記事公開日:2022.06.20
最終更新日:2023.01.20
なぜDXでAIが必要なのか?BI分野の最新トピック「拡張アナリティクス」をご紹介
1.AI(人工知能)とBI(ビジネスインテリジェンス)について
BI(ビジネスインテリジェンス)は、組織がよりデータに基づいた意思決定を行えるように支援することを指し、これにはデータ分析やビジネス分析が含まれています。BIによって出力される分析結果から、パターンや特徴・相関性を見つけて可視化することができますが、あくまでも人間が意思決定をするために必要な情報を提供する立場となります。
一方、AI(人工知能)は、人間の知的ふるまいの一部についてソフトウェアを用いて人工的に再現することを指します。BIで算出される結果に対し+αの高度な情報処理が可能です。AIを用いることで情報提供にとどまらず、人が行う「意思決定」までを実行することが可能なります。
2.拡張アナリティクスとは
最近話題となっている「拡張アナリティクス」は、機械学習・AIを組み込んだ分析のことを言います。「BI」によるデータを可視化する技術と「AI」による+αの高度な情報処理のハイブリット型ともいうことができ、さらに機械学習や自然言語処理分野の発展により技術的障壁は低くなってきているため、現在多くの注目を浴びています。
従来、このハイブリットな考え方をするためにはデータサイエンティストやデータアナリストなどのスキルを持ち合わせた人に依頼する必要がありました。特に、近年のアナリティクスやBIでは、分析データの前処理(データの整理、品質確保など)に莫大な手間とコストがかかっています。この点において拡張アナリティクスを用いることができれば、そのアルゴリズムによって手間の軽減・削減が可能となります。
ビジネスニーズや技術に応じて、DX分野は恐ろしいスピードで進化し続けています。今回のように、AIやBIを大前提とした言葉も昨今急激に増えてきました。業界の最先端で分析を進めるデータサイエンティストでさえ、拡張アナリティクスに仕事を奪われる日が来るかもしれないと考える専門家も複数います。そのため、自社の課題の本質を捉えて、どこまでの範囲でDXを行うのか(できるのか)を常に検討しておく必要があります。
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