ERP CONSULTING COLUMN ERP・基幹システムコンサルティングコラム

専門コンサルタントが執筆するAI・ロボットコラム
最新のAI・ロボット技術に精通したコンサルタントによる定期コラム

DXで生産性を向上させている製造業の特徴

2022.02.15

1.中小企業・小規模事業者の生産性 経済産業省が発行した「DXレポート」では、製造業でのDX推進の意識は、まだまだ低い傾向にあります。 一方で同省の「製造就業者数の推移」によると、製造業の就業者数は他の業界に比べ下降傾向にあり、DX化による属人化を排除すること、生産性を向上させることは急務なテーマといえます。 同省が発行した「中小企業・小規模事業者の生産性向上について」では、中小企業の生産性が製造業と非製造業において、ともに減少傾向にあることを紹介しています。 1996年から2016年の11年間にかけて、製造業では3.2%減少し、非製造業では9.2%減少しています。 その一方では、大企業は製造業で13.4%、非製造業では8.1%増加しています。 2.人時生産性とは 人時生産性とは、1人単位時間あたり、どれだけ「付加価値」を生み出すことができたのかを表します。 「付加価値」とは主に「売上」や「粗利」として定義する事が多く、人時生産性1人単位時間あたりの「粗利」を上昇させる事で、残業代を低減し、余った時間を生産部門に注力させる事で、結果的に全社の業績を向上する事に繋がります。 少し見方を変えると「各スタッフが時間をどれだけ有意義に活用できたか」ということになり、スタッフの働く意欲向上も期待できます。 では、生産性を向上させている製造業の特徴は、どのような内容でしょうか? 3.生産性を向上させている製造業の特徴 生産性を向上させている製造業の特徴はDX化を上手に実施している事です。 多くの中堅・中小の製造業は、生産計画や資材調達等が属人的になっていますが、それでも長年培ってきたノウハウを駆使し、部品や製品を造り、納期迄に納めることで、お客様から高い評価を得ています。 しかしながら特急の受注や急な仕様変更などが発生する事で、属人化した特定のスタッフにより多くの負担が掛かり、そのスタッフがいなくては会社がまわらないというリスクも同時に抱えてしまっています。 DX化を上手に推進できている中堅中小企業では、属人的になっている業務、非効率的に行っている業務、二重三重に行っている業務の洗い出しを行い、これをシンプルに標準化する為の統合基幹システム(ERP)を投資し、上手く活用する事で、スタッフ各々の業務時間短縮を伴う業務改善を行っています。 ここで重要なのは、掛かる業務時間のBefore→Afterを必ず検証するという事です。 これまで得意先から受注があった際に、生産計画を作成して製造指示を出す迄の時間が6時間掛かっていたものが、「納期」「ロット」「工程能力」「工順」「BOM」「不良率」等の要素から自動計算し、30分で製造指示ができるようになった事例においては、Before360分→After30分になった事になります。 4.生産性を向上させるための統合基幹システム(ERP)とは 統合基幹システム(ERP)とは、経営活動に欠かせない販売系システム、購買系システム、生産系システム、会計系システムの数々を統合した総合的ITシステムです。 販売/生産/購買/在庫/原価/会計/顧客といったそれぞれの業務の情報(データ)を総合的に管理し、1つのデータベースで情報を扱うことで、各システムでの情報活用を得意としています。 この統合基幹システム(ERP)があることで今まで発生していた二重三重のデータ入力業務を排除したり、企業のビジネスプロセスを、組織全体を俯瞰しながら設計し、業務効率を大幅に向上したりと、中堅中小製造業の生産性を向上するための救世主になる可能性があります。   ■“中小製造業の基幹システム導入”最新事例レポート ▼事例レポート無料ダウンロードお申し込みはこちら▼ https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/smart-factory__00586 中小製造業の基幹システム導入事例と導入効果、取り組みのポイントをご紹介します!! 「こうなりたい!」と思っている経営者様におすすめ 正確な在庫情報を把握したい 毎月の棚卸回数を減らしたい 棚卸業務による残業を削減したい 各担当者のExcelやAccessによるデータ分散を無くしたい 業務フローを改善したい   ■オンラインセミナー開催のお知らせ 多品種小ロット生産板金・プレス加工業の為の生産管理・基幹システム”革命セミナー”2022! 属人化した生産・購買・在庫・原価のデータ化で「見える化」改革! ▼セミナーお申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 【このような方にオススメ】 従業員30名~200名の板金・プレス・溶接加工業の社長様 人手の掛かる作業や二重三重の生産管理・購買管理・原価管理業務が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 工程毎の工数、製品毎の原価等を把握し現場改善を進めたいがどのようにはじめたら良いか分からない社長様 生産管理・基幹システムを入れ替えて効率を上げたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 職人・属人化している生産管理・購買管理・原価管理業務が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 【開催日程】 全てオンライン開催となります 2022/03/01 (火) 13:00~15:00 2022/03/03 (木) 13:00~15:00 お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/   [sc name="dx-system"][/sc] 1.中小企業・小規模事業者の生産性 経済産業省が発行した「DXレポート」では、製造業でのDX推進の意識は、まだまだ低い傾向にあります。 一方で同省の「製造就業者数の推移」によると、製造業の就業者数は他の業界に比べ下降傾向にあり、DX化による属人化を排除すること、生産性を向上させることは急務なテーマといえます。 同省が発行した「中小企業・小規模事業者の生産性向上について」では、中小企業の生産性が製造業と非製造業において、ともに減少傾向にあることを紹介しています。 1996年から2016年の11年間にかけて、製造業では3.2%減少し、非製造業では9.2%減少しています。 その一方では、大企業は製造業で13.4%、非製造業では8.1%増加しています。 2.人時生産性とは 人時生産性とは、1人単位時間あたり、どれだけ「付加価値」を生み出すことができたのかを表します。 「付加価値」とは主に「売上」や「粗利」として定義する事が多く、人時生産性1人単位時間あたりの「粗利」を上昇させる事で、残業代を低減し、余った時間を生産部門に注力させる事で、結果的に全社の業績を向上する事に繋がります。 少し見方を変えると「各スタッフが時間をどれだけ有意義に活用できたか」ということになり、スタッフの働く意欲向上も期待できます。 では、生産性を向上させている製造業の特徴は、どのような内容でしょうか? 3.生産性を向上させている製造業の特徴 生産性を向上させている製造業の特徴はDX化を上手に実施している事です。 多くの中堅・中小の製造業は、生産計画や資材調達等が属人的になっていますが、それでも長年培ってきたノウハウを駆使し、部品や製品を造り、納期迄に納めることで、お客様から高い評価を得ています。 しかしながら特急の受注や急な仕様変更などが発生する事で、属人化した特定のスタッフにより多くの負担が掛かり、そのスタッフがいなくては会社がまわらないというリスクも同時に抱えてしまっています。 DX化を上手に推進できている中堅中小企業では、属人的になっている業務、非効率的に行っている業務、二重三重に行っている業務の洗い出しを行い、これをシンプルに標準化する為の統合基幹システム(ERP)を投資し、上手く活用する事で、スタッフ各々の業務時間短縮を伴う業務改善を行っています。 ここで重要なのは、掛かる業務時間のBefore→Afterを必ず検証するという事です。 これまで得意先から受注があった際に、生産計画を作成して製造指示を出す迄の時間が6時間掛かっていたものが、「納期」「ロット」「工程能力」「工順」「BOM」「不良率」等の要素から自動計算し、30分で製造指示ができるようになった事例においては、Before360分→After30分になった事になります。 4.生産性を向上させるための統合基幹システム(ERP)とは 統合基幹システム(ERP)とは、経営活動に欠かせない販売系システム、購買系システム、生産系システム、会計系システムの数々を統合した総合的ITシステムです。 販売/生産/購買/在庫/原価/会計/顧客といったそれぞれの業務の情報(データ)を総合的に管理し、1つのデータベースで情報を扱うことで、各システムでの情報活用を得意としています。 この統合基幹システム(ERP)があることで今まで発生していた二重三重のデータ入力業務を排除したり、企業のビジネスプロセスを、組織全体を俯瞰しながら設計し、業務効率を大幅に向上したりと、中堅中小製造業の生産性を向上するための救世主になる可能性があります。   ■“中小製造業の基幹システム導入”最新事例レポート ▼事例レポート無料ダウンロードお申し込みはこちら▼ https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/smart-factory__00586 中小製造業の基幹システム導入事例と導入効果、取り組みのポイントをご紹介します!! 「こうなりたい!」と思っている経営者様におすすめ 正確な在庫情報を把握したい 毎月の棚卸回数を減らしたい 棚卸業務による残業を削減したい 各担当者のExcelやAccessによるデータ分散を無くしたい 業務フローを改善したい   ■オンラインセミナー開催のお知らせ 多品種小ロット生産板金・プレス加工業の為の生産管理・基幹システム”革命セミナー”2022! 属人化した生産・購買・在庫・原価のデータ化で「見える化」改革! ▼セミナーお申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 【このような方にオススメ】 従業員30名~200名の板金・プレス・溶接加工業の社長様 人手の掛かる作業や二重三重の生産管理・購買管理・原価管理業務が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 工程毎の工数、製品毎の原価等を把握し現場改善を進めたいがどのようにはじめたら良いか分からない社長様 生産管理・基幹システムを入れ替えて効率を上げたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 職人・属人化している生産管理・購買管理・原価管理業務が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 【開催日程】 全てオンライン開催となります 2022/03/01 (火) 13:00~15:00 2022/03/03 (木) 13:00~15:00 お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/   [sc name="dx-system"][/sc]

統合型基幹システムの解説と失敗するシステム3つの特徴

2022.02.09

1.はじめに 平成30年(2018年)9月、経済産業省から「DXレポート」が発表されました。 既存の社内ITシステムが抱える問題を放置すると様々な問題が発生し、2025年以降には最大で年間12兆円もの経済損失が生じてしまう、という「2025年の崖」は衝撃的な内容でした。 DXレポートに関しては以前のコラムでもご紹介しているので、詳しくはこちら(2021年5月14日のコラムURL)をご確認ください。 端的に言うと、今後日本企業にはITシステムの刷新が必要である、ということがDXレポートによって指摘されたわけですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって企業のIT活用意識は高まってきています。 例えば、不要不急の外出を制限するため、テレワークやWeb会議システムの仕組みは急速に広まりました。 総務省資料によると、テレワークを導入済み・または導入予定と回答した企業の割合が、2019年には約30%であったことに対して、2020年には約60%と倍増しています。 製造業に特化して着目すると、22%から56%と2倍以上の拡大を見せています。 2.今後重要度が増す?統合型基幹システムとは テレワークやWeb会議システムに続いて、今後注目され重要度が増していくのは統合型基幹システムだと考えます。 まず基幹システムとは、販売管理システム・購買管理システム・生産計画システム・会計システム等、事業運営に欠かせないまさしく企業の基幹となるシステムのことです。 DXレポートでも指摘されていたように、日本企業のITシステムにおける最も大きな問題点の1つはシステムの「サイロ化」です。 「販売管理はこのシステム、購買管理にはこのシステム、会計管理はこれ…」など業務ごとに個別最適がなされ、データが分断されてしまい会社として一貫したデータを管理することができていないという状態、つまり基幹システムが「サイロ化」しているということです。 統合型基幹システムでは、上記のような「サイロ化」している各々のシステムを1つのシステムにまとめて、社内のデータ・情報資産を統合的に管理・活用できることが可能になります。 システム間のデータ受け渡しのために行っていた転記がなくなり生産性が向上する、転記によるタイムラグがなくなることで社内のデータをリアルタイムに見れるようになる、といったメリットがあります。 また、データ量が増えることでAI活用にもプラスの影響があるため、統合型基幹システムは「2025年の崖」を超えるためのカギと言えます。 3.失敗する統合型基幹システム導入の3つの特徴 ただ、企業が統合型基幹システムを導入するにあたってはよく陥ってしまう問題・失敗があります。以下では、失敗する統合型基幹システム導入の3つの特徴をまとめました。 失敗①:システム導入目的・コンセプト・範囲があいまい 1つ目のよくある失敗は、システム導入の目的やコンセプト・業務範囲があいまいなまま導入を始めてしまうことです。初期構想が不明確なまま導入を進めてしまうことで、システム導入することを目的にしたり、カスタマイズが増えて費用だけがかさんで結果として思うような効果が挙げられなかった、というケースは多々あります。カスタマイズが増えることによる影響は導入時のコストだけではありません。必要以上のカスタマイズは、「技術的負債」として企業に残り続け、導入後の維持コストにも影響します。 失敗②:既存業務のやり方に固執する 2つ目のよくある失敗は、既存業務のやり方に固執して新しいシステムでもその再現を目指してしまうことです。既存業務のやり方は既存システムを使うという前提においてやりやすいだけ、という可能性は大いにあります。また、既存業務をすべて再現しようとすると必然的に大量のカスタマイズが発生します。その業務に精通する社員が在籍中はまだ良いですが、その社員が退職していなくなってから「この業務ってなんでこうなの?」となってからではもう遅いということになります。 失敗③:現実的なスケジュールが立てられていない 3つ目のよくある失敗は、導入までのスケジュールに無理があり現実的なスケジュールが立てられていないことです。「社長から〇月までにシステム導入するように言われていて…」などの場合が特に当てはまります。導入の目安期限を決めること自体は悪くありませんが、システム機能の要件定義や実際に業務をこなせるのかという受入テストなど、システム導入には様々な工程が発生します。導入だけで終わらない、実際に使えるシステムにするためにも、現実的なスケジュールを立てることが重要です。 基幹システム導入のポイントについては無料のダウンロードレポートを参考にしていただけますと幸いです。 是非ダウンロードして貴社の経営にお役立て下さい。   ■“中小製造業の基幹システム導入”最新事例レポート ▼事例レポート無料ダウンロードお申し込みはこちら▼ https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/smart-factory__00586 中小製造業の基幹システム導入事例と導入効果、取り組みのポイントをご紹介します!! 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「こうなりたい!」と思っている経営者様におすすめ 正確な在庫情報を把握したい 毎月の棚卸回数を減らしたい 棚卸業務による残業を削減したい 各担当者のExcelやAccessによるデータ分散を無くしたい 業務フローを改善したい   ■オンラインセミナー開催のお知らせ 多品種小ロット生産板金・プレス加工業の為の生産管理・基幹システム”革命セミナー”2022! 属人化した生産・購買・在庫・原価のデータ化で「見える化」改革! ▼セミナーお申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 【このような方にオススメ】 従業員30名~200名の板金・プレス・溶接加工業の社長様 人手の掛かる作業や二重三重の生産管理・購買管理・原価管理業務が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 工程毎の工数、製品毎の原価等を把握し現場改善を進めたいがどのようにはじめたら良いか分からない社長様 生産管理・基幹システムを入れ替えて効率を上げたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 職人・属人化している生産管理・購買管理・原価管理業務が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 【開催日程】 全てオンライン開催となります 2022/02/22 (火) 13:00~15:00 2022/02/24 (木) 13:00~15:00 2022/03/01 (火) 13:00~15:00 2022/03/03 (木) 13:00~15:00 お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/   [sc name="dx-system"][/sc]

