記事公開日:2022.09.16
最終更新日:2023.01.20
製造業の補助金採択を獲得するために必要なポイント! 経営者自ら補助金に取り組むべき理由
いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます。
補助金は中小企業の経営になくてはならない存在です。
ものづくり補助金を活用して最新加工機やロボット設備を入れることをされる経営者の皆様は多いと思います。
また最近ではデジタル枠もでてきました。今回は、補助金採択のポイントを解説していきます。
1.自身の会社と今一度向き合おう!
補助金申請の内容は一番自社のことを分かっている経営者が、自身の会社を経営するにあたっての基本的な考え方が凝縮されています。
ものづくり補助金の、よくある書き方を一例にしますと下記になるかと思います。
①あなたの会社はどんな会社ですか?
②あなたの会社の強みは何ですか?
③今回補助金を申請するのは何故ですか?
解決したい課題の背景と目的
④あなたはどんな社内体制で課題に立ち向かいますか?
⑤解決したい課題はどのような技術的な課題がありますか?
⑥解決したい課題をどのような“新”技術で解決しますか?
⑦解決したい課題を解決することでどのような優位性が生まれますか?
⑧解決したい課題は世の中のどのような課題とマッチしていると思いますか?
⑨課題が解決することで、どのような市場でどういう結果を残せそうですか?
⑩課題を解決するためのスケジュールは?
補助金の要綱に照らし合わせながら書く必要がありますが大まかにこのような内容となります。
補助金で求められる内容は基礎的な項目だと考えます。発展的な内容は技術的な項目だけで非常に基礎的な内容です。
なので、自身の会社をしっかり分析して経営の基礎さえ押さえていれば「補助金の申請は難しく無い」ということです。
今一度、自身の会社の経営と向き合う機会にしてみてはどうでしょうか?
普段考えていることをこの機会に具体化するのは良い機会だと思います。
2.補助金採択を獲得するめのポイント
過去事例からお話しします。ロボットを活用して熟練技術の自動化を試みた際に、補助金を申請して落ちたことがあります。驚いたことに落ちた理由は、「内容が難しすぎて到底自動化できるものではない」という評価を得たからでした。
補助金申請では実証実験をしっかりとしたことを記述することが通過のカギとなると考えます。
上記の内容では、しっかりと実験したうえで確証をもってロボットでの自動化の為に補助金を申請しました。
その際の記述は税理士の方だったかと思います。
その方にしっかりと今回の技術要件を説明しておけば避けられた事態でした。
補助金の審査は中小企業診断士を持った審査員が実施しますが、もし技術に明るい人にあたると「私の知っている限り、技術的に厳しい、無理だな」と思われる、このことを知ったのはだいぶ後の話でした。
つまり、技術に明るくないと、そもそも補助金申請の際に内容をしっかりと書ききることはできません。
自社の技術を一番知り、何を解決し、何を実現したいか?そして解決できる技術はどんなものか?それを理解するのは補助金を申請したいと思った、経営者のあなたです。
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