴と技術仕様を詳しく解説します。
2.1 FR3:小型・軽量モデル
FAIRINO FR3は、FAIRINOシリーズの中で最も小型・軽量なモデルです。可搬重量は3kg、リーチは622mmで、狭いスペースでの作業や、軽量物の取り扱いに適しています。
FR3の特徴:
コンパクト: 本体重量は14kgと軽量で、設置場所を選びません。
省スペース: 狭いスペースでも設置可能で、生産ラインのレイアウトの自由度を高めます。
高精度: 繰り返し位置決め精度は±0.02mmと高く、精密な作業にも対応できます。
使いやすさ: 直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えています。
FR3の主な用途:
電子部品の組み立て、検査
小型部品のピッキング、搬送
ネジ締め、ハンダ付け
研究開発、教育
私がコンサルティングを担当したある電子部品メーカーでは、FAIRINO FR3を導入し、基板への電子部品の実装作業を自動化しました。FAIRINO FR3の導入により、作業員の負担軽減と生産効率の向上を実現し、品質の安定化にも貢献しました。
2.2 FR5:汎用モデル
FAIRINO FR5は、可搬重量5kg、リーチ914mmの汎用モデルです。FR3よりも可搬重量とリーチが大きく、より幅広い作業に対応できます。
FR5の特徴:
汎用性: 可搬重量とリーチのバランスが良く、さまざまな作業に対応できます。
高剛性: 剛性が高く、安定した動作を実現します。
高速動作: 最大速度は2m/sと高速で、タクトタイムの短縮に貢献します。
使いやすさ: FR3と同様に、ダイレクトティーチング機能を備えています。
FR5の主な用途:
自動車部品の組み立て、搬送
機械部品の加工、検査
食品のピッキング、箱詰め
物流倉庫での仕分け作業
2.3 FR10:高可搬モデル
FAIRINO FR10は、可搬重量10kg、リーチ1300mmの高可搬モデルです。FR5よりもさらに可搬重量とリーチが大きく、重量物の取り扱いや、広い範囲での作業に適しています。
FR10の特徴:
高可搬重量: 10kgまでの重量物を取り扱うことができます。
広いリーチ: 1300mmのリーチにより、広い範囲での作業が可能です。
高剛性: 重量物の取り扱いにも耐えうる高い剛性を備えています。
安全性: 高度な安全機能を備えており、人との協働作業も安心です。
FR10の主な用途:
自動車部品の組み立て、搬送
機械部品の加工、検査
重量物のパレタイジング、デパレタイジング
溶接、塗装
2.4 FR16:最大可搬モデル
FAIRINO FR16は、FAIRINOシリーズの中で最大の可搬重量を誇るモデルです。可搬重量は16kg、リーチは1014mmで、FR10では対応できなかったさらに重量物のハンドリングが可能です。
FR16の特徴:
最大可搬重量: シリーズ最大の16kgの可搬重量
高剛性: さらなる重量物に対応できる剛性
安全性: 他のモデル同様に高度な安全機能を搭載
高い汎用性: 重量があるものを扱う多様な作業に対応
FR16の主な用途:
鋳造部品の取り出し、バリ取り
重量のある機械部品の組み立て、搬送
建材のハンドリング
重量物のパレタイジング
2.5 各モデルのスペック比較表
モデル
可搬重量(kg)
リーチ(mm)
繰り返し位置決め精度(mm)
最大速度(m/s)
重量(kg)
FAIRINO FR3
3
622
±0.02
1.5
14
FAIRINO FR5
5
914
±0.02
2
22
FAIRINO FR10
10
1300
±0.03
2
33
FAIRINO FR16
16
1014
±0.05
1.8
32
補足:
上記のスペックは、FAIRINOの公式サイトやカタログに掲載されている情報に基づいています。
実際の性能は、使用環境や周辺機器の構成によって異なる場合があります。
より詳細な技術仕様については、FAIRINOの販売代理店にお問い合わせください。
2.6 FAIRINOの安全性機能
FAIRINOは、人との協働を前提としているため、高度な安全機能を備えています。
衝突検知機能: ロボットが人や物に接触すると、内蔵されたセンサーがそれを検知し、瞬時に動作を停止します。
力覚センサー: ロボットの関節に力覚センサーが搭載されており、外部からの力を感知します。これにより、ロボットが人に押し付けられたり、挟まれたりするのを防ぎます。