中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_システム導入プロジェクト後編】

2021.11.04

1.はじめに 本コラムでは、社内の情報システムの専門家、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERP(Enterprise Resources Planning)ともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 自社のIT関連の情報を全て把握している人が存在しない場合、新たにシステム導入をするにあたってどのようにハンドリングしてよいかがわからず、ベンダーにまかせっきりになってしまい、導入後も、システムの全体像を把握できず、活用できない場合があります。 そのような状態では、導入したシステムを活用した業務改善を進めることもできず、事業を発展させる機会を逸することになります。 そこで、導入を考え始めたときからどのような手順で進めれば導入後もシステムを活用できる環境を作ることが出来るかについて提案させていただいているのが本コラムシリーズです。 是非、バックナンバーも参考にしていただければ幸いです。 第6回(最終回)は、、第5回に引き続き、システム導入プロジェクトを進める上での現場への定着についてポイントを解説いたします。 2.前回までの振り返りと本コラム内容について 前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討をし、システムベンダーを決める際の検討ポイント、現場に受け入れてもらうためのシステム導入プロジェクトのポイントについて解説をしました。 会社全体が新しいシステム導入の理解を示したら、最後はそのシステムを如何にして現場に定着し、効果を発揮していくかを考えます。本コラムでは、新システムの定着と活用について解説いたします。 3.新システムの定着・活用 新しいシステム導入が会社全体に周知され、その重要性を理解してもらうことが出来ました。 今後は、現場を巻き込みながら、新システムを業務フローに組み込んで、日常業務に定着させる作業を進めていきます。 さらに、システムを活用することで、業務の改善に取り組んでいきます。 そのためのポイントとは、(1)システムに合せた現行業務の改善・定着、(2)現場のシステム機能の理解です。各項目について、解説させていただきます。 (1)システムに合せた現行業務の改善・定着について解説します。 ベンダーを検討する段階で新システム導入を念頭に置いた、業務改善・業務内容の変更については、検討をしていましたが、この段階になると、より具体性を持った検討をすることが重要になります。 今までの検討では、主要業務に漏れがないかを確認していた段階でした。次は、イレギュラーな処置などを含めて、より詳細に検討をしていくことになります。この時の考え方のポイントとしては、その業務の意味・得たい成果をきちんと理解し、既存の業務内容、やり方にとらわれず、システムを活用することで、どうやって効率的に業務の成果を得ることが出来るかを考えることが大切です。 既存業務にこだわるあまり、全ての業務を新システムに移行できずに、2つのシステムを使い続けることになることも良くあることです。 また、こうなってしまうと定着も困難です。関係者で知恵を絞って改善を進める必要があります。 (2) 現場のシステム機能の理解について解説します。 人の得手不得手があるので、現場全員が同じレベルの知識を持つことは現実的ではありませんが、最低限のレベルは全員が理解しておくことが重要です。 理由としては、システムを活用した改善を進めるために、職場全体の知恵を必要とするためです。 システムに詳しい人と業務内容に詳しい人が同一人物とは限らないため、相互にフォローをしながらでないと、良い業務改善を行うことは出来ません。 4.おわりに 以上、新システムを現場に定着させて、更に現場でシステムを活用して業務改善を進めるポイントについて解説をさせていただきました。 中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_システム導入プロジェクト後編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 AIやデジタル技術を活用した「工場のAI・デジタル化」に関する事例を以下のレポート内でご紹介しております。 中堅・中小製造業 経営者様向け “工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート   上記の事例レポートは無料でダウンロードいただくことができます。 ご興味のある方は、是非チェックしてみてください。 ▼事例レポート無料ダウンロード お申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/201208/ 無料オンライン診断サービスのご案内 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! AI活用したいが初めてでやり方が分からない・・・ データドリブン経営を実践したい・・・ 営業、見積もり業務が属人化している・・・ 生産管理に工数がかかっている・・・ 現場の進捗が見えない・・・ 他社の導入事例の詳細について聞きたい AI活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html 1.はじめに 本コラムでは、社内の情報システムの専門家、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERP(Enterprise Resources Planning)ともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 自社のIT関連の情報を全て把握している人が存在しない場合、新たにシステム導入をするにあたってどのようにハンドリングしてよいかがわからず、ベンダーにまかせっきりになってしまい、導入後も、システムの全体像を把握できず、活用できない場合があります。 そのような状態では、導入したシステムを活用した業務改善を進めることもできず、事業を発展させる機会を逸することになります。 そこで、導入を考え始めたときからどのような手順で進めれば導入後もシステムを活用できる環境を作ることが出来るかについて提案させていただいているのが本コラムシリーズです。 是非、バックナンバーも参考にしていただければ幸いです。 第6回(最終回)は、、第5回に引き続き、システム導入プロジェクトを進める上での現場への定着についてポイントを解説いたします。 2.前回までの振り返りと本コラム内容について 前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討をし、システムベンダーを決める際の検討ポイント、現場に受け入れてもらうためのシステム導入プロジェクトのポイントについて解説をしました。 会社全体が新しいシステム導入の理解を示したら、最後はそのシステムを如何にして現場に定着し、効果を発揮していくかを考えます。本コラムでは、新システムの定着と活用について解説いたします。 3.新システムの定着・活用 新しいシステム導入が会社全体に周知され、その重要性を理解してもらうことが出来ました。 今後は、現場を巻き込みながら、新システムを業務フローに組み込んで、日常業務に定着させる作業を進めていきます。 さらに、システムを活用することで、業務の改善に取り組んでいきます。 そのためのポイントとは、(1)システムに合せた現行業務の改善・定着、(2)現場のシステム機能の理解です。各項目について、解説させていただきます。 (1)システムに合せた現行業務の改善・定着について解説します。 ベンダーを検討する段階で新システム導入を念頭に置いた、業務改善・業務内容の変更については、検討をしていましたが、この段階になると、より具体性を持った検討をすることが重要になります。 今までの検討では、主要業務に漏れがないかを確認していた段階でした。次は、イレギュラーな処置などを含めて、より詳細に検討をしていくことになります。この時の考え方のポイントとしては、その業務の意味・得たい成果をきちんと理解し、既存の業務内容、やり方にとらわれず、システムを活用することで、どうやって効率的に業務の成果を得ることが出来るかを考えることが大切です。 既存業務にこだわるあまり、全ての業務を新システムに移行できずに、2つのシステムを使い続けることになることも良くあることです。 また、こうなってしまうと定着も困難です。関係者で知恵を絞って改善を進める必要があります。 (2) 現場のシステム機能の理解について解説します。 人の得手不得手があるので、現場全員が同じレベルの知識を持つことは現実的ではありませんが、最低限のレベルは全員が理解しておくことが重要です。 理由としては、システムを活用した改善を進めるために、職場全体の知恵を必要とするためです。 システムに詳しい人と業務内容に詳しい人が同一人物とは限らないため、相互にフォローをしながらでないと、良い業務改善を行うことは出来ません。 4.おわりに 以上、新システムを現場に定着させて、更に現場でシステムを活用して業務改善を進めるポイントについて解説をさせていただきました。 中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_システム導入プロジェクト後編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 AIやデジタル技術を活用した「工場のAI・デジタル化」に関する事例を以下のレポート内でご紹介しております。 中堅・中小製造業 経営者様向け “工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート   上記の事例レポートは無料でダウンロードいただくことができます。 ご興味のある方は、是非チェックしてみてください。 ▼事例レポート無料ダウンロード お申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/201208/ 無料オンライン診断サービスのご案内 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! AI活用したいが初めてでやり方が分からない・・・ データドリブン経営を実践したい・・・ 営業、見積もり業務が属人化している・・・ 生産管理に工数がかかっている・・・ 現場の進捗が見えない・・・ 他社の導入事例の詳細について聞きたい AI活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html

中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_システム導入プロジェクト前編】

2021.09.30

1.はじめに 本コラムでは、情報システムの専門家、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 自社のIT関連の情報を全て把握している人が存在しない場合、新たにシステム導入をするにあたってどのようにハンドリングしてよいかがわからず、ベンダーにまかせっきりになってしまい、導入後も、システムの全体像を把握できていない場合があります。そのような状態では、導入したシステムを活用した業務改善を進めることもできず、事業を発展させる機会を逸することになります。そこで、導入を考え始めたときからどのような手順で進めれば導入後もシステムを活用できる環境を作ることが出来るかについて提案させていただいているのが本コラムシリーズです。是非、バックナンバーも参考にしていただければ幸いです。 第5回の今回は、システム導入プロジェクトを進める上でのポイントを解説いたします。 2.前回までの振り返りと本コラム内容について 前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討をし、システムベンダーを決める際の検討ポイントまでを解説をしました。ベンダーが決定すると、詳細な業務分析・要件定義・システム開発・システム導入・運用開始と、いよいよ実際に使うといったゴールに向けてプロジェクトがスタートします。 本コラムでは、ベンダーとプロジェクトを進めていく上でのポイントについて解説いたします。ここでいうシステムベンダーとは、「システムを提供、導入を支援する」企業を指しています。 3.システム導入プロジェクトの進め方 自社の必要要件を満たせそうなベンダーを選択しました。次のステップは、そのベンダーと一緒に新システムを現場に定着させ、活用するまでプロジェクトとして動かすことが必要になります。システムは、機械設備とは異なり、その中身(プログラム)を見ることは出来ません。そのため、新しいシステムには苦手意識を持ってしまい、現場からの理解を得られることが難しいことがあります。その打開策として、提案したいことは、(1)新システム導入を全社に周知すること、(2)新システム導入の意義を経営者自身で説明すること、(3)ベンダーに一任せずに、自社で積極的に関与することです。各項目について、解説させていただきます。 (1)システム導入を全社に周知することについて解説します。 導入するシステムによって、その規模、影響を受ける部署・業務は色々ありますが、その規模に寄らず、新システムの概要といつ頃導入される予定であることは、全社に共有し、その導入時期前後、特に導入後は今間でとの業務内容に変化が生じる可能性があることを認識しておいてもらうことが目的です。こうすることで、全社的なイベントであることを認識してもらい、直接関係無い部署・業務でも何かしらの影響がでる可能性があることを意識してもらうことが出来ます。また、一見関係無いと思っていた部署や社員から問い合わせが来て、見落としていた要件に気づくこともありますので、システム導入が決定したら、早めに全社に周知するようにしましょう。 (2)新システム導入の意義を経営者自身で説明することについて解説します。 これは、(1)に通ずるところがありますが、経営者が新システム導入の意義や思いについて語ることで、担当部署・担当者のみが単独で進めているプロジェクトでなく、全社的なプロジェクトであることを社員に認識してもらえます。システムを導入・変更することは、会社の仕組み自体を変更させることです。実際にそのシステムを使う社員の方々にとっては、今までの業務から変化することになるため、基本的には、ネガティブな反応が多くなりがちです。その反応を抑制するためにも、経営者が重要性を発信をすることで、自分の所属する会社にとって必要な変化であることを理解してもらうことが重要です。 (3)ベンダーに一任せず、自社で積極的に関与することについて解説します。 基本的には、ベンダー側が旗を振って、プロジェクトを進めることになります。しかし、ここでベンダーにまかせっきりにせず、自社からもわからないことは質問するや、追加で出てきた要望については、積極的に伝えるようにしていきましょう。特に理解できないこと・進め方や決定した事項に納得がいかないことは、遠慮せずに伝えましょう。自身の発言で、計画の進捗が遅れる・追加開発が発生し、コストが増大する可能性が頭をよぎると、思ったことを言えなくなります。そこで、引いてしまうと、後々それが問題になって、確認しておけばよかったと後悔することも少なくありません。また、自身が疑問に思ったことが、後から別の社員に質問され、結局、ベンダーに問い合わせる必要が出てくることもあり得ます。 4.おわりに 以上のポイントを意識してプロジェクトに臨んでいただければ、導入したシステムが使い物にならなかったといった事態は回避できると考えています。 中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_システム導入プロジェクト前編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 AIやデジタル技術を活用した「工場のAI・デジタル化」に関する事例を以下のレポート内でご紹介しております。 中堅・中小製造業 経営者様向け “工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート   上記の事例レポートは無料でダウンロードいただくことができます。 ご興味のある方は、是非チェックしてみてください。 ▼事例レポート無料ダウンロード お申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/201208/ 無料オンライン診断サービスのご案内 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! 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中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討後編】

