記事公開日:2022.07.15
最終更新日:2023.01.20
働く人全員が取り組むべき「リスキリング」
1.リスキングとは
リスキリングについて、経済産業省は「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義しています。
これは「働く→学ぶ→働く」のサイクルを繰り返すリカレント教育とは「職を離れるか否か」という点で異なり、リスキリングは仕事をしながら学び続けていく前提の言葉と言えます。
また、リスキリングは「これからも職業で価値創出し続けるために必要なスキル」である前提を重視しており、単なる学び直しでもありません。
リスキリングはDX時代の人材戦略において欠かせない存在となり、このリスキリングによってデジタル技術の力を使いながら価値を創造できるように多くの従業員の能力やスキルが再開発されることが期待されています。
2.世界の動き
世界経済会議では、2018年から3年連続で「リスキル革命」と銘打ったセッションが実施されています。
また、2020年年次総会(ダボス会議)では、「2030年までに全世界で10億人をリスキリングする」という宣言をしています。
同会議では、第4次産業革命により、数年で8000万件の仕事が消失する一方で9700万件の新たな仕事が生まれると予想されており、それに備えて「リスキル革命プラットフォーム」の構築も宣言されています。
次に日本における動きを見ていきます。
3.日本の動き
日本においては、先月2022年6月16日に「日本リスキリングコンソーシアム」が発足しました。
これは、国や地方自治体、民間企業などが一体となって、日本全国あらゆる人のスキルをアップデートする「リスキリング」に取り組む新たな試みです。
様々な企業によるトレーニングプログラムの提供や、就職支援、副業・フリーランス・アルバイトなどの幅広いジョブマッチングの機会の提供など、パートナーシップの輪を広げることで、全国の人々が学び続ける機会を設ける予定です。
また、8割を無料で受講できる当サイトは、今後4年間で50万人の受講を目指して220程度の講座を提供することを発表しています。
「日本リスキリングコンソーシアム」:https://japan-reskilling-consortium.jp/
今回はリスキリングの概要をご紹介しました。所属企業やそれに伴う規模、現職のポジションに関わらず、働く人全員が必須の取り組みと言えます。
今後活発になっていく同分野について、学び始めてみるのはいかがでしょうか。
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