安全速度監視: ロボットの動作速度を監視し、設定された安全速度を超えないように制御します。
非常停止ボタン: 緊急時にロボットを停止させるための非常停止ボタンが、ティーチングペンダントや操作パネルに装備されています。
保護停止入力: 外部の安全装置(ライトカーテン、セーフティマットなど)からの信号を受けて、ロボットを停止させることができます。
安全認証: FAIRINOは、国際的な安全規格(ISO 10218-1、ISO/TS 15066など)に準拠しており、第三者認証機関による認証を取得しています。
これらの安全機能により、FAIRINOは、人と安全に協働できるロボットとして、さまざまな現場で活躍しています。
3. FAIRINOの導入で実現できること(用途・導入事例)
FAIRINOは、その汎用性と柔軟性から、さまざまな製造現場で活用されています。ここでは、FAIRINOの代表的な用途と、実際の導入事例を紹介します。
3.1 自動車部品の組み立て・搬送
自動車部品の組み立て・搬送は、FAIRINOが得意とする分野の一つです。FAIRINOは、ネジ締め、嵌合、接着、溶接、塗装など、さまざまな作業に対応できます。また、FAIRINOは、人との協働作業も得意としており、例えば、人が部品をセットし、FAIRINOがネジ締めを行うといった、人とロボットの協調作業も可能です。
具体的な導入事例としては、ある自動車部品メーカーでは、FAIRINO FR5を導入し、ドアロック部品の組み立てラインを自動化しました。FAIRINOは、複数の部品を正確に位置決めし、ネジ締めを行うことで、生産効率を大幅に向上させました。また、FAIRINOの導入により、作業員の負担軽減にも貢献し、より人間工学的な作業環境を実現しました。FAIRINOは24時間稼働が可能であるため、夜間や休日の生産にも対応できるようになり、生産能力の増強にもつながりました。
3.2 電子部品の実装・検査
電子部品の実装・検査は、FAIRINO FR3が得意とする分野です。FAIRINO FR3は、小型・軽量でありながら、高精度な位置決め性能を備えているため、微細な電子部品の取り扱いに適しています。
FAIRINOは、電子基板への部品の実装、ハンダ付け、外観検査など、さまざまな作業に対応できます。例えば、ある電子機器メーカーでは、FAIRINO FR3を導入し、スマートフォン用カメラモジュールの組み立てラインを自動化しました。FAIRINOは、微小なレンズやセンサーを正確に位置決めし、接着剤を塗布することで、高品質なカメラモジュールを安定して生産できるようになりました。また、FAIRINOにビジョンシステムを組み合わせることで、実装後の部品の外観検査も自動化し、不良品の流出を防ぐことができました。
3.3 機械加工部品のバリ取り・研磨
機械加工部品のバリ取り・研磨は、FAIRINO FR5やFR10が得意とする分野です。FAIRINOは、力覚センサーを搭載可能であり、加工対象物の形状に合わせて、適切な力加減でバリ取りや研磨を行うことができます。
FAIRINOは、複雑な形状の部品や、さまざまな材質の部品に対応できます。例えば、ある機械部品メーカーでは、FAIRINO FR10を導入し、鋳造部品のバリ取り作業を自動化しました。FAIRINOは、力覚センサーを活用し、部品の形状に合わせて、適切な力加減でバリ取りを行うことで、作業時間を大幅に短縮し、品質の安定化にも貢献しました。また、FAIRINOの導入により、作業員は、粉塵や騒音の多い過酷な作業環境から解放され、より安全で快適な作業に従事できるようになりました。
FAIRINOは、人手不足の解消、作業効率の向上、コスト削減に貢献しています。FAIRINOの活用範囲は、今後ますます広がっていくことが期待されています。
3.4 実際の導入事例紹介
具体的な企業名や製品名を挙げることはできませんが、FAIRINOの導入事例をいくつか紹介します。
事例1: ある自動車部品メーカーでは、FAIRINO FR10を複数台導入し、エンジン部品の組み立てラインを自動化しました。FAIRINOは、重量のある部品を正確に位置決めし、ボルトで固定する作業を、24時間体制で行っています。FAIRINOの導入により、生産能力が2倍に向上し、不良品の発生率も大幅に低減しました。