2021.08.26

1.はじめに 本コラムでは、情報システムの専門家、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 自社のIT関連の情報を全て把握している人が存在しない場合、新たにシステム導入をするにあたってどのようにハンドリングしてよいかがわからず、ベンダーにまかせっきりになってしまい、導入後も、システムの全体像を把握できていない場合があります。そのような状態では、導入したシステムを活用した業務改善を進めることもできず、勿体無いことになってしまいます。そこで、導入を考え始めたときからどのような手順で進めれば導入後もシステムを活用できる環境を作ることが出来るかについて提案させていただいているのが本コラムシリーズです。是非、バックナンバーも参考にしていただければ幸いです。 第4回の今回は、システムベンダーを比較検討する際の検討ポイントを解説いたします。 2.前回までの振り返りと本コラム内容について 前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討をし、システムベンダーを決める際の検討ポイントの途中まで解説をしました。 本コラムでは、導入するシステムベンダーに期待する内容についてポイントを前編に続いて解説いたします。ここでいうシステムベンダーとは、「システムを提供、導入を支援する」企業を指しています。 3.システムベンダーの検討 ここまでで、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーの選定とお打ち合わせに必要な書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)が準備できましたので、実際に複数のベンダーにコンタクトを取って、お打ち合わせを開始できる状態にまで到達しました。 ベンダーを決めるにあたっては、(1)支援内容、(2)仕様検討の進め方(3)導入実績、(4)ベンダーの会社状況、(5)システムの基本設計、(6)コストとスケジュール といったことを検討する必要があります。(1)、(2)については前編で解説済みですので、残りについて解説させていただきます。 (3)導入実績について解説します。 候補ベンダーに自社の業態での導入実績有無があるかは確認しましょう。実績があれば、会話もスムーズになりますし、自社で検討している内容について、抜けが無いかといった確認をしてもらうことが可能です。実績がない場合、前述したことの逆の事態が発生する可能性がありますので、実績がないベンダーを選択する場合は、色々な状況を想定することが必要です。 (4)ベンダーの会社状況について説明します。 ベンダーとのお付き合いは、システム入れた後も長期間続くことになりますので、経営状況に問題が無い会社を選ぶようにしましょう。 (5)システムの基本設計について解説します。 検討開始時は、現状の業務フローをベースに考え始め、一旦は目指すシステムの形を設計します。そこに候補ベンダーが持っているシステムの知識を加えることで、その設計をブラッシュアップすることで、最終的に目指すシステムを構築し、それをシステムの基本設計として導入検討をすすめるようにしましょう。 (6)コストとスケジュールについて説明します。 コストとスケジュールでベンダーと協議して、明確にしておきたいとポイントは、お互いの役割分担の範囲・割合と〆切です。自社責任の作業が多かったりすると、それが原因で計画遅延が発生する可能性もあるため、お互いが納得できるレベルでそれぞれのバランスを調整する必要があります。 4.おわりに 以上の内容を踏まえてベンダー選定を実施していただくことで、自社が検討の主導権を握ることが可能になり、ベンダー決定・契約後の予定変更を抑制することが可能になると考えています。 中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討後編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 以下のダウンロードレポートでは、工場のAI活用事例についてより詳しく解説しています。 下記のバナーからダウンロード頂き工場のAI活用にお役立て下さい。   https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/dltext04-dl.html ■オンラインセミナー開催のお知らせ 製造メーカーの為のAI経営!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ~属人的な経験や勘に依存した経営からAIを活用する経営へ~ このような方におすすめ 従業員数300名以下の製造業(メーカー)で、自社の営業にAIがどう適用できるかを知りたい社長・経営者の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マン個々人の経験や勘に依存していると感じている”メーカー経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”メーカー経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”メーカー経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている"メーカー経営者"の方 本セミナーで学べるポイント ・”経営者目線”で知っておくべきメーカーで実践できる具体的なAI活用事例が学べる! ~AIに関心はあるが、具体的な行動が取れないメーカー経営者の為のセミナーです~ ・営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! ~営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです~ ・製造・生産技術・生産管理部門にAIを導入して熟練技術・職人技術を標準化・継承できる事例が学べる! ~製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです~ ・販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! ~各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです~ ・自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! ~理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります!~ ■成功事例orお客様の声 【1】営業部門でAIを活用して、個々人に依存した属人的な営業から仕組み化に取り組んでいるメーカーS社の事例 ~営業担当者と顧客の商談情報をデータベース化&AI解析して見積改善&営業力UP!~ 【2】製造部門でAIを活用して、熟練技術・職人技術をデジタル化して標準化しているメーカーN社の事例 ~熟練者・ベテラン職人の勘と経験をAIでルール化・標準化して未熟練者に技術を継承!~ 【3】生産管理部門でAIを活用して、設計のAI化や生産計画のAI化に取り組んでいるメーカーU社の事例 ~熟練者・経験豊富な特定人材に依存している業務をAI化して省力化&効率化!~ 【4】基幹システムの構築にAIを活用してバックオフィス系の効率化を推進しているメーカーA社の事例 ~販売・仕入・在庫・原価管理や生産管理システムを根本的に改革!~ 【5】経営全般にAIを活用して技術の見える化・デジタル化をしてDX化に邁進しているメーカーN社の事例 ~属人的・職人的・勘と経験依存の経営からデジタルデータを活用した経営へ~ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/08/25 (水) 13:00~15:00 2021/08/26 (木) 13:00~15:00 2021/09/07 (火) 13:00~15:00 2021/09/08 (水) 13:00~15:00 詳細、お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! 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中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討前編】

2021.07.16

1.はじめに 本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 第3回の今回は、システムベンダーを比較検討する際のポイントについて解説いたします。 2.前回までの振り返りと本コラム内容について 前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討を開始するまでの間に実施することとして、(1)プロジェクトチーム体制(2)目的(3)導入範囲(4)目標・期待効果といった項目についてと、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーとのお打ち合わせに必要な情報、書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)を準備するという段階までの解説をしました。 本コラムでは、導入するシステムベンダーに期待する内容についてポイントを解説いたします。ここでいうシステムベンダーとは、「システムを提供、導入を支援する」企業を指しています。 3.システムベンダーの検討 ここまでで、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーの選定とお打ち合わせに必要な書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)が準備できましたので、実際に複数のベンダーにコンタクトを取って、お打ち合わせを開始できる状態にまで到達しました。 ベンダーを決めるにあたっては、(1)支援内容、(2)仕様検討の進め方(3)導入実績、(4)ベンダーの会社状況、(5)システムの基本設計、(6)コストとスケジュール といったことを検討する必要があります。 (1)支援内容について解説します。 当たり前ですが、システム導入は入れて終了ということではなく、入れた機能が現場で、期待した性能を発揮する状況まで運用改善、使い方の指導をするまでをサポートすることを含めた内容で付き合ってくれる会社を選ぶべきです。そうしないと、現場に新たに導入したシステムが根付かない、または、最低限の機能しか使われないといった事態になり、システム導入が失敗となってしまいます。また、このような失敗は、システム導入投資のみならず、デジタル化案件の投資全般に懐疑的な印象を持たせる要因になり、デジタル化を進めたい企業にとっては、デジタル化足止めの要因となる可能性があるので、優先度が高い評価ポイントと考えています。 (2)仕様検討の進め方について解説します。 ベンダーとの仕様・機能についてお打ち合わせは大きく分けて、2つの種類が考えられます。1つ目は、「仕様概要検討→見積り→発注→契約後に詳細仕様検討→要件定義」する場合。2つ目は、「詳細仕様検討→見積→発注→要件定義」する場合です。この2つのパターンの大きな違いは、「発注後のコスト変動の大きさ」だと考えています。どちらのパターンでも要件定義作業の中で必要機能が増えた場合、その開発にかかる費用は追加となります。通常、仕様の詳細検討や要件定義を行う作業は、大きな工数・コストがかかります。そのため、これらは、一般的には契約後に行うことが多いです。しかし、実際にこれらの作業を行うと、自社内で検討していた時には出てこなかった要望が出てきて、当初よりも必要な仕様・機能が大幅に増えることも珍しくありません。そうなると、追加の開発費用が発生し、契約前の見積価格よりも高額になり、やむなく、機能を減らすといった事態になります。それを防止するためにも、自社が必要としている機能は、ベンダーとのお打ち合わせを開始する前に出来るだけ、洗い出しておいて、早々にベンダーに対応可否と対応内容を検討してもらうことで、初回の見積内容の精度を上げてもらうことが重要です。 4.おわりに 以上の内容を踏まえてベンダー選定を実施していただくことで、自社が検討の主導権を握ることが可能になり、ベンダー決定・契約後の予定変更を抑制することが可能になると考えています。 中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討前編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 以下のダウンロードレポートでは、工場のAI活用事例についてより詳しく解説しています。 下記のバナーからダウンロード頂き工場のAI活用にお役立て下さい。   https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/dltext04-dl.html ■オンラインセミナー開催のお知らせ 製造メーカーの為のAI経営!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ~属人的な経験や勘に依存した経営からAIを活用する経営へ~ このような方におすすめ 従業員数300名以下の製造業(メーカー)で、自社の営業にAIがどう適用できるかを知りたい社長・経営者の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マン個々人の経験や勘に依存していると感じている”メーカー経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”メーカー経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”メーカー経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている"メーカー経営者"の方 本セミナーで学べるポイント ・”経営者目線”で知っておくべきメーカーで実践できる具体的なAI活用事例が学べる! ~AIに関心はあるが、具体的な行動が取れないメーカー経営者の為のセミナーです~ ・営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! ~営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです~ ・製造・生産技術・生産管理部門にAIを導入して熟練技術・職人技術を標準化・継承できる事例が学べる! ~製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです~ ・販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! ~各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです~ ・自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! ~理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります!~ ■成功事例orお客様の声 【1】営業部門でAIを活用して、個々人に依存した属人的な営業から仕組み化に取り組んでいるメーカーS社の事例 ~営業担当者と顧客の商談情報をデータベース化&AI解析して見積改善&営業力UP!~ 【2】製造部門でAIを活用して、熟練技術・職人技術をデジタル化して標準化しているメーカーN社の事例 ~熟練者・ベテラン職人の勘と経験をAIでルール化・標準化して未熟練者に技術を継承!~ 【3】生産管理部門でAIを活用して、設計のAI化や生産計画のAI化に取り組んでいるメーカーU社の事例 ~熟練者・経験豊富な特定人材に依存している業務をAI化して省力化&効率化!~ 【4】基幹システムの構築にAIを活用してバックオフィス系の効率化を推進しているメーカーA社の事例 ~販売・仕入・在庫・原価管理や生産管理システムを根本的に改革!~ 【5】経営全般にAIを活用して技術の見える化・デジタル化をしてDX化に邁進しているメーカーN社の事例 ~属人的・職人的・勘と経験依存の経営からデジタルデータを活用した経営へ~ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/08/25 (水) 13:00~15:00 2021/08/26 (木) 13:00~15:00 2021/09/07 (火) 13:00~15:00 2021/09/08 (水) 13:00~15:00 詳細、お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! AI活用したいが初めてでやり方が分からない・・・ データドリブン経営を実践したい・・・ 営業、見積もり業務が属人化している・・・ 生産管理に工数がかかっている・・・ 現場の進捗が見えない・・・ 他社の導入事例の詳細について聞きたい AI活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html 1.はじめに 本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 第3回の今回は、システムベンダーを比較検討する際のポイントについて解説いたします。 2.前回までの振り返りと本コラム内容について 前回までのコラムでは、検討開始の初動から仕様検討を開始するまでの間に実施することとして、(1)プロジェクトチーム体制(2)目的(3)導入範囲(4)目標・期待効果といった項目についてと、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーとのお打ち合わせに必要な情報、書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)を準備するという段階までの解説をしました。 本コラムでは、導入するシステムベンダーに期待する内容についてポイントを解説いたします。ここでいうシステムベンダーとは、「システムを提供、導入を支援する」企業を指しています。 3.システムベンダーの検討 ここまでで、導入するシステムの仕様概要を決定し、ベンダーの選定とお打ち合わせに必要な書類(業務フローとシステムに期待する必要機能のリスト)が準備できましたので、実際に複数のベンダーにコンタクトを取って、お打ち合わせを開始できる状態にまで到達しました。 ベンダーを決めるにあたっては、(1)支援内容、(2)仕様検討の進め方(3)導入実績、(4)ベンダーの会社状況、(5)システムの基本設計、(6)コストとスケジュール といったことを検討する必要があります。 (1)支援内容について解説します。 当たり前ですが、システム導入は入れて終了ということではなく、入れた機能が現場で、期待した性能を発揮する状況まで運用改善、使い方の指導をするまでをサポートすることを含めた内容で付き合ってくれる会社を選ぶべきです。そうしないと、現場に新たに導入したシステムが根付かない、または、最低限の機能しか使われないといった事態になり、システム導入が失敗となってしまいます。また、このような失敗は、システム導入投資のみならず、デジタル化案件の投資全般に懐疑的な印象を持たせる要因になり、デジタル化を進めたい企業にとっては、デジタル化足止めの要因となる可能性があるので、優先度が高い評価ポイントと考えています。 (2)仕様検討の進め方について解説します。 ベンダーとの仕様・機能についてお打ち合わせは大きく分けて、2つの種類が考えられます。1つ目は、「仕様概要検討→見積り→発注→契約後に詳細仕様検討→要件定義」する場合。2つ目は、「詳細仕様検討→見積→発注→要件定義」する場合です。この2つのパターンの大きな違いは、「発注後のコスト変動の大きさ」だと考えています。どちらのパターンでも要件定義作業の中で必要機能が増えた場合、その開発にかかる費用は追加となります。通常、仕様の詳細検討や要件定義を行う作業は、大きな工数・コストがかかります。そのため、これらは、一般的には契約後に行うことが多いです。しかし、実際にこれらの作業を行うと、自社内で検討していた時には出てこなかった要望が出てきて、当初よりも必要な仕様・機能が大幅に増えることも珍しくありません。そうなると、追加の開発費用が発生し、契約前の見積価格よりも高額になり、やむなく、機能を減らすといった事態になります。それを防止するためにも、自社が必要としている機能は、ベンダーとのお打ち合わせを開始する前に出来るだけ、洗い出しておいて、早々にベンダーに対応可否と対応内容を検討してもらうことで、初回の見積内容の精度を上げてもらうことが重要です。 4.おわりに 以上の内容を踏まえてベンダー選定を実施していただくことで、自社が検討の主導権を握ることが可能になり、ベンダー決定・契約後の予定変更を抑制することが可能になると考えています。 中小・零細製造業のデジタル化【基幹システム導入_ベンダー検討前編】の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 以下のダウンロードレポートでは、工場のAI活用事例についてより詳しく解説しています。 下記のバナーからダウンロード頂き工場のAI活用にお役立て下さい。   https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/dltext04-dl.html ■オンラインセミナー開催のお知らせ 製造メーカーの為のAI経営!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ~属人的な経験や勘に依存した経営からAIを活用する経営へ~ このような方におすすめ 従業員数300名以下の製造業(メーカー)で、自社の営業にAIがどう適用できるかを知りたい社長・経営者の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マン個々人の経験や勘に依存していると感じている”メーカー経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”メーカー経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”メーカー経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている"メーカー経営者"の方 本セミナーで学べるポイント ・”経営者目線”で知っておくべきメーカーで実践できる具体的なAI活用事例が学べる! ~AIに関心はあるが、具体的な行動が取れないメーカー経営者の為のセミナーです~ ・営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! ~営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです~ ・製造・生産技術・生産管理部門にAIを導入して熟練技術・職人技術を標準化・継承できる事例が学べる! ~製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです~ ・販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! ~各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです~ ・自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! ~理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります!~ ■成功事例orお客様の声 【1】営業部門でAIを活用して、個々人に依存した属人的な営業から仕組み化に取り組んでいるメーカーS社の事例 ~営業担当者と顧客の商談情報をデータベース化&AI解析して見積改善&営業力UP!~ 【2】製造部門でAIを活用して、熟練技術・職人技術をデジタル化して標準化しているメーカーN社の事例 ~熟練者・ベテラン職人の勘と経験をAIでルール化・標準化して未熟練者に技術を継承!~ 【3】生産管理部門でAIを活用して、設計のAI化や生産計画のAI化に取り組んでいるメーカーU社の事例 ~熟練者・経験豊富な特定人材に依存している業務をAI化して省力化&効率化!~ 【4】基幹システムの構築にAIを活用してバックオフィス系の効率化を推進しているメーカーA社の事例 ~販売・仕入・在庫・原価管理や生産管理システムを根本的に改革!~ 【5】経営全般にAIを活用して技術の見える化・デジタル化をしてDX化に邁進しているメーカーN社の事例 ~属人的・職人的・勘と経験依存の経営からデジタルデータを活用した経営へ~ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/08/25 (水) 13:00~15:00 2021/08/26 (木) 13:00~15:00 2021/09/07 (火) 13:00~15:00 2021/09/08 (水) 13:00~15:00 詳細、お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! 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製造業・工場のデジタル活用事例

