記事公開日:2022.02.15
最終更新日:2023.01.20

DXで生産性を向上させている製造業の特徴

1.中小企業・小規模事業者の生産性

経済産業省が発行した「DXレポート」では、製造業でのDX推進の意識は、まだまだ低い傾向にあります。
一方で同省の「製造就業者数の推移」によると、製造業の就業者数は他の業界に比べ下降傾向にあり、DX化による属人化を排除すること、生産性を向上させることは急務なテーマといえます。

同省が発行した「中小企業・小規模事業者の生産性向上について」では、中小企業の生産性が製造業と非製造業において、ともに減少傾向にあることを紹介しています。
1996年から2016年の11年間にかけて、製造業では3.2%減少し、非製造業では9.2%減少しています。
その一方では、大企業は製造業で13.4%、非製造業では8.1%増加しています。

2.人時生産性とは

人時生産性とは、1人単位時間あたり、どれだけ「付加価値」を生み出すことができたのかを表します。
「付加価値」とは主に「売上」や「粗利」として定義する事が多く、人時生産性1人単位時間あたりの「粗利」を上昇させる事で、残業代を低減し、余った時間を生産部門に注力させる事で、結果的に全社の業績を向上する事に繋がります。

少し見方を変えると「各スタッフが時間をどれだけ有意義に活用できたか」ということになり、スタッフの働く意欲向上も期待できます。
では、生産性を向上させている製造業の特徴は、どのような内容でしょうか?

3.生産性を向上させている製造業の特徴

生産性を向上させている製造業の特徴はDX化を上手に実施している事です。
多くの中堅・中小の製造業は、生産計画や資材調達等が属人的になっていますが、それでも長年培ってきたノウハウを駆使し、部品や製品を造り、納期迄に納めることで、お客様から高い評価を得ています。
しかしながら特急の受注や急な仕様変更などが発生する事で、属人化した特定のスタッフにより多くの負担が掛かり、そのスタッフがいなくては会社がまわらないというリスクも同時に抱えてしまっています。

DX化を上手に推進できている中堅中小企業では、属人的になっている業務、非効率的に行っている業務、二重三重に行っている業務の洗い出しを行い、これをシンプルに標準化する為の統合基幹システム(ERP)を投資し、上手く活用する事で、スタッフ各々の業務時間短縮を伴う業務改善を行っています。
ここで重要なのは、掛かる業務時間のBefore→Afterを必ず検証するという事です。
これまで得意先から受注があった際に、生産計画を作成して製造指示を出す迄の時間が6時間掛かっていたものが、「納期」「ロット」「工程能力」「工順」「BOM」「不良率」等の要素から自動計算し、30分で製造指示ができるようになった事例においては、Before360分→After30分になった事になります。

4.生産性を向上させるための統合基幹システム(ERP)とは

統合基幹システム(ERP)とは、経営活動に欠かせない販売系システム、購買系システム、生産系システム、会計系システムの数々を統合した総合的ITシステムです。
販売/生産/購買/在庫/原価/会計/顧客といったそれぞれの業務の情報(データ)を総合的に管理し、1つのデータベースで情報を扱うことで、各システムでの情報活用を得意としています。
この統合基幹システム(ERP)があることで今まで発生していた二重三重のデータ入力業務を排除したり、企業のビジネスプロセスを、組織全体を俯瞰しながら設計し、業務効率を大幅に向上したりと、中堅中小製造業の生産性を向上するための救世主になる可能性があります。

 
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