事例2: ある電子機器メーカーでは、FAIRINO FR3を導入し、プリント基板の検査工程を自動化しました。FAIRINOは、高解像度カメラを搭載し、基板上の微細な欠陥を高速かつ正確に検出します。FAIRINOの導入により、検査員の負担が軽減され、検査精度も向上しました。
事例3: ある食品加工会社では、FAIRINO FR5を導入し、惣菜の盛り付け作業を自動化しました。FAIRINOは、さまざまな形状の容器に、複数の食材を正確に盛り付けることができます。FAIRINOの導入により、盛り付け作業のスピードが向上し、人件費も削減できました。
これらの事例は、FAIRINOがさまざまな製造現場で、生産性向上、品質向上、コスト削減に貢献していることを示しています。FAIRINOは、お客様のニーズに合わせて、最適なソリューションを提供できる、柔軟性の高い協働ロボットです。
※事例については中国国内での事例を代理店にヒアリングした内容をもとに作成しており事実と異なる場合があります
4. FAIRINOの価格と導入費用
FAIRINOの導入を検討する上で、価格と導入費用は重要な要素です。ここでは、FAIRINOの本体価格、周辺機器の価格、システム構築費用、導入にかかる総費用、そして費用対効果について解説します。
4.1 本体価格の目安
FAIRINOの本体価格は、モデルや仕様によって異なりますが、一般的には数百万円から1,000万円程度が目安となります。
FR3: 80万円前後~
FR5: 100万円前後~
FR10: 100万円前後~
FR16: 150万円前後~
4.2 周辺機器(ハンド、架台、ビジョンシステムなど)の価格
FAIRINOを導入する際には、本体だけでなく、周辺機器も必要になります。主な周辺機器としては、以下のようなものがあります。
ハンド(グリッパー): 部品を掴むための装置。さまざまな形状や大きさの部品に対応できるよう、複数の種類があります。価格は、数十万円から数百万円程度です。
架台: FAIRINOを設置するための台。FAIRINOの動作範囲や、作業内容に合わせて、適切な高さや大きさのものを選ぶ必要があります。価格は、数十万円から数百万円程度です。
ビジョンシステム: カメラやセンサーを使って、部品の位置や状態を認識するためのシステム。FAIRINOと連携させることで、より高度な作業が可能になります。価格は、数百万円から数千万円程度です。
その他: ティーチングペンダント、コントローラー、ケーブル、安全柵(必要な場合)など。
これらの周辺機器の価格も、FAIRINOの販売代理店や、選択する製品によって異なります。
4.3 システム構築費用の内訳
FAIRINOを導入する際には、本体価格や周辺機器の価格だけでなく、システム構築費用も必要になります。システム構築費用には、以下のようなものが含まれます。
ロボットの設置・調整費用: FAIRINOを設置し、動作確認や調整を行うための費用。
プログラミング費用: FAIRINOに作業内容を教え込むためのプログラミング費用。
周辺機器との連携費用: ハンドやビジョンシステムなどの周辺機器とFAIRINOを連携させるための費用。
安全対策費用: 安全柵やセンサーなどを設置するための費用(必要な場合)。
その他: 電気工事費用、輸送費用、導入支援費用など。
これらのシステム構築費用は、導入するFAIRINOのモデルや台数、作業内容、周辺機器の構成などによって大きく異なります。
【システム構築のご相談は船井総合研究所へご依頼ください】
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4.4 導入にかかる総費用の概算
FAIRINOの導入にかかる総費用は、上記の本体価格、周辺機器の価格、システム構築費用を合計した金額になります。
例えば、FAIRINO FR5を1台導入し、簡単なピッキング作業を行う場合、総費用は500万円~1,000万円程度が目安となります。一方、FAIRINO FR10を複数台導入し、複雑な組み立て作業を行う場合、総費用は数千万円以上になることもあります。
FAIRINOの導入費用は、決して安くはありませんが、FAIRINOの導入によって得られるメリット(生産性向上、品質向上、コスト削減など)を考慮すると、十分に投資価値があると言えます。
また、FAIRINOは他メーカーの協働ロボットと比べるとロボット単体の価格は非常に安価であり、総費用を抑えることができます。
4.5 費用対効果の考え方