2021.07.09

今回のコラムでは、製造業・工場におけるデジタル活用事例をご紹介致します。 1.現場に散乱していた生産日報・日常点検表等のペーパーレス化を実現 ・導入前の状態と主な課題 工場内で生産日報・日常点検表等の紙帳票が散乱した状態。加えて、➀ 日報・点検表等の内容を紙に記入⇒➁ エクセルに転記⇒➂ データ集計⇒➃ グラフ化という、「生産に直結しない間接作業」に多くの時間を要する点が課題となっていた。 ・導入後の主な課題解決効果 紙帳票の電子化・ペーパーレス化を進めたことで、業務効率化(転記作業の圧縮等)と紙コストの削減に成功。タブレットを使用することで情報共有がより円滑になった。また、間接作業を減らすことで、より生産に直結する作業へ集中できる現場体制へとシフトできた。 ・取り組みのポイント 現場従業員の中で「使用頻度の高い帳票×集計に時間がかかるもの」からペーパーレス化に着手 2.メンテナンス事業の案件情報一元管理 ・導入前の状態と主な課題 メンテナンス担当者が個々人でメンテナンス内容をエクセルで管理。顧客全体のメンテナンス状況がわかりずらく、メンテナンスから取得した情報も会社資産となっていなかった。また、メモ書きからエクセル記入しているため、資料作成にも時間がかかっていた。 ・導入後の主な課題解決効果 メンテナンス帳票を電子化しタブレットを採用。メンテナンス情報をクラウド上に一元管理。エクセル転記の手間がなくなった。また、入力項目をプルダウンにすることで、傾向分析や要因分析の実施も可能に。データ分析をすることで営業活動の改善にも繋げていくようにした。 ・取り組みのポイント タブレットで入力しやすいインターフェイスと導入ハードルが低いクラウドを活用 3.営業担当者のワンストップ簡易設計システムの構築 ・導入前の状態と主な課題 製品イメージをお客様に提示する場合、営業担当者が設計部に依頼をして、都度、提案用の3DCAD図面を作成していた。受注に繋がらない設計依頼も多く、提案用の設計依頼が設計部の仕事を圧迫するという課題があった。 ・導入後の主な課題解決効果 営業担当者でも容易に使える3DCADのインターフェイスを開発。営業担当者が客先からネットワークを経由して、自社の3DCADを操作できるようにした。営業担当者は必要な情報を入力するだけでシステムが自動で稼働し、3D図面を作図できるようになった。 ・取り組みのポイント 営業担当者がその場でお客様に製品イメージを提示でき商談を進めやすくなる 4.クラウドIoTによる設備の故障予知 ・導入前の状態と主な課題 設備トラブルが多く、毎日のように突発故障が発生していた。故障により、設備が長時間停止した場合は、生産計画の変更が必要となる。 故障挙動を事前に把握しておきたいが、人員が少なく、日常的に設備状態を監視できる体制が整備されていなかった。 ・導入後の主な課題解決効果 設備のPLCからデータを取得して、温度や電流値等を見える化。故障の傾向を把握することで、突発故障を減らすことができた。また、クラウドを活用することで環境設定が容易になり、結果として低コストでのシステム(IoT)導入が可能であった。 ・取り組みのポイント クラウド活用により、いつでも・どこでも設備状態を確認可能に 以下のダウンロードレポートでは、工場のAI活用事例についてより詳しく解説しています。 下記のバナーからダウンロード頂き工場のAI活用にお役立て下さい。   https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/dltext04-dl.html ■オンラインセミナー開催のお知らせ 板金・プレス・溶接加工業のAI&ロボット活用!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 多品種少量生産の熟練技術・職人技術・人手の掛かる業務にAI&ロボットを活用して自動化&生産性UP! このような方におすすめ 従業員100名以下の板金・プレス・溶接加工業の社長様 多品種少量生産で一品特注品も多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 熟練技術・職人的な業務、属人化している工程が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 人手の掛かる工程や手間・工数が掛かる工程が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 AI&ロボットにこれから取り組みたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 本セミナーで学べるポイント ・従業員100名以下の板金・プレス・溶接加工業の社長が知っておくべきAI&ロボットが分かる! ~少人数精鋭主義の社長の為のAI&ロボットの導入法が分かります~ ・多品種少量生産でこそ活用すべきAI&ロボットが分かる! ~大量生産ではなく多品種少量生産に適したAI&ロボットの導入法が分かります~ ・熟練技術・職人的な業務にAI&ロボット導入する方法が分かる! ~一部の熟練者・職人に依存している業務にAI&ロボットを活用する方法が分かります~ ・基礎知識や導入経験がない社長でも多品種少量生産AI&ロボット導入法が分かる! ~多品種少量生産対応AI&ロボットは良く分からない...そんな社長の為のセミナーです~ ・自社でどんな工程・業務でAI&ロボットが活用できるかが具体的に分かる! ~多品種少量生産対応AI&ロボットは良く分からない...そんな社長の為のセミナーです~ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/07/14 (水) 13:00~15:00 2021/07/15 (木) 13:00~15:00 2021/07/20 (火) 13:00~15:00 2021/07/21 (水) 13:00~15:00 詳細、お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! AI活用したいが初めてでやり方が分からない・・・ データドリブン経営を実践したい・・・ 営業、見積もり業務が属人化している・・・ 生産管理に工数がかかっている・・・ 現場の進捗が見えない・・・ 他社の導入事例の詳細について聞きたい AI活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html   [sc name="ai-digital"][/sc] 今回のコラムでは、製造業・工場におけるデジタル活用事例をご紹介致します。 1.現場に散乱していた生産日報・日常点検表等のペーパーレス化を実現 ・導入前の状態と主な課題 工場内で生産日報・日常点検表等の紙帳票が散乱した状態。加えて、➀ 日報・点検表等の内容を紙に記入⇒➁ エクセルに転記⇒➂ データ集計⇒➃ グラフ化という、「生産に直結しない間接作業」に多くの時間を要する点が課題となっていた。 ・導入後の主な課題解決効果 紙帳票の電子化・ペーパーレス化を進めたことで、業務効率化(転記作業の圧縮等)と紙コストの削減に成功。タブレットを使用することで情報共有がより円滑になった。また、間接作業を減らすことで、より生産に直結する作業へ集中できる現場体制へとシフトできた。 ・取り組みのポイント 現場従業員の中で「使用頻度の高い帳票×集計に時間がかかるもの」からペーパーレス化に着手 2.メンテナンス事業の案件情報一元管理 ・導入前の状態と主な課題 メンテナンス担当者が個々人でメンテナンス内容をエクセルで管理。顧客全体のメンテナンス状況がわかりずらく、メンテナンスから取得した情報も会社資産となっていなかった。また、メモ書きからエクセル記入しているため、資料作成にも時間がかかっていた。 ・導入後の主な課題解決効果 メンテナンス帳票を電子化しタブレットを採用。メンテナンス情報をクラウド上に一元管理。エクセル転記の手間がなくなった。また、入力項目をプルダウンにすることで、傾向分析や要因分析の実施も可能に。データ分析をすることで営業活動の改善にも繋げていくようにした。 ・取り組みのポイント タブレットで入力しやすいインターフェイスと導入ハードルが低いクラウドを活用 3.営業担当者のワンストップ簡易設計システムの構築 ・導入前の状態と主な課題 製品イメージをお客様に提示する場合、営業担当者が設計部に依頼をして、都度、提案用の3DCAD図面を作成していた。受注に繋がらない設計依頼も多く、提案用の設計依頼が設計部の仕事を圧迫するという課題があった。 ・導入後の主な課題解決効果 営業担当者でも容易に使える3DCADのインターフェイスを開発。営業担当者が客先からネットワークを経由して、自社の3DCADを操作できるようにした。営業担当者は必要な情報を入力するだけでシステムが自動で稼働し、3D図面を作図できるようになった。 ・取り組みのポイント 営業担当者がその場でお客様に製品イメージを提示でき商談を進めやすくなる 4.クラウドIoTによる設備の故障予知 ・導入前の状態と主な課題 設備トラブルが多く、毎日のように突発故障が発生していた。故障により、設備が長時間停止した場合は、生産計画の変更が必要となる。 故障挙動を事前に把握しておきたいが、人員が少なく、日常的に設備状態を監視できる体制が整備されていなかった。 ・導入後の主な課題解決効果 設備のPLCからデータを取得して、温度や電流値等を見える化。故障の傾向を把握することで、突発故障を減らすことができた。また、クラウドを活用することで環境設定が容易になり、結果として低コストでのシステム(IoT)導入が可能であった。 ・取り組みのポイント クラウド活用により、いつでも・どこでも設備状態を確認可能に 以下のダウンロードレポートでは、工場のAI活用事例についてより詳しく解説しています。 下記のバナーからダウンロード頂き工場のAI活用にお役立て下さい。   https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/dltext04-dl.html ■オンラインセミナー開催のお知らせ 板金・プレス・溶接加工業のAI&ロボット活用!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 多品種少量生産の熟練技術・職人技術・人手の掛かる業務にAI&ロボットを活用して自動化&生産性UP! このような方におすすめ 従業員100名以下の板金・プレス・溶接加工業の社長様 多品種少量生産で一品特注品も多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 熟練技術・職人的な業務、属人化している工程が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 人手の掛かる工程や手間・工数が掛かる工程が多い板金・プレス・溶接加工業の社長様 AI&ロボットにこれから取り組みたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 本セミナーで学べるポイント ・従業員100名以下の板金・プレス・溶接加工業の社長が知っておくべきAI&ロボットが分かる! ~少人数精鋭主義の社長の為のAI&ロボットの導入法が分かります~ ・多品種少量生産でこそ活用すべきAI&ロボットが分かる! ~大量生産ではなく多品種少量生産に適したAI&ロボットの導入法が分かります~ ・熟練技術・職人的な業務にAI&ロボット導入する方法が分かる! ~一部の熟練者・職人に依存している業務にAI&ロボットを活用する方法が分かります~ ・基礎知識や導入経験がない社長でも多品種少量生産AI&ロボット導入法が分かる! ~多品種少量生産対応AI&ロボットは良く分からない...そんな社長の為のセミナーです~ ・自社でどんな工程・業務でAI&ロボットが活用できるかが具体的に分かる! ~多品種少量生産対応AI&ロボットは良く分からない...そんな社長の為のセミナーです~ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/07/14 (水) 13:00~15:00 2021/07/15 (木) 13:00~15:00 2021/07/20 (火) 13:00~15:00 2021/07/21 (水) 13:00~15:00 詳細、お申し込みはこちらから⇒ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でAI活用について診断致します! AI活用したいが初めてでやり方が分からない・・・ データドリブン経営を実践したい・・・ 営業、見積もり業務が属人化している・・・ 生産管理に工数がかかっている・・・ 現場の進捗が見えない・・・ 他社の導入事例の詳細について聞きたい AI活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html   [sc name="ai-digital"][/sc]

情報システム部を持たない中小企業が基幹システムを導入する方法_仕様要求作成編

2021.06.11

1.はじめに 本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 第2回の今回は、導入を進めるにあたって、自社に必要な仕様をどのように整理していくかを解説いたします。 2.前回の振り返りと本コラム内容について 前回のコラムでは、検討開始の初動から仕様検討を開始するまでの間に実施することとして、(1)プロジェクトチーム体制(2)目的(3)導入範囲(4)目標・期待効果といった項目について解説をしました。 本コラムでは、導入するシステムに求める、期待する機能をどのように考えて具体性を持たせていくかについて解説いたします。 3.仕様要求の検討 前回のコラムでは、導入範囲と目的・期待効果について、大まかに決めることを提案しました。今回の仕様要求を検討する段階では、この導入範囲を深掘りして、現在のどの業務をシステムにどのような形で織り込んでいくのかを一つずつ検討していきます。 この段階では、一旦はすべての業務をシステムに組み込むことを意識することが大切です。そして、すべての業務に対してシステム化を行った場合、どのような全体像になるかをつかんでおくことは、継続的にシステム化を進めていく中で重要な情報になります。 具体的には、以下の順番で行います。 (1)主要となる業務フローを書き出します。そして、その業務フローの中で、各業務で行う作業を可能な限り、詳細に箇条書きにします。 (2)その箇条書きにした作業を一つずつ見ていきます。一つずつ見ていく際に、手作業か・PCを使用するか・自分ひとりで完結する作業か、などといった、その作業をする上でポイントとなるところを考慮しながら、システムに置き換えるかどうか、置き換えるならどのように置き換えるかを判断していきます。この時の判断は、最初に決めている「導入の目的」を念頭に置いて決定をします。(実際に出来るかどうかは別として決めていきます。)この作業を実施する際は、実際にその作業をしている人の意見を聞きながら、ポイントを見逃さないようにしましょう。 (3)業務フローに基づいた各作業の洗い出しとシステム化対象の選別が完了すると、どういった機能が必要かが判明するので、これを基に仕様要求の一覧表を作成することが出来、システムベンダーとの会話が可能になります。システムベンダーとは、業務フローと仕様要求の一覧表を見ながら会話することで、出来ることと出来ない事、出来ない事はどうすればいいのかを議論することが可能になるため、今後の進め方が容易になります。 4.おわりに 上記の内容は、作業には時間がかかりますが、主要業務の最初から最後までを精査することで、確認漏れを防ぐことが出来るようになるので、後々の手戻り発生を防ぐことが可能になります。 情シス不在な中小企業の基幹システム導入方法_仕様要求作成編の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 前回のコラムはこちら 情報システム部を持たない中小企業が基幹システムを導入する方法_検討開始編 中堅・中小製造業におけるAI導入に関する考え方や、 具体的な事例をもっと知りたい方は、 是非以下の「無料オンライン相談」をご活用ください。 ご相談内容に応じて最適なコンサルタントを選定し、対応させていただきます。 ▼無料オンライン相談のお申し込みはこちら https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html ▼【2021年6月開催】オンラインセミナー開催のご案内 「機械加工業の為の初めてのAI&ロボット活用!社長セミナー」 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ <このような方におすすめ> 従業員100名以下で マシニングセンタ・NC旋盤等を保有する機械加工業の社長様 多品種少量生産で一品特注品も多い機械加工業の社長様 熟練技術・職人的な業務、属人化している工程が多い機械加工業の社長様 人手の掛かる工程や手間・工数が掛かる工程が多い機械加工業の社長様 AI&ロボットにこれから取り組みたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 <本セミナーで学べるポイント> ①従業員100名以下の機械加工業の社長が知っておくべきAI&ロボットが分かる! ⇒少数精鋭主義の社長の為のAI&ロボット活用術が分かります ②マシニングセンタ・NC旋盤等を保有していて多品種少量生産で活用できるAI&ロボットが分かる! ⇒大量生産ではなく多品種少量生産に適したAI&ロボットの導入法が分かります ③熟練技術・職人的な業務にAI&ロボット導入する方法が分かる! ⇒一部の熟練者・職人に依存している業務にAI&ロボットを活用する方法が分かります ④基礎知識や導入経験がない社長でも多品種少量生産AI&ロボット導入法が分かる! ⇒多品種少量生産対応AI&ロボットは良く分からない…そんな社長の為のセミナーです ⑤自社でどんな工程・業務でAI&ロボットが活用できるかが具体的に分かる! ⇒理論・理屈ではなく、自社の現場で実践できるやり方が分かります ▼オンラインセミナーの詳細・お申し込みは以下のURLから▼ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ▼ダウンロードレポートのご案内 「製造業のDXにおけるAIの役割」 この1冊で製造業におけるAIの基本とAIの活用方法が分かる! 世界、日本におけるAIの動向 AIは何ができるのか? 製造業のAIを活用した取り組み事例 是非、ダウンロードして頂き貴社の経営にお役立て下さい。     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210506_01/ 1.はじめに 本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を導入する場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 第2回の今回は、導入を進めるにあたって、自社に必要な仕様をどのように整理していくかを解説いたします。 2.前回の振り返りと本コラム内容について 前回のコラムでは、検討開始の初動から仕様検討を開始するまでの間に実施することとして、(1)プロジェクトチーム体制(2)目的(3)導入範囲(4)目標・期待効果といった項目について解説をしました。 本コラムでは、導入するシステムに求める、期待する機能をどのように考えて具体性を持たせていくかについて解説いたします。 3.仕様要求の検討 前回のコラムでは、導入範囲と目的・期待効果について、大まかに決めることを提案しました。今回の仕様要求を検討する段階では、この導入範囲を深掘りして、現在のどの業務をシステムにどのような形で織り込んでいくのかを一つずつ検討していきます。 この段階では、一旦はすべての業務をシステムに組み込むことを意識することが大切です。そして、すべての業務に対してシステム化を行った場合、どのような全体像になるかをつかんでおくことは、継続的にシステム化を進めていく中で重要な情報になります。 具体的には、以下の順番で行います。 (1)主要となる業務フローを書き出します。そして、その業務フローの中で、各業務で行う作業を可能な限り、詳細に箇条書きにします。 (2)その箇条書きにした作業を一つずつ見ていきます。一つずつ見ていく際に、手作業か・PCを使用するか・自分ひとりで完結する作業か、などといった、その作業をする上でポイントとなるところを考慮しながら、システムに置き換えるかどうか、置き換えるならどのように置き換えるかを判断していきます。この時の判断は、最初に決めている「導入の目的」を念頭に置いて決定をします。(実際に出来るかどうかは別として決めていきます。)この作業を実施する際は、実際にその作業をしている人の意見を聞きながら、ポイントを見逃さないようにしましょう。 (3)業務フローに基づいた各作業の洗い出しとシステム化対象の選別が完了すると、どういった機能が必要かが判明するので、これを基に仕様要求の一覧表を作成することが出来、システムベンダーとの会話が可能になります。システムベンダーとは、業務フローと仕様要求の一覧表を見ながら会話することで、出来ることと出来ない事、出来ない事はどうすればいいのかを議論することが可能になるため、今後の進め方が容易になります。 4.おわりに 上記の内容は、作業には時間がかかりますが、主要業務の最初から最後までを精査することで、確認漏れを防ぐことが出来るようになるので、後々の手戻り発生を防ぐことが可能になります。 情シス不在な中小企業の基幹システム導入方法_仕様要求作成編の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 前回のコラムはこちら 情報システム部を持たない中小企業が基幹システムを導入する方法_検討開始編 中堅・中小製造業におけるAI導入に関する考え方や、 具体的な事例をもっと知りたい方は、 是非以下の「無料オンライン相談」をご活用ください。 ご相談内容に応じて最適なコンサルタントを選定し、対応させていただきます。 ▼無料オンライン相談のお申し込みはこちら https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html ▼【2021年6月開催】オンラインセミナー開催のご案内 「機械加工業の為の初めてのAI&ロボット活用!社長セミナー」 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ <このような方におすすめ> 従業員100名以下で マシニングセンタ・NC旋盤等を保有する機械加工業の社長様 多品種少量生産で一品特注品も多い機械加工業の社長様 熟練技術・職人的な業務、属人化している工程が多い機械加工業の社長様 人手の掛かる工程や手間・工数が掛かる工程が多い機械加工業の社長様 AI&ロボットにこれから取り組みたいが、どのように始めれば良いか分からない社長様 <本セミナーで学べるポイント> ①従業員100名以下の機械加工業の社長が知っておくべきAI&ロボットが分かる! ⇒少数精鋭主義の社長の為のAI&ロボット活用術が分かります ②マシニングセンタ・NC旋盤等を保有していて多品種少量生産で活用できるAI&ロボットが分かる! ⇒大量生産ではなく多品種少量生産に適したAI&ロボットの導入法が分かります ③熟練技術・職人的な業務にAI&ロボット導入する方法が分かる! ⇒一部の熟練者・職人に依存している業務にAI&ロボットを活用する方法が分かります ④基礎知識や導入経験がない社長でも多品種少量生産AI&ロボット導入法が分かる! ⇒多品種少量生産対応AI&ロボットは良く分からない…そんな社長の為のセミナーです ⑤自社でどんな工程・業務でAI&ロボットが活用できるかが具体的に分かる! ⇒理論・理屈ではなく、自社の現場で実践できるやり方が分かります ▼オンラインセミナーの詳細・お申し込みは以下のURLから▼ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ▼ダウンロードレポートのご案内 「製造業のDXにおけるAIの役割」 この1冊で製造業におけるAIの基本とAIの活用方法が分かる! 世界、日本におけるAIの動向 AIは何ができるのか? 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New Reportリリース!! 中小製造業 経営者様 必見 “2025年崖レポートから始まったDX~コロナ禍で起こったことを徹底解説”