FAIRINOの導入を検討する際には、費用対効果をしっかりと検討することが重要です。費用対効果を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。
導入によって得られるメリット:○ 生産性の向上(生産量増加、タクトタイム短縮)○ 品質の向上(不良品削減、安定生産)○ コスト削減(人件費削減、材料費削減、不良品削減)○ 労働環境の改善(危険作業の排除、作業員の負担軽減)○ その他(省スペース化、24時間稼働、多品種少量生産対応)
導入にかかる費用:○ FAIRINO本体価格○ 周辺機器の価格○ システム構築費用○ その他(メンテナンス費用、ランニングコスト)
投資回収期間: 導入費用を何年で回収できるか
これらの点を総合的に評価し、FAIRINOの導入が自社にとって本当にメリットがあるのかどうかを判断する必要があります。
FAIRINOの販売代理店は、費用対効果のシミュレーションや、導入事例の紹介など、導入検討をサポートするサービスを提供しています。ぜひ、FAIRINOの販売代理店に相談し、自社に最適なFAIRINOの導入プランを検討してみてください。
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5. FAIRINOの販売代理店とサポート体制
FAIRINOは、世界各国に販売代理店があり、日本国内にも販売代理店があります。ここでは、主要な販売代理店と、のサポート体制について紹介します。
5.1 主要な販売代理店
構内物流の自動化には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
5.1.1 株式会社ロボティクスソリューションズ
特徴: FAIRINOの正規代理店であり、豊富な導入実績と技術力を持つ。
強み: 顧客のニーズに合わせた最適なシステム提案、導入支援、アフターサービスを提供。FAIRINOのトレーニングコースも開催している。
Webサイト: https://www.roboticsolutions.co.jp/
5.2 技術サポート内容(導入支援、プログラミング、保守など)
FAIRINOの販売代理店は、導入前のコンサルティングから、導入後の保守・メンテナンスまで、一貫したサポートを提供しています。主なサポート内容は以下の通りです。
導入前コンサルティング: 顧客の課題やニーズをヒアリングし、最適なFAIRINOのモデルやシステム構成を提案。
システム設計・構築: FAIRINOと周辺機器を組み合わせたシステムを設計・構築。
プログラミング: FAIRINOに作業内容を教え込むためのプログラミングを実施。
設置・調整: FAIRINOを顧客の工場に設置し、動作確認や調整を実施。
トレーニング: FAIRINOの操作方法やプログラミング方法に関するトレーニングを実施。
保守・メンテナンス: FAIRINOの定期点検や修理、部品交換などを実施。
トラブルシューティング: FAIRINOのトラブル発生時に、原因究明や復旧作業を実施。
その他: ソフトウェアのアップデート、技術相談、など。
【導入前コンサルティングは船井総合研究所へご依頼ください】
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5.3 ショールーム・デモの有無
販売代理店では、FAIRINOの実機を展示しているショールームや、デモを実施している場合があります。ショールームでは、FAIRINOの動作を実際に確認したり、操作を体験したりすることができます。デモでは、FAIRINOの性能や機能を、より具体的に確認することができます。
ショールームやデモの有無については、各販売代理店に直接お問い合わせください。実際にFAIRINOを見て、触れて、体験することで、導入後のイメージがより明確になるでしょう。
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6. FAIRINO導入前に検討すべきこと
FAIRINOの導入は、生産性向上やコスト削減に大きく貢献する可能性がありますが、導入前にしっかりと検討すべきこともあります。ここでは、FAIRINO導入前に検討すべき5つのポイントについて解説します。
6.1 導入目的の明確化
FAIRINOを導入する目的を明確にすることが、最も重要です。
生産性を向上させたいのか?