2021.05.14

今回は、“2025年崖レポートから始まったDX~コロナ禍で起こったことを徹底解説”と題して、製造業におけるDXの基本、及びコロナウィルスとの関係性を解説しております。 ダウンロードレポートでは本コラムの内容をより詳しく解説しています。 是非、ダウンロードして頂き貴社の経営にお役立て下さい。     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210506_02/ 昨今のDXの波ですが、このはじまりは2018年に経済産業省から発表された、いわゆるDXレポートからといわれています。 DXレポートでは「日本の企業がDXを推進しなければ、2025年以降運用の担当者不足によるシステムトラブルのリスクや機会損失により最大12兆円/年の損失が出る可能性がある」という警告をしています。 たくさんの企業で「新しいことをやりたいが、基幹システムが古くて何も出来ない」という状況があります。 こういった状況を2025年の崖というイメージで警告されています。 具体的な数字では、以下のようになります。 21年以上にわたって稼働している基幹システム:全体の6割 IT人材不足:43万人 IT予算に占めるシステム維持管理費:90%  システムの老朽化もIT人材も不足も2025までに大幅に悪化する予測が立てられています。 これは、ユーザー側からすると、2025年頃にはシステム更新したくても、IT人材の不足により よりよいシステムを、必要なタイミングで更新出来ない可能性を示唆しています。 では次にここ数年のDXに関わる出来事について整理しています。 AI分野では2017年に日本ディープラーニング協会(民間)が設立されました。 2018年はDXレポートが発表された年です。この年はクラウドサービスについて利用方針(まずシステムを検討する際はクラウドを検討しなさい)という政府からの方針です。2019年は働き方改革が施行されています。 働き方改革とDXの関係についてはこのあと紹介します。 民間から遅れること2年。政府主導でAI戦略が発表されました。これはAI人材の育成プログラムなどにおける指針です。 2020年からコロナ禍となり、DXがより推進されていきます。デジタル庁の設立が発表されました。 昨年末にはDXの中間レポートが発表されました。これも後ほど説明していきます。 2021年9月デジタル庁の創設の予定となっています。 この4年間のこれらの出来事は昨今のDXに大きく関係しているトピックスとなります。 働き方改革とDXについて関係を整理します。 働き方改革の背景は、深刻な労働力不足からはじまっています。労働力解消のために、政府は三本の柱を作りました。今回注目するのは「長時間労働の解消」についてです。 これまでの日本は労働時間が多いことが世界的にも特徴がありました。 しかし、労働時間を増やして経済成長を維持するアプローチの限界を迎えており、「働き方改革」をきっかけに長時間労働の見直しがはじまりました。 コロナ以前より「労働時間の短縮」や「生産性の向上」が取り組みされてきましたが、コロナ禍により、労働に対する価値観が大きく変化しました。 見せかけの改革から脱却し、創造的に業務に時間をついやす本質的な改革をしていこうという流れが生まれました。 また、働き方の改善の一方で熟練技術者やベテランの技術や知識の継承も課題にあがっています。 これらの労働の改善や創造的な業務へ変革する手段としてデジタルシフトやDXがより必要とされるようになりました。 ではDXとは何か。です。 まず、DXのXはトランスフォーメーション(変革)を意味します。なぜDTにならないかと言いますと、 トランスは英語圏でクロスの意味も持っています。そのためトランスやクロスはXで表現されることが多い為、DXと表現されているそうです。 DXの意味ですが、一般的には「ITの活用を通じて、ビジネスモデルや組織を変革すること」を意味します。その目的は「企業の競争優位性を確立すること」です。 すこし漠然としているので、かみ砕くと「ITテクノロジーを活用して、新しい価値やサービスを提供すること」になります。 DXは具体例で説明したほうがイメージしやすので、 よく比較されるデジタル化とDX化について比較しながら説明していきます。 デジタル化:新聞⇒○○電子版、教育⇒オンライン授業、自動車⇒カーナビや安全装置 これがDXという「データを活用した新しい価値サービス提供」に発展するとこのようになります。 DX化:新聞⇒データを利用してメディアの連携により、個別の興味に最適な配信 教育⇒1人1台デジタル教材を活用して、学習データを活用して個別理解度に適した授業 自動車⇒GPSによる自動運転ができるようなります、GPSデータから他交通期間や周辺サービスと連携このようにDXを通して、データを活用し、新しい価値やサービスを提供することができるようになります。 次に日本のDXの現在地についてです。 昨年末12月に発表されたDXの中間レポートから確認していきます。 続きの内容はダウンロードレポートをご覧ください。     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210506_02/ ■オンラインセミナー開催のお知らせ 機械加工業の為の初めてのAI&ロボット活用!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/05/26 (水) 13:00~15:00 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります お申し込みはこちらから→ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ このような方におすすめ! AIに関心はあるが、自社の経営にAIを具体的にどう活用できるかを知りたい”製造業経営者”の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マンが個々の経験や勘に依存していると感じている”製造業経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”製造業経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”製造業経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている”製造業経営者”の方 本セミナーで学べるポイント! ①”経営者目線”で知っておくべき製造業で実践できる具体的なAI活用事例が学べる! ~AIに関心はあるが、具体的な行動が取れない製造業経営者の為のセミナーです~ ②営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! ~営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです~ ③熟練技術・職人的な業務にAI&ロボット導入する方法が分かる! ~製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです~ ④販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! ~各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです~ ⑤自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! ~理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります!~ 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/05/26 (水) 13:00~15:00 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります お申し込みはこちらから→ https://www.funaisoken.co.jp/seminar/070210 ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でDX活用について診断致します! DX活用したいが初めてでやり方が分からない・・・ データドリブン経営を実践したい・・・ 営業、見積もり業務が属人化している・・・ 生産管理に工数がかかっている・・・ 現場の進捗が見えない・・・ 他社の導入事例の詳細について聞きたい DX活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html 今回は、“2025年崖レポートから始まったDX~コロナ禍で起こったことを徹底解説”と題して、製造業におけるDXの基本、及びコロナウィルスとの関係性を解説しております。 ダウンロードレポートでは本コラムの内容をより詳しく解説しています。 是非、ダウンロードして頂き貴社の経営にお役立て下さい。     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210506_02/ 昨今のDXの波ですが、このはじまりは2018年に経済産業省から発表された、いわゆるDXレポートからといわれています。 DXレポートでは「日本の企業がDXを推進しなければ、2025年以降運用の担当者不足によるシステムトラブルのリスクや機会損失により最大12兆円/年の損失が出る可能性がある」という警告をしています。 たくさんの企業で「新しいことをやりたいが、基幹システムが古くて何も出来ない」という状況があります。 こういった状況を2025年の崖というイメージで警告されています。 具体的な数字では、以下のようになります。 21年以上にわたって稼働している基幹システム:全体の6割 IT人材不足:43万人 IT予算に占めるシステム維持管理費:90%  システムの老朽化もIT人材も不足も2025までに大幅に悪化する予測が立てられています。 これは、ユーザー側からすると、2025年頃にはシステム更新したくても、IT人材の不足により よりよいシステムを、必要なタイミングで更新出来ない可能性を示唆しています。 では次にここ数年のDXに関わる出来事について整理しています。 AI分野では2017年に日本ディープラーニング協会(民間)が設立されました。 2018年はDXレポートが発表された年です。この年はクラウドサービスについて利用方針(まずシステムを検討する際はクラウドを検討しなさい)という政府からの方針です。2019年は働き方改革が施行されています。 働き方改革とDXの関係についてはこのあと紹介します。 民間から遅れること2年。政府主導でAI戦略が発表されました。これはAI人材の育成プログラムなどにおける指針です。 2020年からコロナ禍となり、DXがより推進されていきます。デジタル庁の設立が発表されました。 昨年末にはDXの中間レポートが発表されました。これも後ほど説明していきます。 2021年9月デジタル庁の創設の予定となっています。 この4年間のこれらの出来事は昨今のDXに大きく関係しているトピックスとなります。 働き方改革とDXについて関係を整理します。 働き方改革の背景は、深刻な労働力不足からはじまっています。労働力解消のために、政府は三本の柱を作りました。今回注目するのは「長時間労働の解消」についてです。 これまでの日本は労働時間が多いことが世界的にも特徴がありました。 しかし、労働時間を増やして経済成長を維持するアプローチの限界を迎えており、「働き方改革」をきっかけに長時間労働の見直しがはじまりました。 コロナ以前より「労働時間の短縮」や「生産性の向上」が取り組みされてきましたが、コロナ禍により、労働に対する価値観が大きく変化しました。 見せかけの改革から脱却し、創造的に業務に時間をついやす本質的な改革をしていこうという流れが生まれました。 また、働き方の改善の一方で熟練技術者やベテランの技術や知識の継承も課題にあがっています。 これらの労働の改善や創造的な業務へ変革する手段としてデジタルシフトやDXがより必要とされるようになりました。 ではDXとは何か。です。 まず、DXのXはトランスフォーメーション(変革)を意味します。なぜDTにならないかと言いますと、 トランスは英語圏でクロスの意味も持っています。そのためトランスやクロスはXで表現されることが多い為、DXと表現されているそうです。 DXの意味ですが、一般的には「ITの活用を通じて、ビジネスモデルや組織を変革すること」を意味します。その目的は「企業の競争優位性を確立すること」です。 すこし漠然としているので、かみ砕くと「ITテクノロジーを活用して、新しい価値やサービスを提供すること」になります。 DXは具体例で説明したほうがイメージしやすので、 よく比較されるデジタル化とDX化について比較しながら説明していきます。 デジタル化:新聞⇒○○電子版、教育⇒オンライン授業、自動車⇒カーナビや安全装置 これがDXという「データを活用した新しい価値サービス提供」に発展するとこのようになります。 DX化:新聞⇒データを利用してメディアの連携により、個別の興味に最適な配信 教育⇒1人1台デジタル教材を活用して、学習データを活用して個別理解度に適した授業 自動車⇒GPSによる自動運転ができるようなります、GPSデータから他交通期間や周辺サービスと連携このようにDXを通して、データを活用し、新しい価値やサービスを提供することができるようになります。 次に日本のDXの現在地についてです。 昨年末12月に発表されたDXの中間レポートから確認していきます。 続きの内容はダウンロードレポートをご覧ください。     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210506_02/ ■オンラインセミナー開催のお知らせ 機械加工業の為の初めてのAI&ロボット活用!社長セミナー https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/05/26 (水) 13:00~15:00 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります お申し込みはこちらから→ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ このような方におすすめ! 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情報システム部を持たない中小企業が基幹システムを導入する方法_検討開始編

2021.04.23

1.はじめに 本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を入れる場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 初回の今回は、基幹システムの導入検討を始めたときに、まず何から始めていくかを解説いたします。 2.検討開始時にまず明確にすること 検討を開始する切っ掛けは、「他社の導入事例を見た」「システム会社から営業を受けた」「自社規模拡大に伴い、手計算・個別パッケージによる管理は限界が近い」など色々ありますが、検討開始からの初動をうまく立ち上げるためには、初期に下記のことを決めておく必要があります。 (1)プロジェクトチーム体制 (2)目的 (3)導入範囲 (4)目標・期待効果 意外に思われるかもしれませんが、まずは、プロジェクトチームを組織することをお勧めします。情シス部隊が存在すれば、そこを起点にして、検討を開始することが可能ですが、不在の場合は、進め方が異なります。まずは、経営者自らをプロジェクトチーム長に据えたチームを結成します。そして、経営者が基幹システム導入プロジェクトの進捗を常に管理・把握し、導入成功に向けて推進することが、プロジェクト成否の最も重要なポイントです。また、初期にプロジェクトチームを作る目的は他にもあります。以下では、その目的と他の(2)~(4)の内容について解説いたします。 3.具体的な項目内容 (1)プロジェクトチームを初期に作る目的は、上記理由に加えて、手戻りの防止です。基幹システムは全社の業務運営にかかわるシステムのため、最初から考えうる関係者を集めて会話を始めないと、意見の漏れが発生し、後から修正が必要になります。(3)導入範囲にも関係する話ですが、最初期は、話を大きく広げて、広げきってから、取捨選択し、絞っていく方が効率が良いです。そのためにも、最初は、大きくチームを作り導入範囲を決める段階で、再度プロジェクトチームの人選を実施するのがお勧めです。 (2)目的は、「何故、入れるのか?」を明確化したものです。この目的をプロジェクトチームメンバーで議論し、共有しておく必要があります。こうすることで、システム導入という手段が目的になることを防ぐことができます。プロジェクトが立ち上がり、進み始めると、度々、なぜこのプロジェクトに取り組んでいるのかをプロジェクトメンバーではない方から質問を受けたり、メンバー自身が疑問に思うことがあります。そういったときに、明確な目的が決まっていれば、すぐに答えにたどり着くことが出来ます。 (3)導入範囲について解説します。基幹システムは、多くの機能を有している事から、出来る限りの機能を導入したくなりますが、限りある人員でプロジェクトを進めていく上では、その判断は負荷増大からの計画遅れの原因になる可能性があります。よって、導入範囲は、優先順と期限を決めて、段階的にその範囲を拡大していくことをお勧めします。 まずは、プロジェクトメンバーから各部署で行っている業務一覧、業務フローを整理してもらいます。次に、課題やシステム化ニーズの意見・アイディアを出してもらいます。その後、一般的な基幹システムの機能群を参考にしながら、システム化する業務を大まかに選別します。選別のさいには、「導入必須」「導入不要」「可能であれば導入」「将来導入」といった四区分に分類し、それぞれのシステム化をいつまでに実施するかを検討しています。 (4)目的・期待効果について解説します。これは、各業務がシステム化することでどうなればゴール(=目的)で、それによる期待効果をこう、といったことをざっくりでも決めておくことです。この点については、検討を進める中で、基幹システムについて知識が増えていくことで随時見直しを行い、最終的に、導入する基幹システムが決定する時点で固まっていれば大丈夫です。 4.おわりに 上記の内容を最初期に実施することで、プロジェクトが止まったり、計画変更を繰り返すことを防ぐことが可能になります。次のステップでは、システムに要求する機能をより詳細に検討していくことになります。 情シス不在な中小企業の基幹システム導入方法_検討開始編の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 DX活用事例は以下のレポートをチェック!! この一冊で「AIを活用した業務効率化」の最新事例がわかる! 船井総研セミナー参加企業様からのご要望が多い「AIを活用した業務効率化」に関する最新事例を徹底解説! ①類似案件をAIを使って簡単検索 営業・生産計画立案の業務効率 ②生産計画立案を自動最適化・脱属人化     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210305/ ■オンラインセミナー開催のお知らせ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/06/12 (水) 13:00~15:00 2021/06/18 (火) 13:00~15:00 2021/06/19 (水) 13:00~15:00 2021/06/26 (水) 13:00~15:00 このような方におすすめ! AIに関心はあるが、自社の経営にAIを具体的にどう活用できるかを知りたい”製造業経営者”の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マンが個々の経験や勘に依存していると感じている”製造業経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”製造業経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”製造業経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている”製造業経営者”の方 本セミナーで学べるポイント! ①”経営者目線”で知っておくべき製造業で実践できる具体的なAI活用事例が学べる! ~AIに関心はあるが、具体的な行動が取れない製造業経営者の為のセミナーです~ ②営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! ~営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです~ ③製造・生産技術・生産管理部門にAIを導入して熟練技術・職人技術を標準化・継承できる事例が学べる! ~製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです~ ④販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! ~各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです~ ⑤自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! ~理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります!~ ■工場AI・ロボット.comでは「無料オンライン診断サービス」を行っております 専門コンサルタントが無料でロボット活用について診断致します! ロボットを導入したいが初めてでやり方が分からない・・・ 多品種少量生産の溶接ロボットを導入したい 旋盤工程のワーク供給にロボットを活用したい 人による目視検査を自動化したい 多品種少量生産の工場でも導入可能かどうかを知りたい 他社の導入事例の詳細について聞きたい ロボットやAI活用について相談できる所が見つからない・・・ ↓↓お申し込みはこちらから↓↓ https://lp.funaisoken.co.jp/mt/smart-factory/counsel.html 1.はじめに 本コラムでは、情報システム、いわゆる情シス部隊が存在しない企業様において、新たに基幹システム(生産管理、工程管理、会計管理、購買管理といった複数の機能群を有し、一つのデータベースで統合したシステム、ERPともいう)を入れる場合の検討から導入、活用までの流れについて、数回のシリーズに分けてお届けさせていただきます。 初回の今回は、基幹システムの導入検討を始めたときに、まず何から始めていくかを解説いたします。 2.検討開始時にまず明確にすること 検討を開始する切っ掛けは、「他社の導入事例を見た」「システム会社から営業を受けた」「自社規模拡大に伴い、手計算・個別パッケージによる管理は限界が近い」など色々ありますが、検討開始からの初動をうまく立ち上げるためには、初期に下記のことを決めておく必要があります。 (1)プロジェクトチーム体制 (2)目的 (3)導入範囲 (4)目標・期待効果 意外に思われるかもしれませんが、まずは、プロジェクトチームを組織することをお勧めします。情シス部隊が存在すれば、そこを起点にして、検討を開始することが可能ですが、不在の場合は、進め方が異なります。まずは、経営者自らをプロジェクトチーム長に据えたチームを結成します。そして、経営者が基幹システム導入プロジェクトの進捗を常に管理・把握し、導入成功に向けて推進することが、プロジェクト成否の最も重要なポイントです。また、初期にプロジェクトチームを作る目的は他にもあります。以下では、その目的と他の(2)~(4)の内容について解説いたします。 3.具体的な項目内容 (1)プロジェクトチームを初期に作る目的は、上記理由に加えて、手戻りの防止です。基幹システムは全社の業務運営にかかわるシステムのため、最初から考えうる関係者を集めて会話を始めないと、意見の漏れが発生し、後から修正が必要になります。(3)導入範囲にも関係する話ですが、最初期は、話を大きく広げて、広げきってから、取捨選択し、絞っていく方が効率が良いです。そのためにも、最初は、大きくチームを作り導入範囲を決める段階で、再度プロジェクトチームの人選を実施するのがお勧めです。 (2)目的は、「何故、入れるのか?」を明確化したものです。この目的をプロジェクトチームメンバーで議論し、共有しておく必要があります。こうすることで、システム導入という手段が目的になることを防ぐことができます。プロジェクトが立ち上がり、進み始めると、度々、なぜこのプロジェクトに取り組んでいるのかをプロジェクトメンバーではない方から質問を受けたり、メンバー自身が疑問に思うことがあります。そういったときに、明確な目的が決まっていれば、すぐに答えにたどり着くことが出来ます。 (3)導入範囲について解説します。基幹システムは、多くの機能を有している事から、出来る限りの機能を導入したくなりますが、限りある人員でプロジェクトを進めていく上では、その判断は負荷増大からの計画遅れの原因になる可能性があります。よって、導入範囲は、優先順と期限を決めて、段階的にその範囲を拡大していくことをお勧めします。 まずは、プロジェクトメンバーから各部署で行っている業務一覧、業務フローを整理してもらいます。次に、課題やシステム化ニーズの意見・アイディアを出してもらいます。その後、一般的な基幹システムの機能群を参考にしながら、システム化する業務を大まかに選別します。選別のさいには、「導入必須」「導入不要」「可能であれば導入」「将来導入」といった四区分に分類し、それぞれのシステム化をいつまでに実施するかを検討しています。 (4)目的・期待効果について解説します。これは、各業務がシステム化することでどうなればゴール(=目的)で、それによる期待効果をこう、といったことをざっくりでも決めておくことです。この点については、検討を進める中で、基幹システムについて知識が増えていくことで随時見直しを行い、最終的に、導入する基幹システムが決定する時点で固まっていれば大丈夫です。 4.おわりに 上記の内容を最初期に実施することで、プロジェクトが止まったり、計画変更を繰り返すことを防ぐことが可能になります。次のステップでは、システムに要求する機能をより詳細に検討していくことになります。 情シス不在な中小企業の基幹システム導入方法_検討開始編の解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 DX活用事例は以下のレポートをチェック!! この一冊で「AIを活用した業務効率化」の最新事例がわかる! 船井総研セミナー参加企業様からのご要望が多い「AIを活用した業務効率化」に関する最新事例を徹底解説! ①類似案件をAIを使って簡単検索 営業・生産計画立案の業務効率 ②生産計画立案を自動最適化・脱属人化     https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/210305/ ■オンラインセミナー開催のお知らせ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ 日時・会場 〈お申し込み期限につきまして〉開催日4日前までとなります。 〈複数開催の場合〉各回、同じ内容です。ご都合のよい日時をお選びください。 開催方式:オンライン(PCがあればどこでも受講可能) 2021/06/12 (水) 13:00~15:00 2021/06/18 (火) 13:00~15:00 2021/06/19 (水) 13:00~15:00 2021/06/26 (水) 13:00~15:00 このような方におすすめ! 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クラウドを利用した生産管理システム

2021.03.19

1.はじめに 本コラムは、最近、その数が増えているクラウドを利用したシステムのうち、生産管理システムについて解説します。 市場競争の激化による生産性向上の取り組み、多くのシステムが老朽化による刷新が必要となる2025年の壁といった課題解決を急がれる背景から、DX化を推進し、従来、人が手作業+表計算ソフトを活用して行っていた類の業務を、自動で出来るような仕組み化=システム導入のニーズが増えています。その解決策の一つとして、生産管理システムが存在します。今回は、製造業の企業であれば、一度は導入を考えたことがある、生産管理システムについて、概要を解説いたします。 2.生産管理システムとは 最初に生産管理システムについて定義します。まず、各単語の定義は以下です。 「生産:材料から何らかの方法を用いて、人が必要とする価値あるものをつくりだすこと」 「管理:何らかの基準・ルールから外れないように物事を統制すること」 「システム:機能を有したものが複数集まり、片方向又は、双方向に影響を与えながら作動する秩序を持った集まり・仕組みのこと」 以上の三つの言葉を単純につなげるとわかりにくいので整理すると、生産管理システムとは、「モノづくりの過程で諸々の状態・数値が、管理範囲から外れないように、ルールに則って監視・管理する仕組み」ということができます。 つまり、生産管理システムとは、それ自体を導入すれば、使えるようになるモノではなく、使うためには、使う側がどういったルールで管理するかを明確にしておき、それに適したシステムを選ぶ、作る必要があるものです。 では、以下で生産管理システムがクラウドと合わせることでどのような特徴が出来たのかを解説します。また、注目のシステムについては、「5.おわりに」に記載しています。 3.クラウドとは クラウドについて解説します。 多くの人にとって、クラウドの最もイメージしやすいものは、「インターネット上のデータ保存スペース」ではないかと思います。確かにこの機能は、クラウドが提供するサービスの一つです。 本コラムで取り上げる「クラウド」の定義は、「クラウド・コンピューティング(cloud computing)」で、その意味は、「インターネット上のネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービスなどを共有化して、サービス提供事業者が、利用者に容易に利用可能とするモデル」(※1)です。 対義語は、「オンプレミス(on-premises)」です。こちらは、「自社の中に、コンピュータ、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーションなどのハードウェア、ソフトウェアを保有して、自社で管理・運用するモデル」を意味しています。 従来、工場に生産管理システムを入れるとなると、通信速度、データセキュリティの観点から、オンプレミス方式で導入することが通常でした。現在は、通信速度、データセキュリティの技術向上のおかげで、クラウドをストレス無く、安心して使用できる環境になっており、今後は、クラウドが主流になっていくことでしょう。 (※1:総務省国民のための情報セキュリティサイトhttps://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/glossary/02.html#ku02) 4.クラウドを利用した生産管理システムの特徴 クラウドを利用した生産管理システムの特徴について解説します。 大きな特徴は、クラウドを活用することでSaaSとして、システムを提供できるということです。 従来はパッケージとして、開発完了後に一括でのシステム導入し、運用を開始することが標準でした。そのため、システムを導入するまで、導入後の安定稼働に長期間に渡って多くの労力を投入する必要がありました。それは、オンプレミス方式では、一度システムを導入すると、開発会社の手元からシステムが離れてしまい、容易にシステムに変更を加えることが出来ないからです。 一方、クラウドを使用することで、システム自体は開発会社の手元にある状態のまま、使用者が使いたい機能を選んでシステムを使えることが可能になりました。そのため、一度にシステムを導入する必要が無くなり、自社のペースに合わせて、システム導入を行うことが可能です。また、SaaSの場合、システムのバージョンアップがすぐに反映されるといったメリットがあります。注意点としては、従来のパッケージタイプのシステムをそのまま、オンプレミスからクラウドに移行した場合はこの限りではありません。 導入時にかかるコストとランニングコストにも影響があります。従来は、初期費用が多くの投資が必要になりましたが、クラウド+SaaSの場合、カスタマイズ無しならば、初期費用を抑え、年間のクラウド+システム使用料等を払うことで継続的にシステム使用が可能です。 5.おわりに 今回は、クラウドを利用した生産管理システムの概要について解説をしました。まだ数は少ないですが、クラウドを利用した生産管理システムも出てきています。 特に注目すべきは、ワードやエクセルを開発しているマイクロソフト社が提供している、ダイナミクス365です。このダイナミクス365の中に、生産管理システムを含んだ中小企業向けの基幹システムダイナミクス365BusinessCentralがあります。このシステムはSaaSタイプのため、導入コストを抑えるかつ、段階的に導入を進めることが可能です。そして、マイクロソフト社が提供している他の多くのサービス、ソフト、システムとの連携が可能です。そのため、「このシステムをこう使えばこんなこと出来ないか」といったように、自社内でシステム運用を開発、改善することが可能です。今後、注目度が増すクラウドを利用した生産管理システムの概要解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 ■オンラインセミナー開催のお知らせ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ このような方におすすめ! AIに関心はあるが、自社の経営にAIを具体的にどう活用できるかを知りたい”製造業経営者”の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マンが個々の経験や勘に依存していると感じている”製造業経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”製造業経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”製造業経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている”製造業経営者”の方 本セミナーで学べるポイント! ①”経営者目線”で知っておくべき製造業で実践できる具体的なAI活用事例が学べる! AIに関心はあるが、具体的な行動が取れない製造業経営者の為のセミナーです ②営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! 営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです ③製造・生産技術・生産管理部門にAIを導入して熟練技術・職人技術を標準化・継承できる事例が学べる! 製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです ④販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! 各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです ⑤自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! 理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります! ▼詳細、お申し込みはこちらから▼ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event//a> ■ダウンロード事例集のご紹介 「中堅・中小製造業経営者様向け“工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート」 船井総研セミナー参加企業様からのご要望が多いテーマに絞って「工場のAI・デジタル化」事例を解説! 【事例①】AI活用を通じて「見積もり業務の標準化・脱属人化」を推進! 【事例②】付加価値を生まない検査工程から人手を開放!AIを活用した外観検査体制の構築! 【事例③】現場に散乱していた生産日報・日常点検表等のペーパーレス化を実現! その他にも、工場のAI・デジタル化の最新事例をご紹介! 上記の事例レポートは無料でダウンロードいただくことができます! ▼事例レポート無料ダウンロードお申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/201208/ 1.はじめに 本コラムは、最近、その数が増えているクラウドを利用したシステムのうち、生産管理システムについて解説します。 市場競争の激化による生産性向上の取り組み、多くのシステムが老朽化による刷新が必要となる2025年の壁といった課題解決を急がれる背景から、DX化を推進し、従来、人が手作業+表計算ソフトを活用して行っていた類の業務を、自動で出来るような仕組み化=システム導入のニーズが増えています。その解決策の一つとして、生産管理システムが存在します。今回は、製造業の企業であれば、一度は導入を考えたことがある、生産管理システムについて、概要を解説いたします。 2.生産管理システムとは 最初に生産管理システムについて定義します。まず、各単語の定義は以下です。 「生産:材料から何らかの方法を用いて、人が必要とする価値あるものをつくりだすこと」 「管理:何らかの基準・ルールから外れないように物事を統制すること」 「システム:機能を有したものが複数集まり、片方向又は、双方向に影響を与えながら作動する秩序を持った集まり・仕組みのこと」 以上の三つの言葉を単純につなげるとわかりにくいので整理すると、生産管理システムとは、「モノづくりの過程で諸々の状態・数値が、管理範囲から外れないように、ルールに則って監視・管理する仕組み」ということができます。 つまり、生産管理システムとは、それ自体を導入すれば、使えるようになるモノではなく、使うためには、使う側がどういったルールで管理するかを明確にしておき、それに適したシステムを選ぶ、作る必要があるものです。 では、以下で生産管理システムがクラウドと合わせることでどのような特徴が出来たのかを解説します。また、注目のシステムについては、「5.おわりに」に記載しています。 3.クラウドとは クラウドについて解説します。 多くの人にとって、クラウドの最もイメージしやすいものは、「インターネット上のデータ保存スペース」ではないかと思います。確かにこの機能は、クラウドが提供するサービスの一つです。 本コラムで取り上げる「クラウド」の定義は、「クラウド・コンピューティング(cloud computing)」で、その意味は、「インターネット上のネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービスなどを共有化して、サービス提供事業者が、利用者に容易に利用可能とするモデル」(※1)です。 対義語は、「オンプレミス(on-premises)」です。こちらは、「自社の中に、コンピュータ、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーションなどのハードウェア、ソフトウェアを保有して、自社で管理・運用するモデル」を意味しています。 従来、工場に生産管理システムを入れるとなると、通信速度、データセキュリティの観点から、オンプレミス方式で導入することが通常でした。現在は、通信速度、データセキュリティの技術向上のおかげで、クラウドをストレス無く、安心して使用できる環境になっており、今後は、クラウドが主流になっていくことでしょう。 (※1:総務省国民のための情報セキュリティサイトhttps://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/glossary/02.html#ku02) 4.クラウドを利用した生産管理システムの特徴 クラウドを利用した生産管理システムの特徴について解説します。 大きな特徴は、クラウドを活用することでSaaSとして、システムを提供できるということです。 従来はパッケージとして、開発完了後に一括でのシステム導入し、運用を開始することが標準でした。そのため、システムを導入するまで、導入後の安定稼働に長期間に渡って多くの労力を投入する必要がありました。それは、オンプレミス方式では、一度システムを導入すると、開発会社の手元からシステムが離れてしまい、容易にシステムに変更を加えることが出来ないからです。 一方、クラウドを使用することで、システム自体は開発会社の手元にある状態のまま、使用者が使いたい機能を選んでシステムを使えることが可能になりました。そのため、一度にシステムを導入する必要が無くなり、自社のペースに合わせて、システム導入を行うことが可能です。また、SaaSの場合、システムのバージョンアップがすぐに反映されるといったメリットがあります。注意点としては、従来のパッケージタイプのシステムをそのまま、オンプレミスからクラウドに移行した場合はこの限りではありません。 導入時にかかるコストとランニングコストにも影響があります。従来は、初期費用が多くの投資が必要になりましたが、クラウド+SaaSの場合、カスタマイズ無しならば、初期費用を抑え、年間のクラウド+システム使用料等を払うことで継続的にシステム使用が可能です。 5.おわりに 今回は、クラウドを利用した生産管理システムの概要について解説をしました。まだ数は少ないですが、クラウドを利用した生産管理システムも出てきています。 特に注目すべきは、ワードやエクセルを開発しているマイクロソフト社が提供している、ダイナミクス365です。このダイナミクス365の中に、生産管理システムを含んだ中小企業向けの基幹システムダイナミクス365BusinessCentralがあります。このシステムはSaaSタイプのため、導入コストを抑えるかつ、段階的に導入を進めることが可能です。そして、マイクロソフト社が提供している他の多くのサービス、ソフト、システムとの連携が可能です。そのため、「このシステムをこう使えばこんなこと出来ないか」といったように、自社内でシステム運用を開発、改善することが可能です。今後、注目度が増すクラウドを利用した生産管理システムの概要解説は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。 ■オンラインセミナー開催のお知らせ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ このような方におすすめ! AIに関心はあるが、自社の経営にAIを具体的にどう活用できるかを知りたい”製造業経営者”の方 営業部門がまだまだ属人的で、営業マンが個々の経験や勘に依存していると感じている”製造業経営者”の方 製造部門では熟練技術・職人的な業務があり、属人化・ブラックBOX化していると感じている”製造業経営者”の方 生産技術・生産管理部門も熟練者に知見とノウハウが集中して、標準化されていないと感じている”製造業経営者”の方 営業管理・生産管理・原価管理等の基幹システムに課題があり、非効率的で何か改善が必要と感じている”製造業経営者”の方 本セミナーで学べるポイント! ①”経営者目線”で知っておくべき製造業で実践できる具体的なAI活用事例が学べる! AIに関心はあるが、具体的な行動が取れない製造業経営者の為のセミナーです ②営業部門にAIを導入して営業マン個々の経験や勘に依存した体制から脱却した製造業事例が学べる! 営業部門で具体的にAIをどう活用していくのかがハッキリ分かるセミナーです ③製造・生産技術・生産管理部門にAIを導入して熟練技術・職人技術を標準化・継承できる事例が学べる! 製造現場と生産技術・生産管理部門でどんなAIが活用できるのかが明確になるセミナーです ④販売・仕入・在庫・原価管理・生産管理等の基幹システム系にAIを活用している事例が学べる! 各業務の管理や基幹システムでAI活用して改革できる手法を学べるセミナーです ⑤自社の経営のどこにAIが活用できるかが分かり、具体的な行動計画が作れる! 理論・理屈ではなく、現場で実践できる具体的な手法が分かります! ▼詳細、お申し込みはこちらから▼ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event//a> ■ダウンロード事例集のご紹介 「中堅・中小製造業経営者様向け“工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート」 船井総研セミナー参加企業様からのご要望が多いテーマに絞って「工場のAI・デジタル化」事例を解説! 【事例①】AI活用を通じて「見積もり業務の標準化・脱属人化」を推進! 【事例②】付加価値を生まない検査工程から人手を開放!AIを活用した外観検査体制の構築! 【事例③】現場に散乱していた生産日報・日常点検表等のペーパーレス化を実現! その他にも、工場のAI・デジタル化の最新事例をご紹介! 上記の事例レポートは無料でダウンロードいただくことができます! ▼事例レポート無料ダウンロードお申し込みはこちら▼ https://smart-factory.funaisoken.co.jp/download/201208/