人手不足を解消したいのか?
品質を向上させたいのか?
コストを削減したいのか?
労働環境を改善したいのか?
これらの目的を明確にすることで、最適なFAIRINOのモデルやシステム構成を選ぶことができます。また、導入後の効果測定も容易になります。目的が曖昧なままFAIRINOを導入してしまうと、期待した効果が得られなかったり、導入費用が無駄になってしまったりする可能性があります。
私がコンサルティングした企業様でも、「なんとなくロボットを導入したい」という漠然とした理由で検討を始めたケースがありましたが、具体的な目的を深堀りしていくことで、FAIRINOの最適な活用方法を見つけることができました。
6.2 既存設備との連携
FAIRINOを導入する際には、既存の設備との連携も考慮する必要があります。
FAIRINOを既存の生産ラインに組み込むことができるか?
FAIRINOと既存の設備との間で、部品や情報をやり取りする方法は?
既存の設備を改造する必要があるか?
これらの点を事前に検討しておくことで、導入後のトラブルを防ぎ、スムーズな運用につなげることができます。FAIRINOの販売代理店は、既存設備との連携に関する技術的なサポートも提供しています。
6.3 安全対策
FAIRINOは、人との協働を前提とした安全設計がされていますが、安全対策は万全に行う必要があります。FAIRINOの動作範囲内に、人が立ち入らないようにするための対策は?
非常停止ボタンは、適切な場所に設置されているか?
安全に関する教育・訓練は、十分に行われているか?
定期的な点検・メンテナンスは、計画的に実施されているか?
これらの点を事前に検討し、適切な安全対策を講じることで、事故のリスクを最小限に抑えることができます。労働安全衛生法などの関連法規も遵守する必要があります。FAIRINOの販売代理店は、安全対策に関するアドバイスやサポートも提供しています。
6.4 社内体制の整備
FAIRINOを導入する際には、社内体制の整備も重要です。
FAIRINOの運用・管理を担当する部署や担当者は?
FAIRINOのプログラミングやメンテナンスを担当する人材は?
FAIRINOの導入に関する社内教育は?
これらの点を事前に検討し、必要な人材の確保や育成、社内ルールの整備などを行うことで、FAIRINOの導入効果を最大限に引き出すことができます。場合によっては、FAIRINOの販売代理店が提供するトレーニングを受講することも検討しましょう。
6.5 投資回収期間の試算
FAIRINOの導入には、初期費用がかかります。導入前に、投資回収期間を試算し、費用対効果を検討することが重要です。
FAIRINOの導入によって、どれくらいのコスト削減効果が見込めるか?
FAIRINOの導入によって、どれくらいの生産性向上が見込めるか?
FAIRINOの導入費用は、何年で回収できるか?
これらの点を具体的に試算し、経営層の承認を得る必要があります。FAIRINOの販売代理店は、投資回収期間の試算をサポートするサービスを提供している場合があります。
7. FAIRINOに関するよくある質問(FAQ)
7.1 プログラミングは難しいですか?
FAIRINOは、直感的な操作で動作を教え込むことができるダイレクトティーチング機能を備えているため、専門的なプログラミング知識がなくても、比較的簡単にプログラミングできます。
ダイレクトティーチングとは、ロボットアームを直接手で動かして、動作を教え込む方法です。ティーチングペンダントと呼ばれるコントローラーを使って、ロボットの動作を記録・再生することもできます。
ただし、複雑な作業や、周辺機器との連携を行う場合には、ある程度のプログラミング知識が必要になることもあります。FAIRINOの販売代理店では、プログラミングに関するトレーニングやサポートを提供していますので、必要に応じて利用することをおすすめします。
7.2 メンテナンスは必要ですか?
FAIRINOは、長期間安定して稼働するように設計されていますが、定期的なメンテナンスは必要です。
主なメンテナンス項目としては、以下のものがあります。
ロボットアームの清掃
グリスアップ
ケーブルやコネクタの点検
センサーの点検・調整
ソフトウェアのアップデート
これらのメンテナンスを定期的に行うことで、FAIRINOの性能を維持し、寿命を延ばすことができます。FAIRINOの販売代理店では、メンテナンスに関するサービスを提供していますので、必要に応じて利用することをおすすめします。
7.3 どのような安全対策が必要ですか?
FAIRINOは、人との協働を前提とした安全設計がされていますが、安全対策は万全に行う必要があります。
主な安全対策としては、以下のものがあります。
FAIRINOの動作範囲内に、人が立ち入らないようにするための対策(安全柵、ライトカーテン、セーフティマットなど)
非常停止ボタンの設置
安全に関する教育・訓練
定期的な点検・メンテナンス
これらの安全対策は、労働安全衛生法などの関連法規に基づいて行う必要があります。FAIRINOの販売代理店では、安全対策に関するアドバイスやサポートを提供しています。
7.4 補助金は利用できますか?
FAIRINOの導入に際して、国や地方自治体が実施している補助金制度を利用できる場合があります。
例えば、経済産業省の「ものづくり補助金」などがあります。これらの補助金制度を利用することで、FAIRINOの導入費用の一部を補助してもらうことができます。
補助金制度の内容や申請方法は、年度や地域によって異なりますので、詳細については、経済産業省や各都道府県のホームページで確認するか、専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。
【補助金のご相談は船井総合研究所へご依頼ください】
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7.5 納期はどれくらいですか?
FAIRINOの納期は、モデルや仕様、在庫状況などによって異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度が目安となります。
特に、受注生産のモデルや、特殊な仕様の場合は、納期が長くなることがあります。FAIRINOの導入を検討する際には、早めに販売代理店に相談し、納期を確認することをおすすめします。
8. まとめ:FAIRINOで生産現場の未来を拓く
本記事では、協働ロボットFAIRINOについて、その概要、製品ラインナップ、導入メリット、価格、販売代理店、導入事例、導入前に検討すべきこと、よくある質問など、さまざまな角度から詳しく解説しました。
FAIRINOは、高い安全性、使いやすさ、柔軟性、コストパフォーマンスを兼ね備えた、次世代の協働ロボットです。FAIRINOを導入することで、製造業の現場は大きく変わります。
生産性向上: FAIRINOは、人手不足の解消、タクトタイムの短縮、24時間稼働などを実現し、生産性を大幅に向上させます。
品質向上: FAIRINOは、高精度な作業を安定して行うことができ、不良品の削減、品質の安定化に貢献します。
コスト削減: FAIRINOは、人件費の削減、材料費の削減、不良品の削減などを実現し、コスト削減に貢献します。
労働環境改善: FAIRINOは、危険な作業や重労働から作業員を解放し、より安全で快適な労働環境を実現します。
競争力強化: FAIRINOは、生産性向上、品質向上、コスト削減を通じて、企業の競争力を強化します。
FAIRINOは、製造業だけでなく、中国では物流、医療、サービス業など、さまざまな分野で活用されており、その可能性は無限大です。
もし、あなたがFAIRINOの導入を検討しているのであれば、まずはFAIRINOの販売代理店やロボット導入専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。販売代理店やコンサルタントは、あなたの課題やニーズをヒアリングし、最適なFAIRINOのモデルやシステム構成を提案してくれます。
FAIRINOは、あなたの生産現場の未来を拓く、強力なパートナーとなるでしょう。
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