クラウドを活用するメリット:後編

2021.01.29

今回は「クラウドを活用するメリット:後編」と題しまして、製造業におけるクラウド活用の主なメリットのうち、「コスト面以外のメリット」についてご紹介いたします。 ※「クラウドを活用するメリット:前編」は以下のURLからご覧いただけます。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/210115-2/ 1.導入面のメリット クラウド活用におけるコスト面以外のメリットとして、「導入面のメリット」が挙げられます。 ※クラウド=インターネット上のサーバーを利用してソフトウェアを利用すること オンプレミス(=自社内で独自の物理的なサーバーを保有し、自社内の設備によってソフトウェアを運用すること)と比べて、システムの導入が円滑に進みやすいという利点があります。 オンプレミスの場合、 開発環境や商用環境のインフラ設計・構築が独自に必要となる ネットワークの構築のために導入決定~利用開始までおよそ1年前後の期間を要する 等の特徴があります。 一方で、クラウドの場合、 システムの運用に必要なITリソースを自社で調達する必要がない 比較的容易にアカウントを取得できるため、申し込み・決済後すぐにサービスを利用開始できる という特徴があります。 2.運用面のメリット 続いて、クラウドの運用面に関するメリットです。 ①災害に強い オンプレミスの場合、「災害発生時に弱い」という点が運用面の課題としてよく取り上げられます。 具体的には、自社内に物理サーバーを構えてデータを運用するため、万一災害が発生した場合に、自社内のサーバーやデータの復旧に支障をきたすことが懸念されます。 一方で、クラウドサービスのサーバーは、データセンターに置かれているのが一般的です。 データセンターは、地震だけでなく火災や停電にも強い構造となっているため、自社でサーバーを保管するよりも、安全にデータを守ることができます。 ②場所を問わず、多様なデバイスからデータへのアクセスが可能 オンプレミスの場合、災害が発生すれば建物の倒壊や停電等によって会社で仕事ができない状況に陥ることが十分に考えられます。 災害の発生により出社が困難な場合や、会社の建物が倒壊した場合、システムの利用や事業そのものをストップせざるを得ません。 一方で、クラウドの場合、社内で使っているパソコンに限らず、インターネット環境さえ整備されていれば、社外であっても様々なデバイスを使って仕事を進めることができます。クラウドの活用によって最低限仕事が進められる状態を予め用意しておくことで、災害のために出社が困難な場合でも、自宅のパソコンやスマートフォン等のデバイスを用いて事業を継続することができます。 3.管理面のメリット 最後に、クラウドの管理面の主なメリットについてご紹介します。 ①サーバーのメンテナンスが不要 クラウドの場合、サーバーのメンテナンスをサーバーの提供事業者に任せることができるため、自社の事業やサービスの構築・運営に集中することができます。 社内にインフラ管理専門の担当者が社内にいる場合は、その担当者の管理負担を軽減することにも繋がります。 ②サーバーの機能や台数等を柔軟に調整することができる 一般に、オンプレミス型のサーバーの場合、機能等の変更に比較的長い時間を要するため、導入時にサービス拡大後のことも予め想定してシステム導入しておく必要があります。 一方でクラウドサーバーの場合、Web上でサーバーの機能や台数等の変更が随時可能です。 そのため、後から必要な分だけ機能や台数等を拡張していくという方針をとることが可能なので、管理面での無駄が発生しにくいというメリットがあります。 4.おわりに 以上、クラウド活用におけるコスト面以外のメリットについて、簡単にご紹介させていただきました。 新型コロナウイルスの影響により、企業規模を問わず働き方改革の実践がより一層求められていく中、自社内のデータの運用・管理方法についても、時流に適応した形を模索していきたいところです。 ■【2021年3月開催】オンラインセミナー開催のご案内 「製造業・メーカーの為の初めてのAI活用!社長セミナー」 <このような方におすすめ> 大手メーカーを除く中堅・中小メーカーの社長様 AIには興味はあるが、何から手を付ければ良いのか分からない社長様 自社のどんな業務にAI活用できるのか、自社で本当にAI導入できるのか分からない社長様 漠然とした理論・概論ではなく、実践的で現実的なAI手法を知りたい社長様 大手ではなく、中堅・中小の製造業・メーカーのAI取組事例を知りたい社長様 ▼オンラインセミナーの詳細・お申し込みは以下のURLから▼ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■ダウンロード事例集のご紹介 「中堅・中小製造業経営者様向け“工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート」 いつも当メルマガ・コラムをご愛読いただきありがとうございます。 今回は「クラウドを活用するメリット:後編」と題しまして、製造業におけるクラウド活用の主なメリットのうち、「コスト面以外のメリット」についてご紹介いたします。 ※「クラウドを活用するメリット:前編」は以下のURLからご覧いただけます。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/210115-2/ 1.導入面のメリット クラウド活用におけるコスト面以外のメリットとして、「導入面のメリット」が挙げられます。 ※クラウド=インターネット上のサーバーを利用してソフトウェアを利用すること オンプレミス(=自社内で独自の物理的なサーバーを保有し、自社内の設備によってソフトウェアを運用すること)と比べて、システムの導入が円滑に進みやすいという利点があります。 オンプレミスの場合、 開発環境や商用環境のインフラ設計・構築が独自に必要となる ネットワークの構築のために導入決定~利用開始までおよそ1年前後の期間を要する 等の特徴があります。 一方で、クラウドの場合、 システムの運用に必要なITリソースを自社で調達する必要がない 比較的容易にアカウントを取得できるため、申し込み・決済後すぐにサービスを利用開始できる という特徴があります。 2.運用面のメリット 続いて、クラウドの運用面に関するメリットです。 ①災害に強い オンプレミスの場合、「災害発生時に弱い」という点が運用面の課題としてよく取り上げられます。 具体的には、自社内に物理サーバーを構えてデータを運用するため、万一災害が発生した場合に、自社内のサーバーやデータの復旧に支障をきたすことが懸念されます。 一方で、クラウドサービスのサーバーは、データセンターに置かれているのが一般的です。 データセンターは、地震だけでなく火災や停電にも強い構造となっているため、自社でサーバーを保管するよりも、安全にデータを守ることができます。 ②場所を問わず、多様なデバイスからデータへのアクセスが可能 オンプレミスの場合、災害が発生すれば建物の倒壊や停電等によって会社で仕事ができない状況に陥ることが十分に考えられます。 災害の発生により出社が困難な場合や、会社の建物が倒壊した場合、システムの利用や事業そのものをストップせざるを得ません。 一方で、クラウドの場合、社内で使っているパソコンに限らず、インターネット環境さえ整備されていれば、社外であっても様々なデバイスを使って仕事を進めることができます。クラウドの活用によって最低限仕事が進められる状態を予め用意しておくことで、災害のために出社が困難な場合でも、自宅のパソコンやスマートフォン等のデバイスを用いて事業を継続することができます。 3.管理面のメリット 最後に、クラウドの管理面の主なメリットについてご紹介します。 ①サーバーのメンテナンスが不要 クラウドの場合、サーバーのメンテナンスをサーバーの提供事業者に任せることができるため、自社の事業やサービスの構築・運営に集中することができます。 社内にインフラ管理専門の担当者が社内にいる場合は、その担当者の管理負担を軽減することにも繋がります。 ②サーバーの機能や台数等を柔軟に調整することができる 一般に、オンプレミス型のサーバーの場合、機能等の変更に比較的長い時間を要するため、導入時にサービス拡大後のことも予め想定してシステム導入しておく必要があります。 一方でクラウドサーバーの場合、Web上でサーバーの機能や台数等の変更が随時可能です。 そのため、後から必要な分だけ機能や台数等を拡張していくという方針をとることが可能なので、管理面での無駄が発生しにくいというメリットがあります。 4.おわりに 以上、クラウド活用におけるコスト面以外のメリットについて、簡単にご紹介させていただきました。 新型コロナウイルスの影響により、企業規模を問わず働き方改革の実践がより一層求められていく中、自社内のデータの運用・管理方法についても、時流に適応した形を模索していきたいところです。 ■【2021年3月開催】オンラインセミナー開催のご案内 「製造業・メーカーの為の初めてのAI活用!社長セミナー」 <このような方におすすめ> 大手メーカーを除く中堅・中小メーカーの社長様 AIには興味はあるが、何から手を付ければ良いのか分からない社長様 自社のどんな業務にAI活用できるのか、自社で本当にAI導入できるのか分からない社長様 漠然とした理論・概論ではなく、実践的で現実的なAI手法を知りたい社長様 大手ではなく、中堅・中小の製造業・メーカーのAI取組事例を知りたい社長様 ▼オンラインセミナーの詳細・お申し込みは以下のURLから▼ このセミナーは終了しました。最新のセミナーはこちらから。 https://smart-factory.funaisoken.co.jp/event/ ■ダウンロード事例集のご紹介 「中堅・中小製造業経営者様向け“工場のAI・デジタル化”最新事例解説レポート」